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第3回 |
運と実力 |
DATE |
4/29(Hol) |
PLACE |
NAGAHAMA DOME |
SCORE |
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
PANTHERS |
6 |
9 |
0 |
15 |
30 |
PHOENIX |
0 |
13 |
0 |
14 |
27 |
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1Q |
9:42 |
#30北川Run 8yds |
TFP#17松山Kick |
2Q |
1:55 |
#17モトウIntersept Return 70yds |
TFP#39井ノ口Kick |
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4:21 |
#9松田Pass→#99荒木(悠) 4yds |
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10:53 |
#17松山Field Goal 22yds |
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11:53 |
#11藤本Pass→#81中村 63yds |
TFP#39井ノ口Kick |
4Q |
2:27 |
#23原田Run 4yds |
TFP#39井ノ口Kick |
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4:35 |
#12川上Pass→#10朝池 17yds |
TFP#39井ノ口Kick |
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8:37 |
#9松田Pass→#11呉田 4yds |
TFP#17松山Kick |
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11:05 |
#15谷口Pass→#25宜本 37yds |
TFP#15谷口Pass→#1田中(翔) |
最優秀選手 |
WR #25 宜本潤平 |
敢闘賞 |
WR #81 中村輝晃クラーク |
優秀ラインマン賞 |
OL #52 鈴木快幸 |
優秀バックス賞 |
TB #27 高野橋慶大 |
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STATS |
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PANTHERS |
PHOENIX |
Touch Down |
4 |
4 |
1st Down(ラン-パス-反則) |
19(9-9-1) |
13(4-9-0) |
P-A-T |
1point |
1/1 |
3/3 |
2point |
1/3 |
0/1 |
総獲得yds |
414 |
304 |
攻撃回数 |
67 |
47 |
平均yds |
6.17 |
6.46 |
パス |
獲得yds |
233 |
215 |
成功/回数 |
22/32 |
11/27 |
成功率 |
68.7% |
.% |
被インターセプト |
1 |
3 |
ラン |
獲得yds |
181 |
89 |
回数 |
35 |
20 |
平均yds |
5.17 |
4.45 |
FG |
成功/回数 |
1/2 |
0/1 |
反則 |
回数 |
1 |
2 |
喪失yds |
10 |
30 |
ファンブル |
1-1 |
0-0 |
3rd Down Comversions |
7/14 |
2/9 |
4th Down Comversions |
2/2 |
1/1 |
Ball Possesion |
29:46 |
18:14 |
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例年スタートの場となっていた長浜ひょうたんボウルも今年のスケジュールでは3試合目。
二年連続で関東の強豪・日本大学を迎えての一戦となった。
-まずはディフェンス-
コイントスは立命が勝ち、後半をチョイス。
日大がリターンして自陣30ydsからのファーストシリーズ。
QB#11藤本からWR#5中田へのパスを決められいきなりダウン更新を許すと、
RB#21中西がランとパスレシーブでゲインして立命陣内へ。
しかし、2 and 10で#11藤本が放ったパスを立命FS#35柘植がインターセプト!
ディフェンスのビッグプレーで攻撃権を奪う。
立命スターターQBは#9松田。
まずはWR#1田中(翔)へのパスで2ydsゲインするとTB#30北川の2ydsラン。
TB#27高野橋へのスクリーンパスが16ydsのビッグゲインとなり敵陣へ。
しかし、#1田中(翔)へTDを狙ったロングパスは失敗、#30北川の中央ランは3yds止まり。
ここで49ydsのFGを一回生K#32佐伯が狙うも、左に逸れて失敗してしまう。
返しの日大オフェンスは自陣32ydsから。QBはローテーションで#12川上が登場するが、
この3 and 2で放ったパスを今度はCB#23田中(彰)がインターセプト!
2シリーズ続けてディフェンスのビッグプレーが飛び出し、勢いを掴む。
-応えるオフェンス-
ディフェンスのビッグプレーに応えるのがオフェンス。
このシリーズ、WR#25宜本への18ydsのパスでいきなりダウン更新すると、
#27高野橋、#30北川のラン、そして#30北川へのスイングパスでダウン更新すると、
今度はTE#99荒木(悠)へ18ydsのパスを決めてレッドゾーンへ侵入。
そこから#9松田の右ロールからのランで8yds。
#30北川の中央突破でゴール前8ydsに迫ると、最後も#30北川。
日大ディフェンス陣のタックルを引きずりながらもエンドゾーンに飛び込み先制TD!
TFPはホルダーの#11呉田がボールを置けず、エンドゾーンの#99荒木(悠)へパスを試みるも失敗。
しかし、6-0と先制する。
-1つのミス-
直後のキックオフは立命のカバーチーム#20石井(悠)が素早い出足で日大のリターンを許さず。
日大は3人目のQB#13安藤が登場するも、パス失敗を続けてスリーアンドアウト。
立命は自陣21ydsから3回目のシリーズを迎える。
このシリーズはWR#87長野へのパス、#27高野橋のラン、
敵陣に入り再び#87長野へのパスで敵陣30ydsまで攻め込むものの、
#9松田が苦し紛れに放ったパスを日大LB#17モトウにインターセプトされ、
そのままエンドゾーンに持ち込まれてしまう。TFPも決められて6-7と逆転を許す。
-やり返す-
これで黙っている立命オフェンスではない。
直後のシリーズはファーストプレーで#27高野橋が41yds、12ydsと走っていきなり敵陣侵入。
続けて#30北川も中央を抜けて12ydsゲイン。これでゴール前6ydsへ。
そこから#30北川、#9松田のランと続け、最後は#99荒木(悠)へTDパスをヒットさせて12-7と再逆転。
TFPは#1田中(翔)へのパスを試みるも失敗に終わってしまう。
日大の次のシリーズはQB#11藤本。DE#6十亀のロスタックルなどがあるものの
#23原田の29ydsのランや#10朝池への20ydsパスなどで立命陣内へ。
なんとかFGへ食い止めると、日大K#39井ノ口が46ydsを失敗。
これで自陣29ydsからの攻撃権を得た立命。
#9松田がスクランブルして29ydsのゲイン。さらに#30北川の中央突破が20ydsのゲイン。
そこから#27高野橋が2回のランでダウン更新を重ねると、
#37牧野へのパスが4ydsでゴール前8ydsへ。
#30北川のランが3ydsのゲインでゴール前5ydsまで迫るが、3 and 3のパスはチップされて失敗。
ここは#17松山が22ydsのFGを決めて15-7とする。
-終了間際に-
残り1分。
キックオフカバーは#4倉田のタックルが入り、ほとんどリターンさせず。
このシリーズも日大はQB#11藤本。
ダウン更新を一度許した直後、WR#81中村へのロングボムを決められ、前半残り7秒で失点。
同点を狙ったTFPは失敗に終わるものの、15-13と追い上げられて前半を折り返す。
-後半開始-
後半は日大のキックオフ、立命のリターンからスタート。
TB#34井上が30ydsまでリターンして後半ファーストシリーズ。
まずは#1田中(翔)への2ydsパス、#30北川のランが1yrdのロスになって
3 and 9は#27高野橋へのスクリーンパスが決まって11ydsのゲインでダウン更新。
しかし、#11呉田・#1田中(翔)へのパスが決まるもののファーストダウンに至らず。
後半最初のシリーズはこの試合の初パントで終わってしまう。
日大の後半ファーストシリーズは自陣10ydsから。
ここは立命FS#35柘植がブリッツからのロスタックルを決めてスリーアンドアウトに仕留める。
返しの立命のオフェンスは自陣40ydsからの好ポジションとなるものの、
3 and 1での#30北川のランが止められパントを蹴ることになってしまう。
この後の日大のシリーズは自陣15ydsから。
ダウン更新を許してしまうものの、#35柘植の激しいパスカットなどもありパントへ。
しかし、#35柘植はこのプレーでサイドラインへと下がってしまう。
立命三度目のシリーズはこの試合初めて#9松田がQBサックを被弾するなどしてスリーアンドアウト。
オフェンスが低調になり始めてきた。
-再々逆転-
第3Q残り1分20秒、日大は自陣30ydsからのスタート。
ここで#81中村へ40ydsのパスをヒットされると、#25藤巻へ11ydsのパスを決められて連続ダウン更新。
直後のプレーで立命LB#8佐藤のQBサックが炸裂し大きくロスさせるものの、
#11藤本のQBキープを止められず。ギャンブルも成功させてしまいゴール前へ迫られる。
そして最後は#23原田のTDラン。
TFPはキックを決められ15-20と逆転を許してしまう。
-悪い流れ-
後半ファーストシリーズから低調になりはじめていたオフェンス。
2シリーズ続けてスリーアンドアウトで終わっていた上に、逆転されたこともあり、
オフェンス陣に焦りがあったのかもしれない。
このシリーズで#27高野橋がまさかのファンブルロスト。
これで日大に立命陣32ydsからの攻撃権を渡してしまうと、
#12川上から#10朝池へのTDパスを決められて15-27。
12点差と突き放されてしまう。
-諦めたらそこで...-
第4Q残り7分25秒で12点差。まだ十分逆転は可能。
ここから意地のオフェンスが展開される。
キックオフで#11呉田が35ydsリターンし敵陣49ydsからのスタートとすると、
#9松田が#25宜本・#11呉田へのパスをヒットさせてダウン更新。
直後にエクスチェンジミスからファンブルをするも事なきをえず。
そこからは#1田中(翔)、#99荒木へのパスで着実にゴール前へ迫ると
最後は#11呉田へ3ydsのパスをヒットさせて21-27!
TFPのキックは#17松山が決めて22-27。
これで5点差に迫ると次は当然オンサイドキック。
#1田中(翔)のキックは絶妙なバウンドで...#25宜本の胸へ!
オンサイドキック成功で連続の攻撃権を獲得!
ここから#11呉田、一回生WR#12頓花へのロングパスは失敗。
3 and 10では#9松田が逃げながらも#27高野橋へのパスをヒット!
しかし、プレー後のタックル(日大ラフィングザパサーの反則)で#9松田が負傷。
チャンスは広がったもののエースQBの交代という代償を負う。
登場したのは三回生QB#15谷口。
まずは自らのキープで7ydsゲインすると、次のプレーでは相手DTを青天させて1yrdゲイン。
しかし、3 and 3では#25宜本のリバースからのランが痛恨の-7ydsロスタックルを被弾し、
運命の4th ダウンへ。
スナップ前に日大ディフェンス陣が立命のフォルススタートをアピールするも、
笛は鳴らずにプレーがスタート。
QB#15谷口がパスターゲットを探すが日大DL陣のラッシュが届き、
QBサック被弾で終わるかと思ったその瞬間、
足が止まっていた日大DB陣の裏に走りこんでフリーになっていたのがWR#25宜本!
#15谷口はタックルを受けながらも#25宜本へパスをヒットさせてTD!
このTFPは当然2ポイントを選択。#15谷口から#1田中(翔)へのパスがヒットして30-27!
試合時間残り55秒で3点差とする。
-トドメの一発!-
問題は残り55秒、死守できるか。その不安は的中する。
キックオフリターンで日大#3のビッグリターンを許し、
いきなりのピンチかと思いきや、リターン中にホールディングの反則があり10ydsの罰退。
それでも立命陣47ydsからの日大オフェンス。
#11藤本のスクランブルで10ydsのゲインを許しダウン更新。
スパイクでゲームクロックを止めた後、再び#11藤本のスクランブルはノーゲイン。
そして残り23秒。
#11藤本が放ったパスを、一回生DB#20石井(悠)がインターセプト!!
これで完全にトドメを刺した!
30-27で立命が日大を撃破。
第60回の記念大会となった長浜ひょうたんボウルは史上稀に見る激戦となり幕を閉じた。
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幸運にも勝てた、というのが正直な感想です。
日大の選手はボールへの集まりも速く、当たりも強く、
立命の観客席からも「すごい」という声が上がるほどでした。
その日大に後半オフェンスドライブされ逆転。こちらは全く攻撃が出ていなかった状況で12点差。
厳しい状況を打破したのは立命の諦めない姿勢でした。
あそこからの粘りというのは、今年のチーム作りでも役に立つと思います。
逆に日大で残念だったのが立命の逆転TDとなったプレー。
立命OLのフォルススタートを指摘していたために、日大D#の何人かがプレーを止めようとしました。
結果、DLのラッシュ・DB陣のカバーも遅れ#25宜本がどフリーになったのは当然。
審判が笛を吹くまでプレーは止めていけない意識が足りなかった。
あのプレーでまともにスタートしていたら、逆転TDパスは決まっていなかったでしょう。
日大D#陣は自らの凡プレーが招いた逆転・敗戦で、相当怒られたと思います。
こういう意識の差が結果に繋がったと思っています。
試合全般に関していうと、長浜ひょうたんボウル史上最高にスリリングな展開でしたね。
立命・日大ともに個々ではレベルの高いプレーを見せてくれました。
お互いのこの試合にかける意気込みが見える試合でした。
そのぶん、逆に残念なのが4月下旬という時期にこのカードをやること。
新年度が始まったばかりでファンダメンタルも出来ていない状態での全力の試合。
最初のシリーズが始まった時に、本気で怪我を心配しました。
長浜ドームの人工芝もその心配の要因の一つです。
ここは固い人工芝のタイプなので、どうしても足に負担がかかってしまいます。
結果、立命は主力で負傷したメンバーが数名でました。
この時期・コンディションで日大戦というハードな試合をするのは再考が必要でしょうね。
では立命について。
オフェンスはランプレーは中央やオフタックルなどのプレーがよく出ていました。
当たりにも強いTB#27高野橋、TB#30北川の二人というのも大きかったですが、
3−4で守っていた日大D#に対してOLのブロックもしっかりしていました。
逆に横に広げるようなプレーは日大守備陣にはほぼ通用しませんでした。
QB#9松田のパスに関してはこの試合もショート・ミドルを通していくプランでした。
ただ、これは吹田戦からも気になってるのですが、ロングがほとんど決まりません。
この日は風の影響がないドームでの試合。
WR#1田中(翔)や#11呉田への惜しいパスもありましたが、決めて欲しかったですね。
インセプリターンTDを喰らったパスは完全にミスでしたね。
あの状況では確実に投げ捨てるようにアウトバウンズに投げるか、自らダウンすべきでした。
OLユニットはまだパスプロに不安を残してますね。
アサインメント上でDLのラッシュがこぼれてしまうプレーもありましたが、
QBにもう少し時間を与えられないと強豪相手での試合では通用しません。
パワーがあり、ランブロックの片鱗は少しずつ見えているので、パスプロ強化は必須ですね。
ディフェンスは前半はよく守れていたと思います。
前半終了間際の1本もロングボムを決められたもので、事故のようなもの。
後半はじわじわと攻められたのが堪えましたね。
逆転TDを取られたドライブでも要所にいいプレーはあったんですが、
最後の詰めのところで日大に押し切られてしまいました。
DLではDE#6十亀が素晴らしい動きでした。
DT#38藤井(快)と共に日大QBへいいラッシュをかけていましたね。
DB陣ではFS#35柘植と一回生スターターとなったCB#20石井(悠)
FS#35柘植の一本目のインターセプトは完璧な形でしたね。
CB#20石井(悠)は試合全般でいいカバーを見せていましたね。
トドメのインターセプトは値千金でした。
前半終了間際の一発TDは仕方ありませんでした。日大WR#81中村は学生界を代表するWR。
今回は相手が悪かったと思うしかありません。
逆に今回の悔しさを糧に成長してもらえればと思います。
最初にも書きましたが、逆転勝利の代償は大きかったと思います。
この時期の試合にしてはハードな戦いで立命の主力に怪我人が続出しました。
次の試合のメンバー表で確認したいところですが、これだけ怪我が多いと心配になります。
まだ春という時期ではありますが、怪我しないことが一番ですから。
先週のJV戦から9日の早稲田戦まで中四日の詰まった間隔で試合が続きますから、
怪我には十分注意して欲しいと思います。
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Offence |
|
Deffence |
TE |
99 |
荒木 悠太 |
4 |
DE |
6 |
十亀 悠也 |
4 |
LT |
77 |
真田 康史 |
4 |
DT |
90 |
藤井 功輔 |
3 |
LG |
79 |
前田 剛史 |
2 |
DT |
38 |
藤井 快昌 |
2 |
C |
56 |
市川 千裕 |
4 |
DE |
95 |
山本 拓也 |
3 |
RG |
68 |
服部 真明 |
2 |
LB |
8 |
佐藤 修平 |
4 |
RT |
50 |
柴田 純平 |
2 |
LB |
43 |
盛田 大智 |
4 |
WR |
11 |
呉田 達哉 |
4 |
LB |
10 |
名倉 秀亮 |
3 |
WR |
1 |
田中 翔 |
4 |
CB |
23 |
田中 彰人 |
3 |
WR |
25 |
宜本 潤平 |
2 |
FS |
35 |
柘植 元希 |
3 |
TB |
30 |
北川 瞬 |
3 |
SS |
21 |
海島 裕児 |
4 |
QB |
9 |
松田 竜太 |
4 |
CB |
20 |
石井 悠貴 |
1 |
K |
1 |
田中 翔 |
4 |
P |
1 |
田中 翔 |
4 |
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東海大との定期戦、今年はBKC開催!
5月4日(祝) 東海大学戦は11:30キックオフに決定しました!
場所はBKCクインススタジアムです。お間違えのないようにお願いします。
天気予報も良さそうですし、ぜひBKCへいらしての応援、宜しくお願い致します!
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春・第1回 「好スタート」
春・第2回 「期待と課題と」
春・第3回 「運と実力」
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i-modeからの試合速報です |
日本大学戦メンバー表です |
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関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。 |
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