第3回 繰り返し
DATE 10/3(Sun)
PLACE 長居第二陸上競技場
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 14 10 10 16 50
DEVILS 0 3 0 0 3
 
1Q 6:17 #30北川Run 1yrd TFP#17松山Kick
  10:36 #27高野橋Run 5yds TFP#17松山Kick
2Q 5:25 #87金谷Field Goal 37yds  
  10:36 #39川端Run 6yds TFP#17松山Kick
  12:00 #17松山Field Goal 43yds  
3Q 2:02 #17松山Field Goal 27yds  
  12:00 #39川端Run 3yds TFP#17松山Kick
4Q 7:24 #17松山Field Goal 24yds  
  10:19 #34井上Run 18yds TFP#17松山Kick
  12:00 #30北川Run 27yds  
※ルールにより、最後のTFPは施行されませんでした。
 
STATS
  PANTHERS DEVILS
Touch Down 6 0
1st Down(ラン-パス-反則) 28(19-8-1) 10(5-5-0)
P-A-T 1point 5/5 0/0
2point 0/0 0/0
総獲得yds 525 175
攻撃回数 68 51
平均yds 7.72 3.43
パス 獲得yds 162 106
成功/回数 12/20 7/22
成功率 60.0% 31.8%
被インターセプト 1 1
ラン 獲得yds 363 69
回数 47 29
平均yds 7.72 2.37
FG 成功/回数 3/3 1/1
反則 回数 3 1
喪失yds 20 6
ファンブル 0-0 0-0
3rd Down Comversions 7/10 2/12
4th Down Comversions 1/1 2/5
Ball Possesion 26:46 21:14
 
 
  キックオフ時には曇りだった天気は最後までもつことはなかった。
試合中に降りだした雨。春秋を通じて初めての雨中の試合となった。
 
-初勝利-
この秋三試合目にして初めてコイントスに勝って号砲一発。
後半をチョイスして立命のキックオフ、近大のリターンで試合開始。
近大は自陣31ydsからのオフェンス。QBは一回生#7中井。
近大TB#27福田のランでダウン更新を許してしまうが、
立命DE#95山本やDT#3南のロスタックルや近大陣内でパントへ。
自陣31ydsから立命のファーストシリーズ。QBは三回生QB#15谷口。
まずはWR#25宜本のラン、TB#27高野橋のランで連続ダウン更新。
続いて今度は三回生TBトリオ#39川端、#30北川、#33東松のランプレーでレッドゾーンに入ると、
WR#84頓花がスーパーキャッチを見せてゴール前1yrdへ。
最後は#30北川がキッチリと押し込んで先制TD。
オープニングTDドライブという好調なオフェンスの立ち上がりを見せる。
 
-珍しく-
返しの近大のオフェンスシリーズは立命SS#21海島のQBサックが炸裂しスリーアンドアウト。
立命二度目のシリーズは自陣37ydsから。
#27高野橋のラン、TE#85居林へのパスでダウン更新すると、
#39川端のランに続いて#33東松が個人技で持っていって二度目のダウン更新。
そこから#25宜本へ34ydsのパスがヒットしてゴール前に迫ると、最後は#27高野橋のTDラン。
返しの近大のオフェンスもスリーアンドアウトにしとめてディフェンスも好調な立ち上がりだと思ったが...
 
-狂った歯車-
自陣46ydsから三回目のシリーズ。
#27高野橋の6ydsランを皮切りに、#39川端、#25宜本のスイープが立て続けにダウンを更新し、
#39川端のラン、#15谷口のキープでゴール前2ydsに迫ってダウン更新をするが...
そこから狙ったFB#2高田へのパスを近大DBにインターセプト被弾。
完全にコースを読まれて痛恨のターンオーバー。
これで近大自陣20ydsからのオフェンスとなると、立命D#陣も悪い方向へ。
QB#7中井からWR#13山下へ52ydsのパスを決められて立命陣へ入られると、
TE#87酒道へのパスも決められてレッドゾーンへの侵入を許す。
そこからのオフェンスは立命LB#5菊地のQBサックでFGへと追い込むが、
近大K#89金谷にFGを決められてこの試合も失点。
またしても完封することはできなかった。
 
-取り戻す-
近大FG後の立命のオフェンス。
#27高野橋の二回のランでダウン更新をすると、#25宜本へ二回のパスは7ydsゲイン、不成功。
そこから#33東松のラン、#15谷口のQBキープで敵陣へ入ると、
#27高野橋が個人技で20ydsゲインしてレッドゾーンへ。
最後は#39川端が二回のランでエンドゾーンへ持ち込んで三本目のTD!21-3とする。
直後の近大のオフェンス。QBは四回生#10林に交替。
自陣26ydsからオプションピッチで20yds、WR#1長曽へのパスで14ydsと立て続けに
ダウン更新を許して再び立命陣への侵入を許すが、
直後のプレーで立命FS#35柘植がインターセプト!
ディフェンスも悪い流れを断ち切る。
前半残り50秒ほどで敵陣32ydsからのオフェンス。
WR#11呉田へのパスはショートして失敗。次のプレーはQBサックを被弾した上に
インテンショナルグラウンディングの反則で大きくロス。
直後のプレーで#25宜本へ31ydsのパスがヒットして挽回するものの、
次のプレーでまたも反則を犯して10ydsのロス。
流れが悪くなっていったのだが、K#17松山の43ydsFGはギリギリ成功!
自身LongestのFGを決めて、悪くなりかけたオフェンスの流れを取り戻して前半終了した。
 
-後半-
後半は立命のリターンから。RET#34井上のリターンで自陣32ydsからファーストシリーズ。
1 and 10で#27高野橋の50ydsのビッグゲインが出ていきなり敵陣に侵入するものの、
パス失敗の後はホールディングで罰退。
#39川端へのスイングパス、#30北川のランでも罰退分は挽回できず。
K#17松山がこの日二本目のFGを決めて27-3とする。
 
-締まらない-
近大オフェンスは後半も四回生QB#10林が率いる。
オプションからのランや#27福田のランを重ね、4th down ギャンブルはQBスニーク。
これでダウン更新を奪われると、オプションからRB#3三木のランや#13山下へのパスで
再びダウン更新を奪われてしまう。
その後、LB#8佐藤のQBサックがありパントへ追い込んだものの、
このパントで意外な結果に。
パントを立命の選手がブロックしたが、これを拾い上げた近大の選手がキャリー。
これが21ydsをゲインされて再びダウン更新を許してしまう。
(※ルール上、10yds以上前方に飛ばなかった場合、攻撃側は攻撃権放棄したことにならない)
結局、その後は三回のパス失敗に追い込んだが、ディフェンスは何か締まらない。
 
-ギリギリ-
近大のオフェンスに時間を使われたため、後半二回目のシリーズは残り3分を切ったところから。
自陣38ydsから#39川端の11ydsランでダウン更新すると、
#33東松のランが2ydsのロス、10ydsのゲインと続く。
3 and 2は#30北川が3ydsゲインしてダウン更新すると、#11呉田へのパスが28ydsのゲイン。
さらに近大がレイトヒットの反則を犯してゴールまでのハーフディスタンスを獲得。
ゴール前6ydsとなると、アンバランス体型からウィークサイドへ#27高野橋のランは4ydsで届かず。
第3Q終了ギリギリで#39川端が2yds押し込んで後半最初のTD。TFPも決めて34-3と点差を広げる。
 
-リズムを変える-
返しの近大のオフェンスは立命DB#7水澤のロスタックルなどもあり、
4th down ギャンブルもパス失敗に追い込んでターンオーバー。
立命は敵陣49ydsからの攻撃となる。QBはここで四回生QB#9松田が登場する。
その#9松田。最初は#39川端、#30北川のTBコンビにキャリーさせると、
3 and 3では#85居林にパスをヒットしてダウン更新。
#27高野橋のドローはノーゲインに終わるものの、その後のピッチからのランで5ydsゲイン。
#9松田のスクランブルで4th and 1とすると、ギャンブルは#30北川が9ydsゲインしてダウン更新。
さらに#84頓花へのパスでレッドゾーンに入ると、#2高田のFBダイブ、#30北川のランで3 and 5。
ここで左コーナーの#1田中(翔)を狙ったパスを投じるも、わずかにオーバーで不成功。
K#17松山がこの日三本目のFGを落ち着いて決めて37-3とする。
この次のシリーズも近大のギャンブル失敗後で敵陣スタート。
#30北川へ4ydsパス、#30北川のランを二回続けてダウン更新すると、
#85居林への2ydsのパスもヒットしてゴール前20ydsに迫る。
ここで登場したのが一回生TB#34井上。ブロッカーを上手く利用して近大D#陣を交わすと、
スピードに乗ってエンドゾーンへ!
#9松田のテンポの良いオフェンスが展開される。
 
-終了の瞬間まで-
残り時間1分41秒で近大の最後のシリーズ。
QB#10林のスクランブルで20ydsのゲインを許すものの、イージーなキャッチミスもあり、
最後は一回生DE#54武知がQBサックを炸裂させてギャンブル失敗に仕留める。
立命に攻撃権が回ってきたのは残り56秒。
TB#19東條のランを二回重ねてダウン更新すると、#30北川のランでゴール前28ydsに。
次のプレーでも#30北川のラン。一度はタックルされてゲームオーバーと思われたが...
近大D#選手のタックルが緩んだところを抜け出した#30北川が体勢を立て直してエンドゾーンへ!
最後の最後でトドメのTDラン!
ルールにより最後のTFPは施行されなかったため、50-3で試合終了した。
 
 
 
 
  雨の試合というコトで、この日のプランとしては「ベースに徹する」だったのかもしれません。
無難に勝ちを拾いにいったという印象でした。
ただ...これで成長があるのかどうか、という点に関しては疑問を持ってしまいます。
 
オフェンスはこれまでと同じように豪華TB陣のランプレー。
特に今回は前半は三回生トリオ、後半は一回生の活躍が目立ちました。
三試合平均で300ydsを稼ぐという圧倒的な破壊力を示していますが、
これはベースのプレーを繰り返して、精度を上げようという狙いだというのも分かります。
問題はパスですね。三回生QB#15谷口のパスが開幕以降どんどん悪くなっている気がします。
第2Qの最後のシリーズで#11呉田へのパスがショートした時は...
これは本格的にアカンなと思いました。
サイドスローという点も気になりますが、まず腕が振れていない。
ミドルのパスは決まるのに、ショート、フラット、左右へのスイングが全くダメです。
08年前半のQB#11松田(大)も同じような感じでしたが、#15谷口の方が重症な気もします。
対して#9松田に替わった第4Qからはテンポ良いオフェンスが展開されましたし、
パスに関しては断然#9松田の方が上ですね。
このままでは関学や関大は#15谷口の時は完全にラン重視で守ってくるでしょうし、
立命自慢のTB陣が封じられる危険性は大です。
パスの脅威を与えない限りは関学・関大の強力D#を突破することは無理でしょうね。
 
対してディフェンスはこれまでのおとなしいディフェンスから少し替わって
アグレッシブなディフェンスを展開してきました。
積極的にLBやDBのブリッツを入れるようになりましたね。
そのおかげもあってか、これまで二試合でほぼ0だったQBサックが、この試合は連発。
これぞ「立命のディフェンス」という印象を受けました。
近大OLに対して立命DLがオーバーパワーしていたという点もありますけどね。
DT#3南が第二節休んでようやく復活。彼がいると中の威力は違いますね。
DE#95山本も速いラッシュでQBに襲い掛かっていました。
DBでは三試合連続インターセプトを決め、現在リーグ1位のFS#35柘植。
FS#35柘植、SS#21海島のSSコンビは磐石と思うのですが、ウィークポイントは両CB。
この日スターターだったCB#23田中(彰)も裏を思い切り抜かれていましたし、
カバーでも不安なプレーがいくつかありました。
関学戦までの実戦は次の神戸戦のみ。どこまで改善されるか...不安ではあります。
 
冒頭にも書いたとおり、この日は全体的にベースのプレーで勝とうという意図が見えましたが、
本当にこれで上積みがあったのか...数少ない実戦での経験が積めたのかという点では
疑問符をつけざるを得ません。
「BIG CHALLENGE」という割にはあまりチャレンジしていないように見えるんですが...
これが関学戦・関大戦へ向けての布石なのか。いい意味で裏切られることを期待しています。
 
 
話は変わって、応援の話。
この秋、立命館大学応援団がアメフト応援にいろいろチャレンジしているのをご存知でしょうか?
第4Qの始まりに「グレーター立命」を入れたり、近大戦では「コンバットII」や「コンバットブラバド」など
これまでのアメフト応援で使っていなかった曲を使ってみたりして、
スタンドを盛り上げようと努力しています。
僕はいつも通りではありますが、声を出して応援団の盛り上げに貢献しようとしています。
ですので、皆さんも声を出して応援してみてはいかがでしょうか。
僕みたいな大声で応援している人がいるわけですから、恥ずかしいことなんてありません(笑)
一人ひとりの声が小さくても、スタンド全体が声を出せば大きなものになります。
立命の応援が一つになれば、パンサーズに大きな力を与えることができると思うんです。
声援は選手の力になります。声援があれば応援団の皆さんもさらに力が入ります。
第四節はそのチャレンジの絶好の場、そして第五節では応援でも関学に勝ちたい!
心からそう思っているので、皆さんの応援・声援、ご協力お願いします。
 
 
 
 
Offence   Deffence
OL 56 市川 千裕 4 DE 6 十亀 悠也 4
OL 77 真田 康史 4 DT 3 南 奎光 4
OL 79 北野 太一 3 DT 38 藤井 快昌 2
OL 56 柴田 純平 2 DE 95 山本 拓也 3
OL 70 山口 力也 3 LB 8 佐藤 修平 4
TE 99 荒木 悠太 4 LB 43 盛田 大智 4
WR 11 呉田 達哉 4 LB 10 名倉 秀亮 3
WR 25 宜本 潤平 2 CB 13 荻須 創太 4
FB 94 佐紺 裕貴 4 FS 35 柘植 元希 3
TB 27 高野橋 慶大 4 SS 21 海島 裕児 4
QB 15 谷口 翔真 3 CB 23 田中 彰人 3
K 32 佐伯 眞太郎 1 P 15 谷口 翔真 3
  関学戦前の重要な一戦!
第3節で同志社に快勝した神戸を相手に立命はどう立ち向かうのか。
ディフェンスの奮起は?オフェンスの向上はあるのか?
ホームの西京極で10月17日(日) 11:00Kick off!!
第二試合の関京戦も見逃せない。
  
  秋・第1回 「生みの苦しみ」
 
秋・第2回 「道への光」
 
秋・第3回 「繰り返し」
 

 
i-modeからの試合速報です

近大戦メンバー表です
     
 
 
立命館大学パンサーズ
立命館宇治高校パンサーズ立命館守山高校パンサーズ立命館慶祥高校パンサーズ立命館高校パンサーズ
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