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第1回 |
生みの苦しみ |
DATE |
9/4(Sat) |
PLACE |
西京極陸上競技場 |
SCORE |
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
PANTHERS |
7 |
7 |
0 |
10 |
24 |
GANGSTERS |
3 |
10 |
0 |
0 |
13 |
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1Q |
5:22 |
#11槙塚Field Goal 36yds |
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6:24 |
#39川端Run 15yds |
TFP#32佐伯Kick |
2Q |
5:31 |
#33田原Run 8yds |
TFP#11槙塚Kick |
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8:27 |
#27高野橋Run 37yds |
TFP#32佐伯Kick |
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12:00 |
#11槙塚Field Goal 20yds |
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4Q |
5:31 |
#27高野橋Run 1yrd |
TFP#32佐伯Kick |
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11:04 |
#32佐伯Field Goal 42yds |
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STATS |
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PANTHERS |
GANGSTERS |
Touch Down |
3 |
1 |
1st Down(ラン-パス-反則) |
12(10-2-0) |
20(12-6-2) |
P-A-T |
1point |
3/3 |
1/1 |
2point |
0/0 |
0/0 |
総獲得yds |
282 |
312 |
攻撃回数 |
37 |
69 |
平均yds |
7.62 |
4.52 |
パス |
獲得yds |
62 |
140 |
成功/回数 |
4/11 |
13/26 |
成功率 |
36.3% |
50.0% |
被インターセプト |
1 |
1 |
ラン |
獲得yds |
220 |
172 |
回数 |
26 |
43 |
平均yds |
8.46 |
4.0 |
FG |
成功/回数 |
1/2 |
2/2 |
反則 |
回数 |
4 |
3 |
喪失yds |
20 |
30 |
ファンブル |
0-0 |
1-0 |
3rd Down Comversions |
1/6 |
6/14 |
4th Down Comversions |
1/2 |
0/4 |
Ball Possesion |
17:26 |
30:34 |
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残暑も厳しい2010年の初戦、非常に難しいものになった。
この試合をどう評価するかも...
-気合いを入れるも-
コイントスは京大が勝ちリターンを選択。
京大のリターンを立命カバーチーム#25宜本が素早いタックルでほとんどリターンさせず。
京大は自陣10ydsからのファーストシリーズ。
1 and 10のパスプレーは不成功にするものの、FB#33田原のラン、WR#1上廣へのパスで
いきなりダウン更新を許してしまうと、TB#21高木へのスイングパスで9yds、
#33田原のランで2ydsを稼がれて再びダウン更新。
立命のオフサイド、京大のホールディングの反則でお互い罰退の後m
京大のエースWR#18坂田へ20ydsのパスを決められて立命陣内へ侵入されてしまう。
さらに立命の有資格レシーバーへのホールディングなどもあり、FG圏内へ。
エンドゾーンは死守したものの、京大K#11槙塚に36ydsのFGを決められ、
立命の2010年シーズンは失点からのスタートとなる。
-速攻-
京大のキックオフを立命RET#33東松が敵陣44ydsまでリターン!
立命のファーストシリーズが始まる。QBは三回生#15谷口。
ファーストプレーはTB#27高野橋のランでノーゲイン。このプレーで立命に反則があるものの、
京大がディクラインして2 and 10。
#15谷口が放ったパスをWR#25宜本がダイビングキャッチ!
これで一気に敵陣15ydsまで攻め込むと、三回生TB#39川端が京大D#を2人交わして15ydsTDラン!
TFPは一回生K#32佐伯が蹴って7-3と逆転!
わずか3プレーであっという間にTDまで持っていってしまった。
-じわじわと-
京大の2回目のシリーズ、ここも立命のキックオフカバーが良く自陣10ydsからのスタート。
しかし、いきなりWR#83木原へ20ydsのパスを決められると、このシリーズも京大RB陣を止められず。
パントでこのシリーズを終えたものの、立命陣への侵入を許してしまう。
立命2回目のシリーズは自陣15ydsから。
WR#86頓花へのパス、#33東松のランで3 and 1とするものの、
最後が押し込めずにスリーアンドアウト。あっさりと攻撃剣を渡してしまう。
パントカバーでは立命#22西川が好カバー。京大のリターンはほとんど許していない。
この時点で既に第2Qに突入。
京大は自陣40ydsからのオフェンス。
ここもいきなり12ydsのゲインを奪われると、QB#17今村のキープを連発。
さらに#33田原のクイックヒットでダウン更新を許すと、立命が1回目のタイムアウト。
その後に横パスを受けた#18坂田にSS#21海島が突っ込んでロスさせるというプレーがあったが、
直後のプレーで再び#18坂田への18ydsパスを通されてレッドゾーンへ。
ゴール前8ydsからの3 and 5で#33田原に8ydsを走られてTDを献上してしまった。
このシリーズも6分近くのドライブ。京大オフェンスの作戦にまんまとハマっていた。
-意地-
直後の立命のシリーズは自陣30ydsから。
まずは#27高野橋がピッチを生めて11ydsのゲインで一発フレッシュ。
続いて#15谷口のQBキープがいきなり炸裂!これも10ydsのゲインでダウン更新。
さらに#15谷口のオプションキープで6ydsゲインするものの、
3 and 4でTE#99荒木(悠)がパスをドロップ。4ydsを残して4th down、ここはギャンブルを選択。
#15谷口が左オープンへ爆走キープ!これで5ydsゲインしてダウン更新すると、
最後は#27高野橋、ピッチを受けてから左サイドライン際を駆け上がると、
37ydsを走りきってのTDランで再逆転!
このドライブは意地でも点を獲るという立命オフェンスの意地が見られた。
-死守-
前半残り3分53秒から、最後の京大のシリーズ。
このシリーズは#17今村のQBキープを3連発。これで2回のダウン更新を許すと、
#33田原、#21高木も止められなくなる。じわじわと侵入を許すと、
ゴール前20ydsから#18坂田へのパスを決められてゴール前3ydsへ。
残り時間は16秒・タイムアウトは残り1回だったので、1 To 3はスパイクし時間を止める。
2 To 3はRBに入っていた#62北畠をノーゲインに仕留める!
ここでイエローフラッグが飛ぶも、協議の結果反則はなしに。
そして3 To 3も#62北畠のランをノーゲイン止めた!!
最後は#11槙塚にFGを決められ14-13とされてしまうが、なんとかエンドゾーンは死守した。
-後半開始-
後半は立命のキックオフリターンから。
立命RET#33東松のリターンは自陣31ydsまで。ここから後半ファーストシリーズ。
まずは一回生WR#86頓花へ13ydsのパスを通すが、次のプレーでハンドオフにミス。
ファンブルしたボールをリカバーしたはいいが大きくロスしてしまう。
しかしここは#39川端の21ydsランで一気に挽回してダウン更新。
さらに#86頓花へのパス、#15谷口のQBキープなどで敵陣へ侵入。
ところが、攻撃がここで止まってしまう。
#86頓花へのパスは不成功、#27高野橋のランは1yrdのロス、さらに3 and 11のスクリーンパスも
#39川端がドロップといいところがない。
ここは一回生K#32佐伯が41ydsのFGを狙うが、ボールは右に逸れて失敗。
大事なファーストシリーズで得点できない。
-ひたすら我慢-
京大の後半ファーストシリーズをスリーアンドアウトにしとめ、今度は得点したい立命のオフェンス。
いきなり22ydsのビッグゲインをするものの、敵陣34ydsでの4th down ギャンブルで
FB#2高田へのパスを選択。しかしこれが不成功となりまたも無得点。
オフェンスが上手くいかない。
対する京大のオフェンスにはQB#17今村のキープなどでダウン更新をされてまたも立命陣内へ。
立命陣47ydsで4th down 2のギャンブルを敢行されるが、
ここは#17今村のQBキープを止めてターンオーバー!勢いに乗ってオフェンスが出来る!
と思った瞬間だった。
立命QB#15谷口が放ったパスが京大LB#45近藤の胸の中へ。
わずか1プレーで京大に攻撃権を奪われてしまう。
-九死に一生-
第3Qも残り1分を切っていた。
京大がインターセプトから得た攻撃権で自陣42ydsからのオフェンス。
このシリーズで点を取られるとしたら...かなりの危険性を感じていた。
京大RB#21高木のランプレーでいきなり立命陣に入られると、
#21高木へのパス・#17今村のランプレーでさらに進まれる。
立命陣35ydsからのシリーズ。ここで京大にミスが出る。
エクスチェンジミスやボールのファンブルなどで4th down 5でギャンブル。
しかし、踏ん張った立命D#陣!ここも#21高木を止めてターンオーバー!!
さらに京大の選手にアンスポーツマンライクコンダクト(スポーツマンらしくない行為)の反則があり、
(※おそらく暴言の類か何かだと思われる)15yds罰退した上で立命の攻撃へ!
ピンチが一転、大きなチャンスへと変わった。
-待望-
これで自陣43ydsからの攻撃。
#39川端がピッチを受けて5yds前進すると、#33東松が50ydsのビッグゲインでゴール前へ!!
こうなるとあとはこう押し込むだけ。
#15谷口がキープで5ydsゲインすると、最後は#27高野橋。
一度は止められかけたが、意地で体をエンドゾーンに倒しこんで待望のTD!
TFPも#32佐伯が決めて21-13と逆転した。
返しの京大のシリーズは#17今村から#18坂田へのパスでダウン更新されるものの、
ここも4th down ギャンブルを不成功にしてターンオーバー。
-ダメ押し-
残り4分弱で自陣48ydsからの攻撃。
ここはランプレーを重ねて時間を消費しながらのドライブ。
#27高野橋の22ydsランなどで敵陣レッドゾーン付近まで迫るが、エンドゾーンには届かず。
しかもこの状況でパスプレーを試みるという不可解なオフェンスもあり(結果、パス失敗)
K#32佐伯が2度目のFGトライへ。
42ydsと長い距離ではあったが、ボールは見事に入って3点を追加!これでダメ押し!
京大の最後のオフェンスはFS#35柘植がインターセプトして試合終了。
勝つには勝ったが、苦しみに苦しんだ内容となった。
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この試合を振り返るにあたり、判断は非常に微妙だなと思いました。
開幕戦であるということ、そしてその相手が京大であるということ。
この2つを考慮しても...近年稀に見る酷い開幕戦だったと思います。
まず言えることは「京大の怖さ」を思い知らされたということ。
ここ数年、京大には負けたことがなく、唯一危なかったのも一昨年の14-13という試合だけ。
この時は試合展開としてはそれほど危機感を感じませんでした。
一番恐れていたのが、現役選手が京大の怖さを知らないということ。
京大はこちらの隙は必ず突いてくるチーム。今回は開幕の立命戦に完全に照準を合わせていました。
対する立命はオクラホマスタイルで気合いを入れたとはいえ、それがどこまで真剣だったのか...
結果、京大の作戦にまんまとハマり、第4Q途中まで敗戦の危険性すらある試合展開にされました。
「京大の怖さ」というものを身に染みて感じたのではないでしょうか。
それではこの日の内容に関して。
よくこのスタッツで勝てたなという試合展開でした。
自慢のディフェンス陣がアッサリと崩壊。DLは当たり負けし、LB陣も動けず。
DB陣も京大のバックス陣にいいようにやられまくってました。
京大が準備してきた片側に選手を集める体型に対して、前半はほとんど無策でしたし、
後半に入ってからもそれにアジャストしたという感じはありませんでした。
この辺りが立命のシーズン前半の悪い癖ですね。
どのような展開でもそれに合わせたディフェンスはしない。
今回、それが致命傷の一歩手前で済んで良かったです。
ディフェンスで評価できるのはSS#21海島くらいですかね。
前半にWR#18坂田を狙ってロスタックルにしとめていました。
ディフェンス全体としては焦っていた感じがよく伝わってきました。
特にLB#8佐藤がオフサイドをした場面。
主将がイージーな反則を犯すというのはチーム全体への影響が大きすぎます。
チームを引っ張っていく4回生でも、スターター経験があるのが少ない今年のD#陣。
もう少し4回生の自覚が必要なのではないでしょうか。
続いてオフェンス。
OLユニットは現時点ではこれがベストメンバーということでしょう。
春は二本目のCをやっていた#66北野がGに入っているくらいですから。
オフェンスラインに関してはまずまずといったところでしょう。
シーズン序盤にショートヤーデージをランで取れないのも定番化してきた気がします。
QB#15谷口はそれほどパスを失敗している印象はなかったんですが、
この日は11回試投 4回成功で62yds獲得の1インターセプト。数字は酷いですね。
失敗した内の2回はドロップ、1回は投げ捨てでした。
ドロップしたものはイージーなものばかりだったので、ターゲットの責任もありますが、
逆に#25宜本やWR#86頓花にはキャッチで助けられていましたね。
この日は自分の予想に反して、パスプレーが少ないオフェンスでしたが、
第二節以降は「パス強化期間」に突入すると踏んでいます。
キッキングは今回及第点でしょうか。
春からの大きな変化としては、TFPも#32佐伯が蹴るようになったこと。
春はTFPと短い距離のFGは#17松山が蹴っていましたが、これは大きいかもしれません。
この日も一本目のFGトライを失敗していたように、まだまだ正確性には欠けますが、
あれだけの飛距離は大きな武器になると思います。
カバーチームは#25宜本・#21海島・#22西川の活躍が光りました。
こういう試合ではビッグリターンは命取りになりますからね。
この試合は大きなリターンを許さなかったことも、ディフェンスの最後の粘りに繋がりました。
あと、これだけは言わせて下さい。
最後のFGになった立命のシリーズの3 and 6、あのコールだけは不可解です。
定石であればFGを蹴りやすいハッシュへとプレーを展開するランプレーをするはず。
ところが、この場面は明らかなパスのコール。ターゲットがいなければ投げ捨てという指示が
あったはずなので、この場面で投げ捨てを選択したQB#15谷口には責任はありません。
結果、1分近くも時間を残してしまい京大へオフェンスの時間を与えてしまいました。
最悪の場合、同点に追いつかれたかもしれないこのプレーコールは明らかにミスと言えるでしょう。
ビッグゲームで同じようなミスは許されません。
最後のFS#35柘植のインターセプトは...普通なら捕らないでもいい場面なんですが、
京大WRとの競り合いの結果、捕った方が確実という判断であるなら問題はありません。
開幕して分かったことは、このままではいけないということ。
京大は確かに強いチームですが、苦戦しているようでは関西制覇は夢のまた夢というレベル。
自分達が弱いということを再認識して、次節の甲南大戦へ挑んで欲しいです。
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|
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Offence |
|
Deffence |
OL |
56 |
市川 千裕 |
4 |
DE |
6 |
十亀 悠也 |
4 |
OL |
77 |
真田 康史 |
4 |
DT |
3 |
南 奎光 |
4 |
OL |
79 |
北野 太一 |
3 |
DT |
38 |
藤井 快昌 |
2 |
OL |
56 |
柴田 純平 |
2 |
DE |
95 |
山本 拓也 |
3 |
OL |
68 |
服部 真明 |
2 |
LB |
8 |
佐藤 修平 |
4 |
TE |
99 |
荒木 悠太 |
4 |
LB |
43 |
盛田 大智 |
4 |
WR |
83 |
岡部 契治 |
3 |
LB |
10 |
名倉 秀亮 |
3 |
WR |
25 |
宜本 潤平 |
2 |
CB |
13 |
荻須 創太 |
4 |
FB |
94 |
佐紺 裕貴 |
4 |
FS |
35 |
柘植 元希 |
3 |
TB |
27 |
高野橋 慶大 |
4 |
SS |
21 |
海島 裕児 |
4 |
QB |
15 |
谷口 翔真 |
3 |
CB |
20 |
矢部 伯門 |
4 |
K |
32 |
佐伯 眞太郎 |
1 |
P |
15 |
谷口 翔真 |
4 |
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続いて赤いギャング退治!開幕戦を勝利した甲南大学戦!
好QB・松延率いる甲南オフェンスをどう抑えるのか。立命ディフェンスの再建は?
9月19日(日) 17:00Kick off、今季唯一のEXPO FLASH フィールドで甲南を迎え撃つ!
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秋・第1回 「生みの苦しみ」
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i-modeからの試合速報です |
京大戦メンバー表です |
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