第6回 試行錯誤
DATE 5/15(Sat)
PLACE BKC GREEN FIELD
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 7 7 7 13 34
CRUSADERS 0 0 0 0 0
1Q 7:53 #9松田Pass→#87長野 26yds TFP#27佐伯Kick
2Q 10:37 #9松田Pass→#34井上 28yds TFP#27佐伯Kick
3Q 6:17 #39東條Run 5yds TFP#27佐伯Kick
4Q 0:17 #34井上Run 73yds TFP#27佐伯Kick
  9:30 #34井上Run 59yds
STATS
  PANTHERS CRUSADERS
Touch Down 5 0
1st Down(ラン-パス-反則) 14(8-2-2) 7(5-1-1)
P-A-T 1point 4/5 0/0
2point 0/0 0/0
総獲得yds 382 111
攻撃回数 53 45
平均yds 7.2 2.46
パス 獲得yds 113 85
成功/回数 9/14 14/23
成功率 64.2% 60.8%
被インターセプト 1 1
ラン 獲得yds 269 26
回数 39 22
平均yds 6.89 1.18
FG 成功/回数 0/0 0/0
反則 回数 3 5
喪失yds 17 35
ファンブル 0-0 0-0
3rd Down Comversions 5/10 2/12
4th Down Comversions 0/0 0/2
記録は筆者によるものです。
正式な記録とは若干のズレがあると思います。
 
春のシーズンも中盤戦。
中4日での連戦が終わったと思えば、次は土日連戦というハードな日程に入る。
これまでは経験を積ませるためにトップチームとJVの差をつけない起用が目立っていたが、
今週からはある程度のチーム分けが見えてくるが...
まずは東海学生リーグから南山大学を迎えてのJV戦だ。
 
-復帰-
コイントスは立命が勝利し、後半をチョイス。
K#27佐伯のキックオフはアウトバウンズに出るものの、南山はその地点からの攻撃をチョイス。
自陣20ydsからの南山大学のファーストシリーズ。
1 and 10は南山QB#8林のパスをCB#36松井がカット。
南山副将RB#22木全のランで10ydsを走られてダウン更新を許すと、
RB#7近藤に20yds走られて立命陣内への侵入を許してしまう。
その後はディフェンス陣が踏ん張りパントへと追い込むが、南山のパントが良く
立命は自陣4ydsからのオフェンスを強いられる。
先発QBは長浜ひょうたんボウル以来の#9松田。
まずは一回生TB#39東條の2回のランで5ydsを進むと、
3 and 5で一回生TB#34井上が左オープンを抜けて30ydsのゲイン!
レッドゾーンを脱出すると、#34井上が5yds、#39東條が3ydsのラン。
3 and 5でのWR#87長野へのパスの間に南山がフェイスマスクの反則を犯してダウン更新。
#34井上の2回のランで7ydsゲインすると、WR#81今津へ4ydsのパスが決まって再びフレッシュ。
最後はパスを受け取った#87長野が左サイドへ抜けてエンドゾーンへ。
QB#9松田の復帰ドライブをTDで締める。
 
-耐える-
直後の立命K#27佐伯のキックオフはノーバウンドでエンドゾーンへ。
タッチバックとなり南山は自陣20ydsから二回目のシリーズ。
南山QB#8林のパスはフワリとしたパスなのだが、これがなかなか止められない。
WR#83濱本や主将WR#87川村へのパスに#7近藤のランを織り交ぜて展開され
このシリーズもジリジリと立命陣内までの侵入を許してしまう。
第2Qに入ってエンドが変わると#36松井のパスカット、LB#45加舎の好タックルで食い止めた。
しかし、このパントも絶妙。
立命陣1yrdで止められて、再び厳しい位置からのオフェンスを強いられる。
このシリーズは#34井上のランを3回続けて出してダウン更新を獲得するものの、
WR#81今津を狙ったロングパスを南山DB#10永井にインターセプトされてしまう。
敵陣32ydsからの南山オフェンスというピンチを背負った立命ディフェンス。
これまでも立命陣に侵入を許してからは食い止めていたが、このシリーズも同様だった。
#8林のパスは失敗、2 and 10で#8林のキープで8ydsゲインされるものの、3rdダウンはノーゲイン。
4th ダウンギャンブルはRB#26鈴木を立命DE#80高橋のロスタックルが決まってターンオーバー。
これで自陣30ydsからのオフェンスとなると#34井上のランが1yrd、
WR#18福永へのパスとTB#31松森のランで5ydsずつ稼いでダウン更新。
#34井上のラン12ydsと#9松田のスクランブル12ydsで連続ダウン更新をするものの、
そこからは進めず。3rd ダウンで#9松田がQBサックを被弾した上に、
4th ダウンのパントが乱れて#15谷口が蹴れず。
再びターンオーバーとなってしまうのだが、
直後の南山#8林のパスを立命SF#22西川がインターセプト!
前半残り2分50秒。立命がディフェンスのビッグプレーで流れを変える。
 
-待望の二本目-
前半最後に敵陣47ydsからという好位置からのオフェンス。
まずは#31松森のランを重ねてダウン更新をすると、
スクリーンパスを受けた#34井上が上手くディフェンスを交わしてエンドゾーンへ!
これでようやく14-0とする。
南山の前半最後のシリーズはディフェンスの調子が上がってきたこともあり、
DLのパスラッシュでパス失敗に追い込んだり、CB#26脇の好タックルでほとんど進ませず。
最後はDT#96神山のQBサックが決まって前半終了となった。
 
-後半スタート-
後半は南山キックオフで立命RET#34井上がリターンし自陣32ydsからの攻撃。
QBは#15谷口に交替する。
#39東條のランで4yds、#31松森へのピッチは2ydsのロスで3rd ダウンロング。
ここは#39東條へスクリーンパスをヒットさせるものの、フレッシュには僅かに届かずパント。
南山は後半からQBに二年生#32勝を投入。
#7近藤のランはスベって8ydsのロス、今度はショットガンからシャベルパスを決めて取り戻すが、
3 and 10でもDLのラッシュがよく8ydsのロスタックルを決めてスリーアンドアウトにしとめる。
南山のパントをフェアキャッチし、立命二回目のシリーズは敵陣35ydsから。
まずはFB#2田へのパスで一発フレッシュ。
WR#87長野のリバースランで8ydsゲインすると、#31松森のランで二度目のフレッシュ。
最後は#39東條が5yds走って後半最初のTDを挙げる。
 
-ポイントはパント-
南山は自陣23ydsからのオフェンス。
パスの弾道がよい#32勝をQBに据えた南山は積極的にパスオフェンスを展開。
WR#19江口へ28ydsのパスをヒットしていきなり立命陣に侵入すると、
#7近藤へのパスで5ydsのゲイン。
その後は反則で罰退、立命CB#28小山(寛)のパスカットで不成功、
最後はDT#98遠藤のロスタックルでパントへと追い込む。
前半から南山のパントは良かったが、ここも好パント。
立命は自陣10ydsからの攻撃となる。
#15谷口のQBキープで9ydsゲインするものの、直後にホールディングの反則で罰退。
一回生WR#82鈴木への7ydsパスがヒットしてダウン更新をするが、
その後は一回生TB#29上野へのパスが不成功、#15谷口のスクランブルも1yrd止まり、
#87長野へのパスもダウン更新には至らずにパントとなってしまう。
次のシリーズはCB#13北村があと少しでインセプというプレーなど、
ディフェンスが奮起してスリーアンドアウト。
しかし、このパントでも南山のカバーチームのタックルが良く、ほとんどリターンできず。
パントでは南山に軍配が上がっていた。
 
-衝撃の一発-
ここで第4Qに入り、エンドが変わる。
立命は自陣27ydsからの攻撃だったが、#34井上が左オープンを抜けると一気に加速!
南山DBが迫ってきたが、#81今津のブロックに助けられてそのままエンドゾーンへ!
73ydsのTDが決まって28-0とする。
次の南山のシリーズは一回生LB#57藤本の好タックルなどでパントへ追い込むものの、
パント時に反則があり(ラフィングザキッカー)、南山にダウン更新を与えてしまう。
しかし、その後は二回生LB#60滝澤や一回生DB#35大関のロスタックルでパントへ。
このパントはタッチバックとなるが、立命の好リターナー陣にリターンを許さない。
 
-トドメの二発目-
自陣20ydsからの立命オフェンス。
#31松森のランはノーゲイン、#82鈴木へのパス、#34井上のランがそれぞれ3ydsでパントとなるが、
パント時に南山が交替違反の反則を犯してダウン更新。
そこからは一回生TBの共演。
#34井上と#31松森がそれぞれコンスタントにゲインを稼ぐと、
ここでもやはり#34井上。南山D#のタックルを交わして独走!
南山D#の選手をぐんぐん突き放すスピードでエンドゾーンへ!
TFPはスナップが乱れて蹴れず34-0。
南山の最後のオフェンスも4thダウンギャンブルをQBサックで仕留めて完封した。
 
 
 
この日からトップチームとJVの区分けがハッキリするかなと思ってBKCに向かいましたが、
スターターは攻守ともにセカンド・サードチームというスターターでしたね。
前回の観戦記でも触れましたがQBはエースの#9松田。
長浜の負傷交替から久々だったので試合勘を取り戻そうという意図があったのではと思います。
 
まず、南山についてですが、個々の能力では高い選手が数名いましたね。
主将のWR#87川村は191cmという長身でスピードもありましたし、
#7近藤や#22木全もスピードがあり、この2人のランプレーには苦しめられました。
QBは二回生#32勝の方が良かったですね。いいパスを投げてたと思います。
昨秋は東海学生でも下位に甘んじた南山ですが、歯車が噛み合えば上位復活もあると思います。
あと応援団のチアリーダー部がバスで見学に来ていたことは感心しましたね。
少しお話させて頂いたんですが、アスリートクラブハウスとグリーンフィールドが
アメフト部とラグビー部専用ということに驚いてました。
一団ではなくてバラバラになって応援する形になってしまったのが残念だったかな。
せっかくなので固まって応援していれば声援も飛ばせたと思うんですが、
パンサーズとしても相手チームの応援席について考えないといけないかもしれないですね。
 
では、立命について。
これまでの試合でも後半などでは出場していましたが、このOLユニットとしては初の試合のはず。
ということもあり、OLユニットとしてのプレーではイマイチでしたね。
アサインメントミスなのか、明らかにブロックできてないプレーもありましたし、
ショートヤーデージでも中央のパワープレーより、外へ展開してバックスの個人技任せのコールでした。
結果的に個々の勝負となってしまったOL陣ですが、相手は上級生。
苦しいところも多々あったようです。
一回生TB陣は既にこのレベルでも圧倒的ですね。
最後の#34井上のTDランは南山D#陣との差がどんどん開いていきました。
ディフェンスは前半は南山QB#8林のふんわりとしたパスに逆にてこずりましたね。
DB陣が南山の上回生WR陣に競り負けてしまいました。
DLやLB陣はセカンドチームという面々で力の違いを見せました。
サックは少なかったとはいえ、ランプレーのライン戦では負けていませんでした。
ただ、全体的にはタックルの甘さが気になったところ。
余分なゲインを奪われていたと思います。
話題の一回生としてはWR#82鈴木は日大三高からのスピードスター。
DE#95武知は立命でも活躍した兄に次いでの入部で楽しみな存在。
この試合はメンバー表を見ても一回生が多く、ほとんどが出場していたと思います。
全てを紹介できなくて申し訳ないです。
 
JV戦もあと2試合。
どれだけの選手が登場して経験を積んでいくのか、楽しみです。
 
 
 
Offence Deffence
OL 59 伊藤 寛 3 DE 80 高橋 伶太 2
OL 55 白江 勇樹 3 DT 96 神山 恭祐 1
OL 58 三木 啓史 2 DT 90 小山 晃宏 1
OL 73 坂口 裕 1 DE 95 武知 現大 1
OL 70 馬場 浩平 1 LB 45 加舎 昌由樹 4
WR 18 福永 祥平 4 LB 92 池尾 清也 3
WR 81 今津 初夫 3 LB 5 太田 恵介 1
WR 87 長野 庄馬 2 CB 36 松井 勇樹 3
FB 2 田 優祐 4 FS 14 長谷川 祐介 3
TB 39 東條 健人 1 SS 22 西川 拳太 2
QB 9 松田 竜太 4 CB 26 脇 圭佑 2
K 27 佐伯 眞太郎 1 P 15 谷口 翔真 3
春・第1回 「好スタート」
 
春・第2回 「期待と課題と」
 
春・第3回 「運と実力」
 
春・第4回 「大きな差」
 
春・第5回 「今の実力」
 
春・第6回 「試行錯誤」
 

i-modeからの試合速報です

JV・南山大学戦メンバー表です
関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。
立命館大学パンサーズ
立命館宇治高校パンサーズ立命館守山高校パンサーズ立命館慶祥高校パンサーズ立命館高校パンサーズ
inserted by FC2 system