第4回 折り返し PANTHERS
2006
DATE Oct 13th(Fri)
PLACE NISHIKYOGOKU Track and Field STADIUM
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 7 3 7 20 37
GANGSTERS 0 0 0 0 0
得点経過
1Q 4:32 #11前田(直)Run 22yds TFP#30澤和Kick
2Q 11:05 #30澤和Field Goal 38yds  
3Q 2:45 #9木下(雅)Pass→#7小城 4yds TFP#30澤和Kick
4Q 2:45 #26松森Run 20yds TFP#30澤和Kick
  10:56 #26松森Run 5yds TFP#30澤和Kick
  12:00 #9木下(雅)Pass→#11前田(直) 21yds  
STATS
  PANTHERS GANGSTERS
Touch Down 5 0
1st Down 回数(ラン-パス-反則) 19(6-11-2) 4(3-1-0)
P-A-T 1point 4/4 0/0
2point 0/0 0/0
総獲得yds 450 94
攻撃回数 65 54
平均yds . .
パス 獲得yds 308 27
成功/回数 25/37 3/30
成功率 .% 10.0%
被インターセプト 1 0
ラン 獲得yds 142 67
回数 28 24
平均yds . .
FG 成功/回数 1/1 0/0
反則 回数 8 5
喪失yds 50 40
3rd Down Comversions 3/12 2/15
4th Down Comversions 0/0 0/1
Ball Possesion 25:56 22:04
観戦記 折り返しの第4節、例年に比べたら早い時期での京都大学との対戦。
春は練習を自粛していた京大だが、ここまでは「京大健在」という印象。
立命の中でも「京大戦はビッグゲーム」という位置づけは変わらない。
ここでしっかり勝利を収め、後半戦へ突入したいところ。
 
-西京極のナイター-
立命vs京大というカードでは初めての平日のナイター開催。
しかし、スタンドへの客の入りはイマイチ...これだけのカードなのに残念。
コイントスは京大が勝ち、後半をチョイス。
立命のハドルは・・・今季初めての「オクラホマスタイル」で西京極をRits House化させる。
立命#11前田(直)のリターンにより立命自陣32ydsからのファーストシリーズ。
1st and 10でRB#26松森へのスクリーンパスがヒットし18ydsのゲイン。
さらに京大がレイトヒットの反則で+15yds進んで敵陣へ。
しかし、この後が続かず。3rd and 10でもQB#9木下(雅)がサックをくらいパントへ。
このパントのスナップがホームランになるが、なんとか拾い上げたP#20木下(裕)が
パントを蹴って事なきをえる。
このパントで京大のファースト理シリーズは自陣32ydsから。
ファーストプレーでQB#19宮下は#34伊藤へのパスを試みるが失敗。
続くプレーでも大きなゲインはできずにパントへ。
ここで立命ディフェンス陣がパントをブロック!
敵陣48ydsからという好ポジションから2回目のシリーズを迎える。
 
-先制-
2回目のシリーズ、まずはWR#84中林へ7ydsのパスが成功。
続いて#26松森が鋭いカットを切って6ydsのゲインでダウン更新。
さらに#26松森のランで13ydsをゲインしてゴール前22ydsに迫ると、
#11前田(直)がリバースプレーから左オープンへ抜けてエンドゾーンへ!
TFPのキックも決まって7−0と順調に先制する。
 
-膠着-
返しの京大のシリーズは自陣26ydsから。
ここは立命のオフサイドの反則もあり、2度のランプレーでダウン更新を許してしまうが、
この日スターター復帰のDL#56岡本の好タックルもあり、再びパントへ。
京大P#28佐々木のパントはアウトバウンズになり立命は自陣25ydsからの攻撃。
#1本多のランは1yds、続いて#26松森のランがビッグゲインになるも、反則で大きく戻されてしまう。
この後、さらにディレイオブザゲームの反則で5yds罰退するとダウンを更新できず。
パントとなるが、このパントカバーで#38滝澤が素早いタックルでリターンさせず。
京大は自陣22ydsからのオフェンスとなる。
このシリーズは1度のダウン更新を許すものの、京大にサインミスがあったところを
DL#97久司が5ydsのロスタックル!
ディフェンスの奮闘で京大を自陣に留めさせる。
 
-ディフェンス合戦-
この後は立命、京大ともディフェンス陣が奮闘。
立命#9木下(雅)のパスが京大DB#15前川にインセプ被弾したり、
逆に立命LB#44橋本(享)の好タックルが出たりするなど、お互いにパントを蹴りあう状態が続く。
 
-流れを変える-
気迫の京大ディフェンスの前にドライブを展開できない立命オフェンス。
第2Q8分頃、自陣28ydsからのドライブでQBに#3渋井を投入する。
すると、これまで苦しんでいたオフェンスの状態が変わる。
#26松森のランは8ydsのゲイン。#11前田(直)への14ydsのパスが決まってダウン更新。
さらに#26松森へのスクリーンパスが16yds、#84中林へ10ydsのパスが連続でヒットして敵陣20ydsへ。
しかしこの後はホールディングの反則で罰退、さらにパスが通らずにFGへ。
ここはK#30澤和が38ydsをしっかりと決め手10−0とし、前半を折り返す。
 
-後半は-
立命のキックオフ、京大のリターンから。
#46山城が素早い出足で京大にリターンさせず。
京大自陣21ydsから後半最初のシリーズ。
京大QB#19宮下のキープをLB#44橋本(享)が2ydsのロスタックル!
3rd and 12でも#44橋本(享)が好タックルを見せ、スリーアンドアウトに仕留める。
その京大のパントをRET#1本多が好リターン!
敵陣44ydsからというポジションから後半最初のシリーズ。QBは再び#9木下(雅)
まずは#26松森が14yds走ってフレッシュ獲得。
さらに#26松森の5ydsラン、#7小城の6ydsのパスで2度目のダウン更新。
そして再び#26松森が16ydsのランを披露すると、
最後は#9木下(雅)が落ち着いて#7小城へのパスを決めて後半1本目!
これで17−0とする。
 
-堅いディフェンス-
返しの京大オフェンス。
しかしここでも前半から堅い守りを続けてきた立命ディフェンスが立ちはだかる。
2回のランプレーで3rd and 3とされたが、ここで#19宮下のキーププレーを
LB#54名和が好タックル。このプレーのおかげでスリーアンドアウトになる。
立命の2回目のシリーズは#22和田へ4yds、#11前田(直)へ29ydsのパスがヒットし、
敵陣侵入するものの、サックを受けて-8yds、ディレイの反則で5yds罰退。
その直後にはスナップが乱れて-12ydsのロスとミスを連発。
ここはP#20木下(裕)のパント、エンドゾーンへ飛び込みタッチバックとなる。
京大3回目のシリーズ。#39高松のラン、#34伊藤への11ydsパスなどでダウン更新を許してしまうが、
#97久司のロスタックルもあり、結局はパントへ。
このパントがアウトバウンズへ出て、立命は第3Q残り8秒で自陣34ydsからの攻撃となる。
 
-スイッチON-
#9木下(雅)が#22和田へ9ydsのパスをヒットしたところで第3Qが終了。
エンドが替わって第4Q。#7小城へのパスをヒットさせ8ydsのゲインでダウン更新。
敵陣に入り#26松森のドローが1ydsのゲイン。
直後に反則で5yds罰退するものの、#7小城へ13ydsのパス。
#11前田(直)へ20ydsのパスをヒットさせてレッドゾーンへ。
最後は#26松森が京大ディフェンスをまくってエンドゾーン右隅へ飛び込んでTD!
先ほどのシリーズの不調を飛ばすようなTDドライブで24-0とする。
 
-再び登場-
続く京大のシリーズは3回のパス失敗でパントへ。
京大のパントは前節・関学戦と同じくパントをアウトバウンズへ蹴りこんでいる。
立命は自陣34ydsからの攻撃。QBは#3渋井が再び登場。
まずは前節に引き続き登場の一回生RB#35橋本(将)が2ydsのラン。
続いて#3渋井がスクランブルするが・・・京大ディフェンスのタックルを受けて負傷。
QBは#9木下(雅)へと替わる。
#11前田(直)へのパスをヒットするものの、ダウン更新には至らずにパントへ。
続く京大のシリーズはロングパス失敗、パスの投げ捨てなどであっさりとスリーアンドアウト。
立命ディフェンスが鉄壁の守りを見せる。
この後の立命のシリーズ。QBはやはり#9木下(雅)。
#35橋本(将)へのスクリーンパスが13yds、#80井上への7ydsのパスがヒットするものの、
敵陣へ入ることはできずにパント。
ここで#34町が京大RETを即タックルでしとめてリターンを許さず。
京大のオフェンスシリーズでも、再び立命ディフェンスが爆発。
DL#90堀田のラッシュ、DB#24大亀のあわやインセプというプレーもあり、
3シリーズ連続でスリーアンドアウトとする。
 
-最後の最後-
試合時間残り2分45秒から立命のオフェンスシリーズ。
自陣45ydsから#11前田(直)へのパスが決まり、一気にエンドゾーンを陥れるものの、
プレー中に立命に反則があり、幻のTDに。
しかし敵陣22ydsからの1stダウンを獲得。
#35橋本(将)がランで2yds、#11前田(直)がレシーブ後の見事なセカンドエフォートで
18ydsをゲインして敵陣5ydsへ。
最後はピッチを受けた#26松森が左オープンへ抜けてTD!
31-0としてダメ押しとする。
ところが直後の京大オフェンスがパス4回の失敗で40秒ほどしか消費せず。
残り20秒で敵陣25ydsからの立命のシリーズへ。
立命は#35橋本(将)のランで3ydsゲインし、そのまま流す様子。
スタンドからはカウントダウンが起こり、試合が終了するかと思われた残り1秒、
なんと京大がタイムアウト。
タイムアウト中に立命のサイドラインからも指示があった。
そしてラスト1秒のプレーは、#9木下(雅)から#11前田(直)へ本当にトドメのTDパス!
ルールによりTFPのKickは蹴らずに37-0で試合が終了。
京大戦というビッグゲームを制し、4戦全勝で折り返す。
 
残り3戦、今のチームをもっと完成形に近い形へ持っていくことが、
頂点に立つための必須条件。1ヵ月半の間に全力を込める。
 
試合を
振り返って
平日のナイター開催でどれくらい入るか心配してたのですが、
連盟の発表では3000人でしたか。少なかったですね。
衣笠での情宣活動もなかったようですし...西京極での試合なだけに残念です。
KBS京都での中継があったことが救いでしたが、平日開催には課題を残しそうですね。
 
この日はディフェンスが好調でしたね。
特に神出鬼没で京大RBを止めたLB#44橋本(享)!
かなりの確率でボールキャリアーへと詰めていましたね。
#54名和もランプレーへの対応が早かったです。
#5木下(恵)にしても、外はほぼ完璧な守備を見せていました。
そしてそのLB陣を自由に動かせたDL陣。
なんと言っても#56岡本の復活は大きいですね!
#56岡本サイドへのピッチプレーは速攻でタックルしていましたし、やはり別格。
2回生DLトリオも#97久司を筆頭に京大OLに対して五分以上の戦い。
QBまで届くことは少なかったものの、いいラッシュをかけていました。
DB陣は京大のパスを3回成功/30回試投に抑えました。
DL陣のQBへのプレシャーもありましたが、DB陣のカバーも良かったです。
ただ、DB陣のパスカバーに関しては、完全に解決したとは思っていません。
試合後に京大の水野監督がスポーツ紙にコメントしているように
京大WR陣でズバ抜けたスピードを持つ選手は少ないので、比較的楽にカバーできたはず。
今後対戦する学校のエースWRクラスと対峙した時に、どれくらいの働きを見せてくれるか。
そこを残りの試合でチェックしたいと思います。
 
オフェンス陣は前半は京大ディフェンスの気迫に押された感じがありましたね。
前半、特に第1Qは京大DL陣のプレッシャーも強く、思うようなプレーをさせて貰えなかった。
これまでの試合でOLのパスプロに関しては自信を持っていたんですがね...
この日の前半はかなり漏れてきてた気がします。
京大DLのプレッシャーを受けて、QB#9木下(雅)は弱さを露呈しましたね。
あの状態から落ち着いてパスを放れるようになるとすごいんですが...
インターセプトされたプレーに関しては、京大の罠に引っかかったとしか言いようがないですね。
WRの前に回りこまれてますし、京大DBを誉めるしかないでしょう。
#3渋井が第4Qのプレーで途中退場してしまったのは非常に気になりますね。
前半#9木下(雅)で流れが滞ってたところに出てきて、リズムを変えていたので、
やはり出てくれば違うというところを見せてくれていたんですけどね。
RB陣は#26松森が凄いの一言。あのスピードとカットは別格。
信じられないところから捲くって縦に上がってますから。
RB陣の傾向なんですが、「#26松森一辺倒」からちょっと変えてきましたかね?
前半の段階から#40浅尾のスクリーンやランプレーを出してきましたし、
後半には一回生RB#35橋本(将)がまた出てきてましたからね。
そろそろ「#26松森だけマークしていればいい」というライバル校の注意を外しにきてるみたいです。
WR陣もターゲットを分散させている傾向にありますね。
4回生WRの#22和田・#84中林は安定感がありますし、#7小城もかなり目立ってきました。
注文をつけるとすれば、3回生WRカルテットの#80井上。
何度もパスは投げられているんですが、獲りきれなかったですね。
球際でもう少し強くなってくれれば、これからかなり期待できると思います。
ここぞという時は#11前田(直)という傾向はあるようですが、
これだけのWR陣が揃ってますから、相手のマークも一人には集中できないはず。
 
スペシャルチームではなんと言っても#20木下(裕)のパントが素晴らしかった。
特に最初のスナップミスを蹴りだしたのはビッグプレーでした。
パントも飛距離・滞空時間ともに申し分ないですね。
そしてそのパントから素晴らしいカバーをみせたカバーチーム。
#38滝澤は何度も京大RETに真っ先に襲い掛かってましたね!あのスピードは凄い。
そして#34町も素早いカバーしてました。
この日のキックカバーに関してはほとんど不安はなかったですね。
 
一戦一戦課題を潰していっているようにも見えるんですが、
また新しい課題も露呈しているような気がしますね。
次は第5節。もう新しい課題を出しているような場合ではありません。
関西No.1QBと呼ばれている同志社#8村上のパスがあるので、
立命DBのチェックも出来そうですし、ここでディフェンスはきっちり仕上げて貰いたいですね。
オフェンスにしても波のあるオフェンスはしないこと。
最初から最後までスイッチオン状態でプレーできるかどうかが鍵でしょう。
 
 
STARTING
MEMBER
Offence Deffence
LT 77 紀平 和秀 3 DL 56 岡本 遥 3
LG 76 寺戸 雄二郎 4 DL 97 久司 大貴 2
C 57 田口 幹也 4 DL 58 武知 大樹 2
RG 52 谷口 祐二 4 DL 92 前田 和律 2
RT 55 田中 芳行 4 LB 44 橋本 亨祐 4
WR 80 井上 孝 3 LB 5 木下 恵一朗 3
WR 11 前田 直輝 3 LB 54 名和 啓太 3
WR 22 和田 博之 4 CB 14 藤本 将司 4
WR 1 本多 皓二 3 CB 13 石貞 有基 3
RB 26 松森 俊介 2 SS 4 河村 崇之 4
QB 9 木下 雅斗 3 FS 31 乗次 淳 3
K 30 澤和 明宏 3 P 20 木下 裕介 3
NEXT GAME 次節は今季唯一の長居。
ホーム扱いのマルーンのユニフォームで迎え撃つは同志社。
一戦一戦が決戦の後半戦、ここから一気に頂点へ!
第5節・同志社大学戦は10月28日(土) 14:00Kick off!
REVIEW 秋・第1回 「高みへ」
 
秋・第2回 「in the dark」
 
秋・第3回 「Real Power」

秋・第4回 「折り返し」
 


i-modeからの試合速報です

京大戦メンバー表です
関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。
inserted by FC2 system