第5回 暗雲 PANTHERS
2006
DATE Oct 28th(Sat)
PLACE NAGAI STADIUM
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 7 7 10 7 31
WILD ROVER 0 0 0 14 14
得点経過
1Q 6:54 #9木下(雅)Run 5yds TFP#30澤和Kick
2Q 0:06 #9木下(雅)Pass→#1本多 24yds TFP#30澤和Kick
3Q 2:34 #26松森Run 1yds TFP#30澤和Kick
  8:56 #30澤和Field Goal 33yds  
4Q 9:27 #8村上Pass→#14田又 15yds TFP#6浦Kick
  10:50 #2太刀掛Run 36yds TFP#6浦Kick
  11:25 #18藤田Pass→#11前田(直) 33yds TFP#30澤和Kick
STATS
  PANTHERS WILD ROVER
Touch Down 4 2
1st Down 回数(ラン-パス-反則) 22(5-16-1) 17(8-7-2)
P-A-T 1point 4/4 2/2
2point 0/0 0/0
総獲得yds 449 309
攻撃回数 60 55
平均yds 7.49 .
パス 獲得yds 340 147
成功/回数 23/34 18/27
成功率 .% .%
被インターセプト 2 1
ラン 獲得yds 109 147
回数 26 28
平均yds 4.4 5.3
FG 成功/回数 1/2 0/0
反則 回数 4 2
喪失yds 40 20
3rd Down Comversions 7/12 4/11
4th Down Comversions 0/0 1/2
Ball Possesion 24:14 23:46
 
観戦記 最終節の関学戦まで、残りは第5節・同志社戦と第6節・関大戦のみ。
京大戦という一山を超え、一気にラストスパートをかけたいところ。
硬式野球の立同戦とに続いて同志社を撃破!と意気込みをもっていったのだが・・・
第一試合は快晴に恵まれ、暑くなりそうな予感がしたのだが、
天気予報通りに第二試合の前から雲が多くなってきた。
最後はかなり厚い雲が空を覆ったのと同じく、内容も暗雲たちこめるものだった。
 
-危ない予感-
コイントスは同志社が勝利。リターンを選択し、キックオフリターンは自陣18ydsまで。
そこから同志社ファーストシリーズとなるが、立命ディフェンスがおかしい。
RB#22會田のランは1ydsほどに止めるものの、QB#8村上にスクランブルで6ydsのゲインされ、
3rd downで#22會田へのスクリーンパスが抜けて11ydsのゲインであっさりとダウン更新を許す。
さらにWR#21山本へのパスを通されると、今度はピッチを受けたRB#2太刀掛が
オープンを抜けて一気に30ydsのビッグゲイン。
直後のプレーでQB#8村上がスクランブル中にファンブルしたのを
LB#44橋本(享)がリカバーし事なきを得るが・・・
ディフェンスの立ち上がりに、非常に嫌な予感を持った。
 
-立命ファーストシリーズ-
同志社ファンブルロストで自陣21ydsからのファーストシリーズ。
まずはWR#22和田への20ydsのパスがヒットするが、
このプレーで背中から落ちた#22和田は負傷退場。いきなりWRの一角を失ってしまう。
そこからは3プレー連続でRB#26松森。ランプレーで1yds、6ydsのゲイン。
スクリーンパスを受けては34ydsのビッグゲインで敵陣へ侵入。
同志社ディフェンスのパスラッシュのせいでパス失敗した直後、
#26松森のドローが8ydsのゲイン。#1本多へのパスで4ydsゲインしてゴール前5ydsとすると、
最後は#9木下(雅)がロールして右サイドへ走りこんで先制TD!
ターンオーバーから、8プレー79ydsのTDドライブを演出する。
 
-誉めたらアカンか-
直後の同志社のキックオフリターンはRET#22會田が好リターンを見せて自陣43ydsスタート。
前節はほぼ完璧だったキックカバーチームも、やはりおかしかった。
この同志社のシリーズはDL#92前田(和)の好タックルもあってスリーアンドアウト。
しかし、ここでの同志社のパントが素晴らしく、立命陣12ydsでアウトバウンズとなってしまう。
厳しいポジションからの立命2度目のシリーズ。
最初のプレーは#9木下(雅)のパス。しかしこのパスを同志社#18がチップ、
あわやインターセプトというところだったのだが、ボールは地面に落ちてパス失敗。
ヒヤッとさせるプレーで始まったが、そこから#26松森のランで3yds。
WR#80井上へ23yds、続けて#7小城へ13ydsのパスを連続でヒットさせてダウン更新。
さらにピッチを受けたRB#21中西が7yds走ると、直後にはラッキーなプレーが。
#9木下(雅)の判断が遅く、スクランブルでプレビアスより下がった地点でアウトバウンズへ逃げる。
しかし、ここで同志社がレイトヒットの反則。15ydsの前進してダウン更新となる。
さらに#7小城へ6ydsのパス、#26松森のランで5ydsゲインし、
敵陣23ydsでダウン更新したところで第1Q終了。
エンドが変わり第2Qに入って最初のプレー、#9木下(雅)から#1本多へTDパスがヒットして
2シリーズ連続でのTDドライブ!14-0とする。
 
-やはり関西No.1-
同志社3回目のオフェンスシリーズは自陣13ydsから。
1st and 10はQBへのプレッシャーも良くパス失敗。
2nd downでもランプレーを2ydsのゲインに止めていたのだが、
3rd and 8で#21山本へのパスを通されダウン更新を許すと、
#8村上のキープが2yds、11ydsのゲインで2度目のダウン更新。
さらに今度はスクランブルで11ydsを走られて連続でのダウン更新で立命陣へ。
この後はパントへと追い込んだものの、関西No.1QBと言われる#8村上の実力を思い知らされる。
 
-なんとか堪える守備-
同志社のパントがよく、立命は自陣7ydsからのオフェンスシリーズ。
#26松森の左オープンで3ydsゲインするものの、直後に反則で5yds罰退。
自陣5ydsからの3nd and 12でのパスを、同志社DBの背中越しで#1本多がスーパーキャッチ!
一気に34ydsゲインしてレッドゾーンを脱するが、この後は続かず。
立命は初めてのパントとなってしまう。
返しの同志社のシリーズはスリーアンドアウト。立命ディフェンスも落ち着いたかに見えた。
しかし、この後の立命のオフェンスシリーズも#7小城への18ydsのパスがヒットしただけ。
ダウン更新1度で終わってしまい、1分59秒を残して同志社の攻撃となる。
 
-疑問の残るベンチワーク-
前半残り約2分で同志社のシリーズ。ここで注目すべきは立命のベンチワーク。
同志社の1st downの直後で立命がタイムアウトを取る。
前半でもう一度オフェンスにチャンスを与えてTDを取るという計算だったのだろうが、
これが完全に裏目となる。#11木原へ11ydsのパスを決められダウン更新を許した上に、
直後の1st down後にも2度目のタイムアウト。ここでも#15中川へ10ydsのパスを決められて
同志社が2度目のダウン更新。結果的に同志社オフェンスに時間を与える結果となってしまう。
この後は#8村上のスクランブルにゲインを重ねられてダウン更新。
さらにはLB#44橋本(享)が#8村上をサックしかけているのに逃げられてパスを決められる始末。
焦るディフェンスメンバーをみかねて、ここで立命3度目のタイムアウト。
結局同志社オフェンスをギャンブル失敗に追い込むのだが、
立命のベンチワークには疑問が残るものとなった。
 
-悪い終わり方-
前半残り31秒、自陣36ydsで回ってきたオフェンス。
「前半でもう一本」という目標があったのか、TD狙いの#9木下(雅)のヘイルメリーパス。
しかしこれが同志社#25遠藤にビンゴされてしまい、再び同志社へ攻撃権が渡ってしまう。
いきなり出てきたディフェンス陣は同志社RB#22會田に12ydsを走られ、
余計なダウン更新を許してしまうが、最後はタイムアップ。
14-0とはいえ、最悪な状態で前半を終えることになる。
 
-後半は-
同志社のキックオフ、立命RET#99太田が好リターンでスタート!
自陣40ydsからの後半ファーストシリーズ。
まずは#84中林へ5ydsのパス、#26松森の9ydsのランでダウン更新。
次のプレーでは再び同志社CB#25遠藤にインセプされそうになるが、ボールは地面に落ちて不成功。
直後に#26松森へのスクリーンパスが25ydsのビッグゲインになり敵陣21ydsへ。
そこからまた#26松森が6ydsのラン、#11前田(直)に8ydsのパスを通して3度目のフレッシュ。
ゴール前10ydsからバックパスを受けた#26松森が7ydsのゲイン。
そして最後も#26松森が左スロットの位置からハンドオフを受けて右サイドのエンドゾーンへ!
またもファーストリシーズをしっかりとTDへと繋げる。
 
-進んではいる-
同志社後半のファーストシリーズは自陣21ydsから。
最初は#8村上がスクランブルするがDB#12今西がしっかりコンテインして1ydsのゲインに止めると、
3rd and 5ではLB#54名和がQB#8村上をサック!
最初はスリーアンドアウトにしとめる。
返しの立命のシリーズは自陣31ydsから。
1st and 10で#9木下(雅)がQBサック被弾し5ydsロスとなるが、
スクランブルで11ydsゲイン、#7小城へ17ydsのパスをヒットさせダウン更新。
続いてIフォーメーションから#99太田のFBダイブが15ydsのゲイン。
さらに#1本多への11ydsのパスが通り3プレー連続でダウン更新。
ゴール前13ydsまで迫るもののこの後は続かずにField Goalへ。
K#30澤和が33ydsをしっかり通して24-0とリードを広げる。
 
-修正?-
直後の同志社のリターンは立命#24大亀が素早いタックルを見せて23yds地点まで。
同志社2度目のシリーズ。#14田又へのパス、#22會田のランでダウン更新を一度許すものの、
その後は2度のパス失敗。3rd and 6でも#22會田を4ydsのロスタックルに仕留めるなど、
ディフェンスの一本目としては修正してきた様子を見せる。
そして同志社がパントを蹴った後、第3Qが終了する。
第4Qに入り立命は自陣29ydsからのオフェンス。
RB#21中西のランは3yds、そしてここまで決まっていなかったスローバックのパスが
#11前田(直)にヒットして33ydsのビッグゲイン。
さらに#99太田のランで4yds稼ぐと、#11前田(直)がRACで同志社DBを引きずってフレッシュ獲得。
この後はホールディングの反則が影響してダウン更新ができず、
再びK#30澤和がFGを狙うが、これは届かずにFG失敗となってしまう。
 
-メンバー入替後-
ディフェンスはこの辺りでメンバーを入替るが、そうした途端に同志社オフェンスが進みだす。
前半のディフェンスの不調は、2本目の選手達にも影響していた。
同志社がフォルスの反則で5yds罰退した後、ランとパスで4th and inchに。
ここをスニークで持ち込まれてダウン更新を許してしまうと、
#25佐藤がコンテインミスを犯して同志社#14田又が8ydsのゲイン。
続くプレーでは立命#34町が同志社WRを掴んでホールディングの反則。
2度目のダウン更新を与えてしまう。
このシリーズの中ではDL#98田中(稔)や、副将#93松本の好タックルもあったものの、
最後は#8村上から#14田又へ15ydsのTDパスを通されてしまい失点。
ここで同志社はTFP1点を選択。これが直後に大きく影響してくる。
 
-ドタバタの残り2分-
#1本多のリターンで自陣34ydsからの攻撃。
登場してきたQBは#18藤田。#18藤田はWR#19片山へ10yds、6ydsのパスを立て続けに
ヒットさせるものの、パスを一度失敗した後の3rd and 4で同志社DBに痛恨のインセプ被弾。
リターンはなんとかRB#46山城が止めたものの、
立命陣36ydsで同志社に攻撃権を与えてしまう。
同志社はこのチャンスをしっかり活かしてくる。
#8村上からピッチを受けた#2太刀掛がスコーンと抜けて一気にエンドゾーンへ。
36ydsのTDランを献上し、TFP Kickも成功。24-14と10点差まで迫られてしまう。
 
-同志社は-
1本目のTD後に2ポイントを成功させていれば、この時点でも逆転の可能性が少しは残っていた。
しかし、1点のKickにしていたために逆転はほぼ不可能な残り時間になってしまっていた。
同志社はオンサイドを試みるが#84中林が確保してオンサイド失敗。
立命は敵陣47ydsからの攻撃。#37石井(健)のラン、#19片山へのパスはゲインはほどんどなかったが、
#18藤田が自ら走って13ydsゲインしてダウン更新を奪うと、
最後は#11前田(直)がお手玉しながらもキャッチして#18藤田にTDをプレゼント!
これで31-14として完全にセーフティリードとする。
 
-最後のディフェンスシリーズでは-
さらにメンバーを入れ替えて4回生中心のメンバーに。
同志社のパスと反則でダウン更新を2度許してしまうが、トドメを刺したのも4回生の#24大亀!
同志社#8村上のパスをインターセプト!
リターンはエンドゾーンまでは届かなかったが、これでタイムオーバー。
 
勝つには勝ったが・・・
次節・関大戦、最終節・関学戦に向けて、課題と不安の残る結果となった。

試合を
振り返って
う〜ん、この日の試合は厳しかったですねぇ。
本当によくこの点差で済んだなという印象があります。
こんなにフラストレーションが溜まった試合は久々でしたね。
口が悪くなってしまったのは反省していますが・・・あんなにミスを連発してたのでは
僕でも我慢できなくなってしまいました。
申し訳ないんですが、今回は久々に辛口の感想書かせて頂きます。
 
まずは問題がありまくりのディフェンスから。
同志社のファーストシリーズであっさりと立命陣侵入を許してしまった時点で
「これはヤバいな」という雰囲気はありましたが、それを一試合引きずりましたね。
前節・京大戦で凄い活躍を見せた#44橋本(享)が、今回は嘘のようにタックルミスを連発。
同志社QB#8村上をサックしかけながらも逃がしてパスを決められたあの2nd and 10は
#44橋本(享)らしくない、本当にどうしたんだろうというようなプレーでした。
主将であり、ディフェンスリーダーである#44橋本(享)があの状態では、
それがディフェンス陣全体に伝染するのも当然でしょうね。
さらにディフェンスがいつになく慌てた状態で、コールが入ったのか入ってないのか
分からないような状態で、同志社のプレーを受けていたこと。
あの焦り具合はいつもの立命ディフェンスではありませんでした。
#44橋本(享)個人としては「気合いが足りない」というより、
「気合いが入りすぎて空回り」のように僕は感じました。
その#44橋本(享)の状態の悪さをフォローしたのが#54名和と#5木下(恵)。
#54名和のQBサックが出た時は、「今日は#54名和でなんとかなる」と思ったくらいです。
DL陣は同志社OLと互角以上の戦いだったと思うんですが、QBには届かなかったですね。
その辺りは流石に関西No.1QBの村上だとは思うんですが、
これからのことを考えると、もっと激しいラッシュが欲しいなという印象です。
DB陣でもタックルミスは目立ちましたね。コンテインマンが抜かれるというミスもありましたし。
同志社QB#8村上がなんとかして投げたパスをWRにヒットされてしまってましたからね。
素晴らしいパスカットもあるんですが、WRとの競り合いに負けてたプレーも何度かありましたね。
これから当たるチームにはもっと凄いWRが山ほどいます。
絶対に負けないように、自信をつけるためにも次の関大戦、関大WR陣シャットアウトして欲しいですね。
最終防衛線の2人は良かったですね。
#31乗次はランサポートも素早かったですし、#24大亀はラストのインターセプトを含め、
いい働きを見せていたと思います。
ディフェンス全体に戻りますが、あの慌てっぷりが本当に気になっています。
勝手な推測ですが、この日のディフェンスはいろんなことを試していたのではと思っています。
それこそディフェンスのプランは選手が自分達で考えて、コールも入れてたのでは?とか。
であれば、同志社オフェンス相手にあれだけ焦ってプレーに集中できなかった原因が
ある程度理解できるんですが・・・ただ単に「気合い」だけの問題だったとしたら、
残り2戦は相当厳しいものになるだろうなと覚悟しなければいけません。
 
問題があったと言えばキッキング。
京大戦で見せた鉄壁のキックカバーはどこへやら。
全てが全てビッグリターンを許したわけではありませんでしたが、甘かったですね。
残り2戦、いいRETが揃ってるチームなので、不安は残したくないところです。
K#30澤和が33ydsの距離を外したのはちょっと意外でした。でも、これはすぐに修正してくるでしょう。
 
オフェンスとしては、問題点は1つ。
#9木下(雅)のパスの不安定さ。これに尽きます。
特に同志社のラッシュが掛かってきてるというわけでもなく、ポケットの中で投げられた筈なんですが、
ターンボール気味のパスが目立ちました。後述しますがWRの活躍でなんとかなりましたね。
正直WR陣に助けられてと言ってもいいでしょう。
パスの能力は恐ろしいくらいにあると思ってただけに、早急に修正が必要ですね。
#18藤田は近大戦に続き2試合目の登場。
最初はパスを連続でヒットさせて、TDドライブいくかと思ったんですが、直後にインセプ被弾。
しかし、2度目のシリーズで一発TDを狙ったパスを
#11前田(直)がお手玉しながらも獲ってくれて公式戦初TD!本当におめでとうございます!
僕と一緒に見ている観戦仲間の方も本当に喜んでました。
そしてこの日、不調の#9木下(雅)のパスをことごとくキャッチしたのがWR陣。この日は出色の働き。
エース#11前田(直)は同志社ディフェンスの厳しいマークにあっていましたが、
それをあざ笑うかのように#1本多、#7小城がシュアなキャッチを連発!
この日はこの2人を中心にパスを展開したと言ってもいいくらいです。
#80井上、#84中林、#19片山も安定感あります。
気がかりなのはファーストプレーでキャッチした後にサイドラインに引き上げてしまった#22和田。
4回生ということもありますし、シュアハンドが欠けるのは嫌だなぁという印象です。
OL陣は負傷でC#57田口を欠いていますが、その穴を#62西川がしっかり埋めていますね。
春の間でトップのOLユニットに交じって何試合も経験したことが大きかったんでしょうね。
今回の試合ではパスプロも、ブロッキングも良かったと思います。
僕が決めるOLベストプレーは第1Qの#26松森へのスクリーンパスでの#55田中(芳)のブロックです。
RBは今は#26松森をずっと使い続けるというプランなんでしょうね。
FBタイプのRBが入る時はブロック要因だったりすることが多いですが、
それを逆手に取ったプレーとか増えてくると面白そうですね。
あと、今回はセットバックからの#99太田のFBダイブが15ydsのゲインになったこと。
これが観戦仲間の間でも評価高かったです。「立命では珍しいと」w
エンドゾーン近くのランプレーでは、RB2人を左右のスロットに置いてノーバックという
これまでとは違ったプレーも出してきましたね。これからのバリエーションに期待です。
 
この日のベンチワークについてですが、いろいろと思うところがありますね。
まずは前半残り2分18秒からの同志社のシリーズで同志社の1st downが終わる度にタイムアウトを取って、
時間を残してもう一度オフェンスへ持っていこうとしたこと。
しかしこれが完全に裏目。時間内に得点圏に持って行きたい同志社に、みすみす時間を与えました。
2度もダウン更新をされた上に、今度はディフェンスが落ち着けずにタイムアウト。
同志社のラストシリーズだけで全部のタイムアウトを消費。
さらに悪いことに、残り31秒で回ってきたオフェンスで一発を狙いすぎてインターセプト被弾。
最悪なパターンの繰り返し。立命らしさは全くみえませんでした。
サイドラインからタイムアウト取れというような指示が出ていたようですから、
コーチ陣からの指示だったんでしょうが、前半あれだけ進まれていたディフェンスを考えると、
狙いにいったのは厳しかったのではないかなと思います。
 
協会の運営にも、また苦情を言わないといけませんね。
第2試合の立命vs同志社が始まる頃は、まだ雲が出てきた程度でしたが、
第4Qになると分厚い雲が空を覆い、日も暮れてきたのでかなり暗くなってしまいました。
しかし、それでも長居球技場の照明は点灯せず、プレーが見づらくなったレフェリーがマイクで
「照明を付けて下さい」と協会側に要求する場面がありました。
残り時間も少なくなっていたので、僕達観客も「これじゃ照明付いても試合すぐ終わっちゃうよ」と
苦笑をしていたのですが、結局試合が終わるまで照明が付くことはありませんでした。
最後の方は雲が薄くなって少しは明るくなったものの、
観客からは「あとちょっとだけの試合のために照明付けたらお金勿体無いから付けんかったんや」と
皮肉一杯の意見が沢山聞こえました。
前回の王子の照明事件はミスだったとしても、今回のは確実におかしいです。
審判から照明を付けて下さいとマイクで言われるのなんて初めて見ました。
選手のプレー、審判の判断にも影響を及ぼすような照明の問題。深刻です。
協会としては今回の事態をどう考えているのか、正式に抗議したいと思います。
 
あと、今回は久々に立命館大学応援団にも注文しないといけませんね。
同志社戦の日は吹奏楽部が宇都宮での全国コンクールに出場するために
長居に来ていたメンバーは20名ほどだったのですが、それにしてもあの位置は低すぎ。
僕達が座っていたエリアでも曲の最初の方が聞き取れないような状態だったのですから、
スタンド上部では絶対に音が聞こえていなかったはずです。
今後はスタンドで応援団が陣取る位置も考えて貰う必要がありますね。
加えて曲のチョイスがどう考えてもおかしいのがありました。
同志社が4th down ギャンブルを成功させたのに、「バンビーナ!」入れたり、
タイムアウト時じゃないのに「BANANAS」入れたりと、これまでの応援団だったらありえないチョイス。
去年まで培ってきたことが今年は生かされてないのか...と心配になりました。
関学戦までこの状態ではマズいです。応援団に直接メールしてお願いしようと思います。
 
最後に4回生の話。
この日、番号を付けている4回生は全員出場しました。
部員数が100人を超える立命館では、公式戦に出場できずに卒業してしまう選手達がいます。
これまでもそういう選手達を見てきたんですが、今年は違いました。
第4Qにはオフェンス・ディフェンス共にこれまで出場したことがなかった選手が
フィールドに立ってプレーに参加していました。
ディフェンスはTDを2本取られてしまいましたが、抑えてくれたら最高だったんですけどね。
この同志社戦、「4回生は全員試合に出す」と決めていたみたいですね。
PHOTOにもアップしてありますのでご覧下さい。
 
終盤戦へ向けて課題は増える一方だと思いますが、これをクリアしない限りは頂点は見えてきません。
しかも次節は去年、負けまで覚悟しそうになった関大戦。
もうあんな胃の痛くなるような試合は絶対に嫌ですからね。
最初から全力で叩いて、また4回生に出場機会を与えられる展開にして欲しいですね。
 
STARTING
MEMBER
Offence Deffence
LT 77 紀平 和秀 3 DL 56 岡本 遥 3
LG 76 寺戸 雄二郎 4 DL 97 久司 大貴 2
C 62 西川 裕亮 2 DL 58 武知 大樹 2
RG 52 谷口 祐二 4 DL 92 前田 和律 2
RT 55 田中 芳行 4 LB 44 橋本 享祐 4
WR 84 中林 良太 4 LB 5 木下 恵一朗 3
WR 11 前田 直輝 3 LB 54 名和 啓太 3
WR 22 和田 博之 4 CB 14 藤本 将司 4
WR 1 本多 皓二 3 CB 13 石貞 有基 3
RB 26 松森 俊介 2 SS 4 河村 崇之 4
QB 9 木下 雅斗 3 FS 31 乗次 淳 3
K 30 澤和 明宏 3 P 20 木下 裕介 3
NEXT GAME いよいよ残り2試合となった第6節。
相手は去年あわや敗戦というところまで追い詰めてきた関西大学。
今年は完膚なきまでに叩く!
第6節・関西大学戦は11月11日(土) 16:00にEXPO FLASH FIELDでキックオフ!
REVIEW 秋・第1回 「高みへ」
 
秋・第2回 「in the dark」
 
秋・第3回 「Real Power」

秋・第4回 「折り返し」
 
秋・第5回 「暗雲」
 

i-modeからの試合速報です

同志社大戦メンバー表です
関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。
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