第6回 諦めない
DATE 11/14(日)
PLACE 西京極陸上競技場
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 0 3 6 6 15
KAISERS 3 0 7 7 17
 
1Q 5:03 #6吉野Field Goal 23yds  
2Q 0:47 #17松山Field Goal 18yds  
3Q 8:11 #15谷口Run 1yrd  
  12:00 #7池井Pass→#89青木 22yds TFP#6吉野Kick
4Q 1:22 #7池井Pass→#25高崎 30yds TFP#6吉野Kick
  10:41 #15谷口Run 5yds  
STATS
  PANTHERS KAISERS
Touch Down 2 2
1st Down(ラン-パス-反則) 13(6-7-0) 15(6-9-0)
P-A-T 1point 0/1 2/2
2point 0/1 0/0
総獲得yds 328 292
攻撃回数 48 51
平均yds 6.83 5.72
パス 獲得yds 132 209
成功/回数 12/19 13/23
成功率 63.1% 56.5%
被インターセプト 1 0
ラン 獲得yds 196 83
回数 29 28
平均yds 6.75 2.96
FG 成功/回数 1/2 1/1
反則 回数 0 5
喪失yds 0 35
ファンブル 1-0 1-0
3rd Down Comversions 6/10 7/12
4th Down Comversions 0/1 0/1
Ball Possesion 21:23 26:37
 
 
  リベンジ。一年前の悔しさを晴らす時がきた。
しかし、現実は...またも我々に厳しい課題を突きつけた。
 
-リプレイ-
コイントスは関大が勝ち、後半をチョイス。
関大のキックオフ、立命のリターンで試合が開始するかと思ったのだが...
関大が蹴ったボールはふわっと上がり、立命カバーチームが一人しかいない40yds付近へ。
そこへ関大の選手が猛烈なラッシュをかけてなんとボールをリカバー。
去年のリプレイを観ているようだった。キックオフで攻撃権を奪われてしまう。
関大のファーストプレーはQBに#5播川を入れたワイルドキャットもノーゲインに仕留める。
続くパスも不成功にさせるが、3 and 10でWR#17高原に10ydsのパスを決められダウン更新。
さらに#17高原を止められず22ydsのパスをヒットされてレッドゾーンに侵入されるが、
ゴール前6ydsまで攻められたところでなんとか食い止めた。
結局関大K#6吉野に23ydsのFGを決められ先制されてしまう。

-危ない-
続く関大のキックオフは同様のものだった。
今度は立命#40南(佳)がキャッチしようと弾くものの、アウトバウンズへ出たので攻撃権は確保。
立命のファーストシリーズは自陣32ydsから。
TE#85居林へ5ydsのパスがヒットするが、QB#15谷口のランは二回とも不発。
スリーアンドアウトとなってしまう。
関大二度目のシリーズは自陣25ydsから。
ここはRB#1藤森へのスイングパスをDE#6十亀、SS#21海島が狙いすましてロスタックル!
3 and ロングのスクリーンパスも1yrdに止めてスリーアンドアウトとする。
立命は自陣39ydsからのオフェンス。
まずは#15谷口からWR#11呉田へのパスがヒットしてダウン更新すると、
TB#33東松のランの後にTB#27高野橋の34ydsのランが出て一気に敵陣侵入!
TB#34井上のランが1yrd、#27高野橋へのスクリーンがノーゲインとなるものの、
3 and 10で#15谷口のキープが炸裂して敵陣10ydsへ。
しかし、そこから押し込めないのが今年のオフェンス。
#15谷口のキープで3ydsゲインするものの、#33東松のランはノーゲイン、
3 and 6の#15谷口のキープもエンドゾーンには1yrd届かず。
結局K#17松山が18ydsのFGを決めて3‐3と同点にするに留まる。
 
-第2Q-
この時点で既に第2Qに入るというスピード展開。
関大は#1藤森のリターンで自陣40ydsからの攻撃。
ワイルドキャットから#5播川のランは5yds。しかし続くスクリーンはLB#52猪野の好タックルで不成功。
しかしWR#17高原、WR#25高崎へ続けてパスをヒットされて立命陣内へ。
さらにQB#7池井のスクランブルで突破されてゴール前11ydsへ。
ここから#7池井のキープを連発されるが、3yds、2ydsで止めて3 and 5。
ここで立命DT#3南(奎)のロスタックルが炸裂し4th ダウンへ。
このギャンブルもパス不成功に仕留めてターンオーバーとする。
 
-届かない-
立命は自陣5ydsからのオフェンス。
まずは#15谷口のキープで9ydsゲインすると、一回生TB#34井上が右サイドを抜け出し爆走!
58ydsのビッグゲインで敵陣に侵入すると、#27高野橋のラン連発。
ここはTE#99荒木(悠)の好ブロックもあり17ydsのゲインでレッドゾーンへ。
ゴール前6ydsとなり、押し込みたいところであったが...
#15谷口のキープは1yrd止まり。#33東松のランもファンブルがあったが#50柴田がリカバーして
ターンオーバーだけは防いだ上に2ydsほどゲイン(記録上は#50柴田のラン)
3 and 3となったが、TB#30北川が中央を突破できずにFGへ。
ここは無難に決まると思ったのだが、痛恨のFG失敗。
残り時間2分を残して関大の攻撃となってしまう。
 
-凌いだ-
関大に絶好の2ミニッツオフェンスを与えてしまった立命。
なんとしても前半は同点で折り返さないといけない。
幸いなのは関大が三回のタイムアウトを全て消費していたことだった。
FGレンジまでの侵入も許されないディフェンスだったが...
TE#89青木への5ydsのパスの後、#7池井のスクランブルで13ydsのゲインを許すと、
#17高原へのロングパスはDB陣がカバーして不成功、#16岡へのパスも不成功で3 and 10。
しかし、再び#7池井のスクランブルでダウン更新を許してしまう歯がゆい展開。
これでハーフラインに迫られると、スパイクの後の2 and 10。
WR#80奥谷へ30ydsものロングパスを決められてしまうがここで前半は終了。
関大にタイムアウトが残ってなかったことが救いとなったが、ディフェンスに不安は残した。
 
-勢い-
後半は立命のキックオフ、関大のリターンでスタート。
関大はRET#1藤森にボールを渡すも、立命カバーチーム#25宜本が一発タックルでリターンを許さず。
#1藤森のランでダウン更新を許すものの、関大がこの後反則を連発。
さらにDT#3南(奎)のロスタックルもあり、関大自陣20yds付近からのパントとなる。
立命は自陣36ydsから後半ファーストシリーズ。
まずは#27高野橋へフラットのパスとランで5ydsのゲイン。続いて#30北川のランが5ydsでダウン更新。
#39川端の左オープンも出て連続でダウン更新すると、
敵陣39ydsからの3 and 7。#15谷口が放ったパスをWR#11呉田がスーパーキャッチ!
これでゴール前2ydsとすると、#30北川の二回のランはエンドゾーンには届かず。
最後は#15谷口のQBスニークで押し込んでこの試合初のTDを挙げて9‐3!
しかし、TFPは関大D#にブロックされてしまい不成功。
掴みかけた勢いはここで断ち切られてしまう。
 
-嫌な流れ-
関大はこの後のリターンでもパーソナルファウルで15ydsの罰退。
勢いはまだ立命にあるのかと思われたが...
#1藤森のランはLB#8佐藤が1yrdのゲインに留める。2 and 9もパス不成功。
しかし、この3rd down ロングで#17高原への40ydsパスを決められてしまうと流れが変わる。
LB#43盛田のロスタックルの後の3 and 10でも#89青木へ15ydsのパスを決められると、
最後も#89青木へ。22ydsのTDパスをヒットされTFPも決められてしまう。
この時点で第3Qが終了し9‐10。流れは関大に傾きかけた。
 
-悪夢の再来-
第4Qに入り関大のキックオフ。今度は#40南(佳)がフェアキャッチの好判断で自陣40ydsからの攻撃。
しかし、1 and 10で#15谷口が放ったパスは関大LB#31西口にビンゴ被弾。
去年も観た悪夢の再来...これで完全に流れは関大にいってしまった。
関大は立命陣30ydsからのオフェンス。
#7池井のキープ、#17高原へのパスでダウン更新をされた後の1 and 10。
CB#13荻須がQBサックを逃した直後、左奥でフリーになったWR#25高崎へTDパスを決められ
9‐17と突き放されてしまう。
 
-一つ目の判断-
残り10分38秒。8点差。1ポゼッションでTD+2ポイントコンバージョンで同点には出来る。
まだまだ十分逆転の可能性はある立命のドライブ。
関大のキックオフがアウトバウンズになり、立命は自陣42ydsからのオフェンス。
まずは#15谷口のキープで12ydsゲインすると、#39川端のラン、パス失敗に続いての3 and 10では
再び#15谷口のスクランブルが炸裂してダウン更新。
さらに#27高野橋のランで9ydsゲインし、WR#25宜本へ8ydsのパスもヒット。
これでレッドゾーンに侵入すると、#15谷口のキープはノーゲイン。
#39川端のランは2yds。3 and 8のパスは不成功となり、敵陣14ydsでの4th down。
サイドラインの判断はギャンブルだったが、#25宜本へのパスは不成功。
状況は厳しくなった。
 
-二つ目の判断-
関大は時間消費のためのランプレー。一度のダウン更新は許してしまうものの、
ロスタックルやQBサックなどがありパントへ。
立命の攻撃権となった時は残り2分31秒。非常に厳しい時間にはなっていた。
#15谷口から#25宜本へのアクロスのパスが16ydsのゲインとなりダウン更新すると、
パス失敗を挟んで再び#25宜本へ20ydsのパスをヒット。
さらに四回生WR#1田中(翔)が意地のキャッチを見せてゴール前5ydsへ。
最後は#15谷口が力技で押し込んで執念のTD!
これで2点差。もちろん2ポイントを選んだのだが、#15谷口がロールから正面を向いた瞬間、
関大のD#8飾磨が正面に迫っていたために投げ急ぐ結果となりパス不成功。
直後のキックオフはオンサイドを狙ったが、立命の選手が抑える前にアウトバウンズに。
関大はニーダウン二回で時間を消費。
 
15‐17で二年連続で関大に敗戦。
しかし、まだ終わったわけではない。最終節の結果次第では三校同率優勝の可能性もある。
その為には最終節・同志社に全力で勝つしかない。
我々がすべきことはハッキリしている。
 
 
 最終節で立命が同志社に勝ち、関学が関大に勝った場合は6勝1敗で三校同率優勝となります。
 その場合、三校ともが全日本大学選手権に出場。
 南山大学vs久留米大学の勝者を含んだ四校トーナメントとなります。
 日程は以下の通り
 [1] 12月4日(土) 12:00 関西学生(A) vs 関西学生(B) @長居陸上競技場
 [2] 12月5日(日) 14:00 南山大学vs久留米大学の勝者 vs 関西学生(C) @王子スタジアム
 ※関西学生の(A)(B)(C)は抽選により決定。
 
 西日本代表校決定戦
 12月13日(月) 時間未定(ナイター) [1]の勝者 vs [2]の勝者 @京セラドーム大阪
 
   
正直な感想は「勝てる試合を落とした」です。
最初のキックオフを関大に抑えられたところから嫌な感じはしていました。
その後も去年のリプレイを観ているようなシーンばかりでした。
3rd down ロングにしているのに許してしまうビッグゲイン。
TDを奪われた直後のインターセプト被弾。
関大に対しての苦手意識みたいなものを個人的には感じました。
 
勝負を分けた一つ目は第4Qのギャンブルの選択でしょう。
あの場面、ゴール前14ydsでの4 and 8。当然ギャンブル成功しTDを挙げれば2ポイント狙い。
外れてもその後のドライブでFGを決めればいいという判断だったのかもしれませんが、
この日のオフェンスの状況、あのドライブの流れを見るとギャンブルよりはFGを選択して欲しかった。
ギャンブルでショートydsならともかく、8ydsは長すぎです。
まずはFGで5点差に迫り、その後にTDドライブと腹をくくった方が良かった気はしています。
前半最後でFG失敗し、TFPもブロックされてキッキングチームに不安があったことを考慮してもです。
結果論にはなりますが、その直後のドライブでTDも取りましたからね。
(5点差にした場合、その前の関大のシリーズが大きく変わったことも考慮はします)
 
そして二つ目は最後のTD後の2ポイントコンバージョン。
これは読まれていると分かっていても#15谷口のキープに賭けて欲しかった。
事実直前のプレーで5ydsのTDランを挙げているわけですし、
パワー勝負に持ち込んでダメなら仕方ないと割り切れますが、結果はTEへのパス。
このシーズンを見ても確率の低いプレーを選んだのではないかと思っています。
関大DB#8飾磨も直前まで迫っていましたし、あのタイミングのパスはプレー選択としては疑問です。
 
あとはロングゲインを許しすぎたこと。
関大の3rd down コンバージョンは7/12ですが、その内ミドル以上のゲインが5。
中にはニッケルを入れていながら40ydsのパスを通されるというものもありました。
これまで5試合の中でカバーも良かったDB陣が見事に崩壊したのは
選手のミス以上にアサインメントの問題もあったのではないでしょうか。
関大の最後のTDのようにプレーが崩れた結果、ああなったのは仕方ないとしても、
パスディフェンスは本当に酷かったです。
プレーオフで関大・関学と再戦するとしても、同じように狙われるでしょう。
 
選手たちには一つだけ。
関大の最後のオフェンスシリーズ、何故最後までフィールドに立っていなかったんですか?
負けて悔しい気持ちも分からなくはないですが、最後まで諦めない姿勢は?
サイドラインに引き上げてくる姿を見て、久しぶりに選手たちに対して怒りを覚えました。
そういう姿勢は関大に対しても、我々ファンに対しても失礼だと思います。
これに関してはチーム全体の意識の問題だと思います。猛省して下さい。
 
コーチ陣は今回のミスを反省し、分析することが必要だと思います。
そして選手たちは「自分達は弱い」という認識をまず持つこと。そしてそこからどうすべきか考えること。
そうすれば、やるべきことはハッキリと見えてくるはず。そして結果は必ずついてくるはずです。
下を向いている暇なんて一瞬たりともありません。
最終節が終わった後、プレーオフがあることを信じて進むのみです。
 
 
 
 
Offence   Deffence
OL 56 市川 千裕 4 DE 6 十亀 悠也 4
OL 77 真田 康史 4 DT 3 南 奎光 4
OL 66 北野 太一 3 DT 54 武知 現大 1
OL 70 山口 力也 3 DE 95 山本 拓也 3
OL 50 柴田 純平 2 LB 5 菊地 正諭 4
TE 99 荒木 悠太 4 LB 43 盛田 大智 4
WR 11 呉田 達哉 4 LB 52 猪野 祥太 3
WR 25 宜本 潤平 2 CB 13 荻須 創太 4
FB 94 佐紺 裕貴 4 FS 35 柘植 元希 3
TB 27 高野橋 慶大 4 SS 21 海島 裕児 4
QB 15 谷口 翔真 3 CB 20 矢部 伯門 4
K 32 佐伯 眞太郎 1 P 1 田中 翔 4
  まだ終わったわけではない。
最終節の結果によってはプレーオフとなり、再度チャンスが与えられる可能性もある。
ならばプレーオフ進出へ向けて、最終節を全力で戦うのみ。
11月27日(土) 14:00 同志社大学戦!
我々は最後まで諦めない。
 
  秋・第1回 「生みの苦しみ」
 
秋・第2回 「道への光」
 
秋・第3回 「繰り返し」
 
秋・第4回 「足りない威嚇」
 
秋・第5回 「道の途中」
 
秋・第6回 「諦めない」
 
 
 
i-modeからの試合速報です

関大戦メンバー表です
     
 
 
立命館大学パンサーズ
立命館宇治高校パンサーズ立命館守山高校パンサーズ立命館慶祥高校パンサーズ立命館高校パンサーズ
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