第1回 好スタート
DATE 4/17(Sat)
PLACE BKC クインススタジアム
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 14 14 0 7 0
MARVIES 7 0 3 0 10
 
1Q 10:10 #27高野橋Run 24yds TFP#17松山Kick
  10:57 #10安斎Pass→#7冨尾 75yds TFP#8Kick
  11:24 #30北川Run 59yds TFP#17松山Kick
2Q 8:19 #30北川Run 2yds TFP#17松山Kick
  11:04 #27高野橋Run 7yds TFP#17松山Kick
3Q 6:35 #8Field Goal 26yds  
4Q 0:49 #39井上Run 79yds TFP#17松山Kick
  「スプリングブリッツ 2010」と題して行われた吹田戦。
会場のクインススタジアムには立命館大学応援団が吹奏とチア勢ぞろいで登場。
RBCによる音響、アメフト解説でお馴染み近藤祐司さんによる実況付きという力の入れようだった。
 
-キックオフ-
コイントスは立命が勝ち。「佐藤ナイス!」一発目。
後半をチョイスして立命キックオフ、吹田リターンで試合開始。
リターナーは03年の立命主将だった吹田#22高橋。
自陣27ydsから吹田のファーストシリーズ。
一度のダウン更新を許すものの、吹田陣内で抑えてパントへ。
立命は自陣19ydsからのファーストシリーズ。QBは四回生QB#9松田(竜)
まずは#30北川のランを出すも、これはノーゲイン。
しかしFB#89佐紺へ10ydsのパスをヒットさせてダウン更新すると、
エースTB#27高野橋が5yds、26ydsとゲインを連発。
敵陣へ侵入し、敵陣33ydsでの4 and 3。
ここで#9松田(竜)はキッチリとWR#11呉田へパスを決めてギャンブル成功。
これで勢いに乗りTE#99荒木(悠)へのパス、#30北川のランでさらにダウン更新。
エンクローチメントでの反則罰退もあったが、#27高野橋が24ydsを走ってTD。
ファーストシリーズからTDドライブという好スタートを切る。
 
-一発攻勢-
返しの吹田のシリーズは自陣25ydsから。
中央のランプレーをノーゲインに止めた直後のパスプレー。
吹田WR#7冨尾が立命CBを振り切り左ディープで完全にフリーに。
そこへパスをヒットされてエンドゾーンへ。
両CBが新スターターとなった今年、このエリアは鍵になりそう。
その返しの立命のシリーズ。RET#11呉田の好リターンで自陣41ydsからのスタート。
WR#1田中(翔)へのロングパスは不成功となるものの、
2 and 10でハンドオフを受けた#30北川が吹田ディフェンス陣を上手く交わし、
ダウンフィールドの好ブロックにも助けられて59ydsのTDラン!
一発で取られたものには一発でお返しした。
 
-少しずつ-
直後の吹田のシリーズは二人の二回生DT#38藤井(快)・#98石神の好タックル、
吹田QB#10安斎のファンブルもあり、自陣内で抑える。
第2Qでエンドが変わり、立命の三回目のシリーズは自陣30ydsから。
まずは一回生WR#18頓花(立命館宇治)へ6ydsのパスを決めると、
#27高野橋の5ydsラン、#30北川への12ydsパスで連続ダウン更新。
二回生WR#87長野のクイックリバースは吹田守備陣に読まれてロスゲインになるものの、
直後に#87長野は8ydsのパスレシーブ。
#9松田がスクランブルでこのシリーズ三度目のダウン更新をすると、
三回生WR#81今津へ6ydsのパスをヒット。これでレッドゾーンに侵入。
そこから#30北川が14ydsのランでゴール前に迫ると、最後も#30北川が突っ込んで21-7とする。
オフェンスでも新戦力が少しずつ登場してきた。
 
-一本ずつ-
直後のキックオフは立命がオフサイドの反則で蹴りなおし。
そのキックオフでも立命がレイトヒットの反則を犯してしまい、吹田は自陣42ydsからスタート。
ここは三本ともパスを狙ってきたが、1 and 10、2 and 10共に不成功。
3 and 10ではLB#52猪野が強烈なQBサック!
この試合初のスリーアンドアウトに仕留める。
前半残り2分25秒で立命は自陣20ydsから前半四回目のシリーズ。
#27高野橋が14yds、30ydsと好ゲインを連発して一気に敵陣侵入。
さらに新スターター・二回生WR#25宜本(潤)へ20ydsのパスをヒットしてレッドゾーンへ。
#30北川が9ydsのゲインでゴール前7ydsまで迫ると、最後は#27高野橋が押し込んでTD。
前半は全てのシリーズをTDに結びつけるオフェンスの好調さが目立った。
 
-後半スタート-
後半は吹田キックオフでスタート。立命RET#11呉田のリターンは自陣25ydsまで。
QBは三回生#15谷口が登場。#30北川のランの後はパスを投じるも失敗。
3 and 7ではスクランブルするものの2ydsのゲインに止まり、スリーアンドアウトとなる。
吹田の後半ファーストシリーズは自陣35ydsから。
QBは#1寺尾が登場。走力のあるQB#1寺尾の27ydsランなどを出され立命陣に侵入されると
WR#7冨尾へ20ydsのパスも決められてゴール前9ydsに迫られる。
ここは立命ディフェンス陣がエンドゾーンを死守したものの、FGを決められ28-10とされる。
 
-衝撃-
返しの吹田のシリーズはDT#90藤井(功)・LB#8佐藤のロスタックルや
SF#22西川のパスカットなどもあり、吹田攻撃陣を食い止める。
二シリーズ続けて敵陣侵入を果たせない立命オフェンス陣とは対照的に、
ディフェンス陣はメンバーを入れ替えても遜色のない守備を見せる。
次の吹田のシリーズでは二回生DE#80高橋(伶)の好タックルや
DT#38藤井のQBサックなどが飛び出してスリーアンドアウトにする。
ここから第4Qへ。
このシリーズから一回生TB#39井上(大産大附属)が登場。
その走りに注目が集まる2 and 10、ハンドオフを受けた#39井上は右サイドを駆け上がり
スピードに乗ると吹田ディフェンス陣を突き放してエンドゾーンへ!
衝撃の79ydsTDランでデビューを飾る。
 
-一回生デビュー-
ディフェンス陣でも一回生がデビュー。
吹田の最後のシリーズではCB#14北村(立命館宇治)や#20石井(関西大倉)、
DLでは#96神山(大産大附属)が登場。互いに好プレーを見せて吹田ディフェンスを抑えた。

立命オフェンス陣はその後は敵陣に侵入できず、後半のオフェンスに課題を残したが
試合は35-10で勝利。2010年、まずまずのスタートをきった。
 
 
 
  2010年のスタートとしては、まずまずの内容だったと言えるのではないでしょうか。
例年よりほぼ二週間早いスタートで、チーム状態、特に一回生がどれくらいか気になりましたが、
メンバー表を見ても例年の初戦より一回生が多く登録されていた気がします。
 
オフェンスは#9松田(竜)が安定したクォーターバッキングで引っ張りましたね。
OLがC#56市川、#77真田を残して一新の状態だったので心配していたんですが、
RG#68服部、RT#50柴田、LG#79前田、LT#72藤井(敬)とスターターは予想以上の出来でした。
これからの試合でその力を見極めていこうと思いますが、初戦としてはこれくらいで。
TB陣は上回生では#27高野橋、#30北川しか登録してなかったので、
一回生の登場も期待してましたが、#39井上、#33東條、#31松森が揃ってデビュー。
JV戦ではかなり楽しみになりそうです。
ただ、前半のパスはショートパスが多く、長いのはあまり狙ってはいませんでした。
(吹田のロングボム直後のシリーズの1プレーくらいですね)
WR陣の上回生は経験豊富ですから、次の試合ではもう少し狙っていって欲しいですね。
一回生では#18頓花がデビュー。180cmの大型WRなので楽しみです。
気になったのは後半のオフェンス。
QB#15谷口のパスに主題を置いていたと思うんですが、ほとんど出ませんでした。
パスの精度を上げるために、JV戦でも#15谷口が出場する可能性はありますね。
 
ディフェンスも新チームのチェックを中心に。
DL陣はスターターが残っていることもあり、バツグンの安定感。
ローテーションで#38藤井(快)、#90藤井(功)、#80高橋(伶)が登場していましたが、
そのパワーは誰が出ても遜色ありませんでした。
LB陣ではやはり主将#8佐藤の存在感が際立ちましたね。
プレーでチームを引っ張ることができるようになってきたのが頼もしいです。
あと注目したいのが大型LB#52猪野とLB#92池尾。
#92池尾はDLからの転向ですが、後半の動きは素晴らしかったです。
DB陣はSFの二人は去年からのスターターなので、さほど心配はしてません。
今年も鍵になるのは両CB。去年から一新してこの試合は#23田中(彰)と#28小山がスターター。
吹田WR#7冨尾に一発で抜かれたシーンもあったように不安も残りますが、まずは経験が必要。
ただ、ここは誰がスターターになってもおかしくないところ。
JV戦も併せて、誰がスターターになるのかは楽しみです。
 
キッキングはカバーチーム、リターンチームともにまずまず。
#1田中(翔)のパントとプレースキック飛距離は抜群です。
#17松山もTFPは全部成功。春のうちにFGの精度と距離をチェックしたいところ。
キッカーでは一回生#32佐伯(清風)がデビューしていました。
 
 
この日は「スプリングブリッツ2010」と銘打って大々的な開催にしていました。
立命館大学応援団も吹奏・チアのフルメンバーで登場し、
場内実況は立命OBの近藤祐司さんを呼ぶという力の入れよう。
しかし、残念だったのは新入生の数が少なかったということ。
パンサーズとして力を入れているのは十分に感じられたのですが、
大学側のバックアップがなければ新歓イベントとしては成立しません。
近藤さんが「アメフトを見るのは初めての方」と聞いても、ほとんどいませんでしたしね。
それを受けてか、近藤さんの場内実況・解説はフットボールマニアにとってツボにはまる
マニアックなものになっていました。近藤さんも状況を判断してのことでしょう。
パンサーズにとって今後も「新歓イベント」としてこうした試合をしていくのであれば、
大学側の協力は必須です。まず新入生を呼ぶ努力をしないといけません。
「やってますよー」ではなくて、「みんなで来て下さい」と呼び込む姿勢が必要ではないでしょうか。
パンサーズとしての新歓イベントは長い間自分の念願ですし、
今回こうした形にしたことには拍手を送りたいと思います。
ですが、せっかくの素晴らしいイベントです。多くの新入生に来て貰わなければ意味がありません。
来年はもっと多くの新入生がパンサーズの試合を見に来てくれるような形にして欲しいと思います。
 
 
 
 
 
Offence   Deffence
TE 99 荒木 悠太 4 DE 6 十亀 悠也 4
LT 72 藤井 敬士 3 DT 3 南 奎光 4
LG 79 前田 剛史 2 DT 98 石神 昴 2
C 56 市川 千裕 4 DE 95 山本 拓也 3
RG 68 服部 真明 2 LB 8 佐藤 修平 4
RT 50 柴田 純平 2 LB 43 盛田 大智 4
WR 11 呉田 達哉 4 LB 10 名倉 秀亮 3
WR 1 田中 翔 4 CB 23 田中 彰人 3
WR 25 宜本 潤平 2 FS 35 柘植 元希 3
TB 30 北川 瞬 3 SS 21 海島 裕児 4
QB 9 松田 竜太 4 CB 28 小山 寛正 2
K 1 田中 翔 4 P 1 田中 翔 4
  早くも登場した新戦力がスターターで登場するかもしれないJV戦一発目。
4月25日(日)追手門学院大学戦。
先週、関学JVに勝って勢いを持っている追手門学院。その実力に胸を借りる形になる。
期待の一回生、注目の二回生・三回生をチェックするのも一つの楽しみ。
13時、BKCグリーンフィールドでキックオフ!
  春・第1回 「好スタート」
 
 
i-modeからの試合速報です

吹田戦メンバー表です
     
 
 
立命館大学パンサーズ
立命館宇治高校パンサーズ立命館守山高校パンサーズ立命館慶祥高校パンサーズ立命館高校パンサーズ
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