第2回 | 危険信号 | PANTHERS 2004 |
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DATE | Sep 20th(Hol) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PLACE | TAKARAGAIKE STADIUM | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
SCORE |
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得点経過 |
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STATS |
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観戦記 | 個人的には今季初観戦となったこの試合。 注目したいところは「2本目の出来」と「1回生の活躍」だったのだが... 試合はそんなのとは全く縁の無い展開となった。 -先発QB#3渋井- メンバー表を貰ってまず目に付いたのは「QB #3 渋井辰彦」の文字。 「#12池野はどうしたのか?」と思ったが練習では元気そうに投げている。 これはひょっとすると「QB#3渋井強化試合」とするのではと、個人的には考えた。 -立命リターンですか- コイントスは立命が取る。いつもなら後半チョイスにするところだが、 この日は珍しくリターンを選択。 #7長谷川がリターンして、立命自陣35ydsからのファーストシリーズとなる。 まずは#22佃の中央だが、これはゲインなし。 続いて#11木下へパスを投じるも、神戸ディフェンスのカットにあい不成功。 3rd and 10では#7長谷川へのパスだったが、イージーパスを#7長谷川落球。 あっさりと3アンドアウトとなってしまう。 対する神戸は先発QB#4多和。1st and 10のドローが5ydsのゲインとなるが、 後はシャットアウト。こちらもパントとなる。 しかし、このドローの5ydsゲインが後で重く圧し掛かってくる。 -狂った歯車- 立命の2回目のシリーズ。 まずは#23古川のランで13ydsゲインすると、 #7長谷川へ37ydsのパスが通り連続ダウン更新。 敵陣18ydsから#11木下へパスがヒット!技ありのランアフターキャッチで エンドゾーンまであと少し!というところで反則発生。 その後の敵陣11ydsからの3rd and 4、#3渋井のドローでも反則発生。 さらにK#19片山の34yds Field Goalは不成功。 ここで完全にオフェンスの歯車が狂ってしまった。 神戸もこの後のオフェンスで進めず。 第1Qは完全に立命の不調、神戸の思い通りの展開となる。 -まさかの第2Q- 第2Qに入ってからの立命の攻撃。 #22佃へのスクリーンパスはゲインなし、#7長谷川へのパスで7ydsゲイン。 敵陣43ydsから3rd and 3で#3渋井から#11木下へのロングパスは失敗。 相変わらずオフェンスの調子は上がらない。 そしてこの直後、この試合最初のミスが出る。 4th Down パントで立命P#13三宅がボールをファンブル。 なんとか抑えたものの、神戸に立命陣内からの攻撃権を与えてしまう。 ここで第1Qから出されてきたランが立命ディフェンスを苦しめる。 #4多和のキープ、左オープンで次々とゲインを許し(ここで#4多和は負傷退場)、 その後も#23上手、#1中井のランでダウン更新。立命陣21ydsまで攻められる。 しかし#5内田の強烈ブリッツが入って10ydsのロス! FG圏内からも外し、なんとかパントへ。 -そして、ついに- 神戸の攻撃を凌ぎ、立命自陣14ydsからの攻撃。 まずは#7長谷川へのパスを通し、レッドゾーン脱出。 しかしその後が良くなかった。 #3渋井→Delaware Sweepの#11木下→#7長谷川というスペシャルな リバースを繰り出すも7ydsゲインにとどまる。 そして3rd and 3、#3渋井が放ったパスを狙い済ました神戸#6阿部がビンゴ。 立命2つ目の、そして致命的なミスを犯す。 立命陣14ydsからの神戸の攻撃。 まずはランで2ydsゲイン、さらに#32森のランでゴール前1ydsに迫られる。 そこからの2回の攻撃は凌いだものの、第2Q10分5秒ついに神戸が先制する。 両TE、RB3人のパワープレーで右へクイックアウトしたTE#81中川への TDパスが成功。TFPのKickは失敗したものの0-6。 まさかの先制を許してしまう。 この直後のシリーズから立命は#12池野を投入するが、 1回のダウン更新もできずに前半が終了。 ここ何年かの宝ヶ池では初めての前半無得点。 パンサーズのサイドラインに暗く重い空気が漂う。 -後半は神戸のリターンから- 神戸のリターンというと、いつも嫌な記憶があるのだが、 このリターンもなかなか良く、神戸陣41ydsまで戻される。 しかし、ここから流れは少しずつ立命に向いてくる。 神戸のダイブを#99紀平が片手でタックルしロスゲイン。 さらに神戸が反則連発し、あっさりとパントになる。 立命後半最初のシリーズは敵陣48ydsから。 #21岸野のランで3ydsゲイン、さらにTE#15末原へパスを通しダウン更新。 そこから#11木下へ5ydsのパス、#44齋藤のダイブがようやく出て再びフレッシュ。 さらに#87松村(悠)へのパスが神戸のパスインターフェアを誘い、 ゴール前7ydsへ。#21岸野のランで残り1yds(#65田口で隠れてますが)とするが、 トゥルーIから#22佃へのピッチで3ydsのロス。 しかし3rd to 4で#87松村(悠)がギリギリパスをキャッチして同点! さらに#19片山がTFP Kickを決めてようやく逆転する。 -またピンチ- 次の神戸の攻撃もパントへ追い込むものの、RET#11木下がファンブル。 再び神戸の攻撃になる。 しかしここで神戸#10江端のパスをCB#27福島がインターセプト! ディフェンスのビッグプレーで勢いづくか!?と思いきや、 この日の立命は流れに乗り切れない。 #12池野のスクランブルがロスになると、フォルススタートで5ydsのロス。 罰退後の3rd and 16で#12池野のパスが再び神戸#6阿部にビンゴされる。 -苦しい時間- この苦しい状況でゲームは第4Qへ。 神戸はこの日調子いいランプレーを軸に進む。 #10江端から#81中川へのス−パーパスも飛び出して立命陣へ。 ここは#5内田、#97浮田の連続パスカットで4th and 1へ。 もちろん神戸はギャンブル。 ここは止めておきたいところだったが、#81中川へ23ydsのパスを通され ギャンブル成功を許してしまう。 さらに#32森、#10江端のランでゴール前18yds、神戸はFGを狙う。 これを決められたら再び逆転、リードを許されてしまう。 しかし、ここで#13三宅(だと思います)がブロック! ボールはポールに届かずにFG失敗! なんとか首の皮一枚でつながった。 -さぁ- 後半最大のピンチを凌いだ立命。最低でも2本は欲しいところ。 敵陣20ydsからの攻撃、#15末原にパスを2本通して連続ダウン更新すると、 #11木下への21ydsパスで敵陣へ。 さらに直後の3rd and 14でも#11木下へ16ydsのパスが通って敵陣20ydへ。 ここから#44齋藤のダイブが再び出て、一気にゴール前3yds。 ここで再びトゥルーI。ここはガチンコ勝負に出るが、 #22佃はノーゲイン、#34太田は1ydsのゲインとなる。 「また届かないのか...」そんな思いを断ち切ったのは#88大滝! #12池野のパスを見事ダイビングTDレシーブ! これで14-6となんとか追加点をものにする。 -最後は- 神戸も残り4分からの攻撃で意地を見せる。 #80立澤、#19福田へのパスを通しダウン更新。 そして自陣30ydsの4th ダウンギャンブル、#10江端が投げたパスを #9塚田がカット! これでなんとかなった。 敵32ydsからの攻撃となると、#23古川が右を走って33ydsのゲイン。 そして最後は#21岸野が3ydsを押し込んでTD! 21-6。点差だけはなんとか開いた。 最後の神戸のシリーズも、ダウン更新されるほど進んだが、 ここでゲームオーバー。 この数年の第2節ではもっとも出来の悪い、最低の試合。 関西の連覇、「OVER THE TOP」の目標がはるか遠くに霞むような試合だった。 |
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試合を 振り返って |
名古屋から車で来たこともあり、予想以上に体力を消耗してしまったので、 予定を変更して新幹線で帰ってきました。 21:30に部屋に到着して、ネットウォッチ。 軽くご飯を食べて観戦記の執筆にかかりました。 正直な感想、「全然ですね。」 春に観た、どの試合よりも酷かったでしょ。 試合前に「#3渋井強化試合」だとか書きましたけど、 そんなことやってる余裕全然なし。 (21日追記:大阪日刊Webによると、#12池野は負傷していたようですね。 負傷をおしての出場だったようです。) 見たかった1回生も#6前田とK#30澤和が出たくらいでしたか。 この時期こんな試合をしていては、後半戦で勝ち抜くことは絶対に無理。 それどころか、第4節の関大戦に危険を感じてきました。 オフェンスは春から相変わらずのイマイチっぷり。 OLが押し切れないから豊富なRB陣を生かせず。 結局パスでも#11木下、#7長谷川頼みになっています。 その頼みのご両人もミスする始末ですから、本当にお手上げ状態。 #3渋井の調子が良くなかったのもありますが、 (プレーが崩れた時の出る彼の良さがこの日はなかったですし) 前半のオフェンスはスナップに原因があったのではないでしょうか? なんかスナップが安定してないんですよね。 C#65田口の時は結構テンポ良くなったんですが、 スタートのC#58坂根の時はちょっとイマイチ。 彼が1回生の頃から書いているんですが、どうも「ふわっとスナップ」の感があります。 OL全体としてはまだ力強さに欠ける。押し切れない。 「課題課題」と言われたここ2,3年でも一番の「課題」ですね。 ゴール前のショート、トゥルーIで何故#22佃へのピッチなんですか? 何でガチンコ勝負しないんですか? その答えは後半の同じシチュエーションで出てしまったわけですが... ショートでも全然押し切れませんね。 結局最後は両サイドに2レシーバーのショットガンに逃げました。 OLとしては本当に悔しかったのではないでしょうか。 う〜ん、今年からOLのスプリットを狭くして、いい結果が全然出てないのですが、 これからどうするのか?僕もかなり疑問に思っています。 とにかく、「人間山脈」は名前だけなんて言わせないで下さいね。 RB陣は良さを活かせず。中央のダイブで出たのは#44齋藤の2回だけ。 トータルで25回75ydsはどうみても酷いでしょう。 QBですが、#3渋井も#12池野も「悪くもないけど良くもない」状態。 ただ#12池野は「ちょっと判断が遅い」、#3渋井は「思い切りがない」と 春と変わってなかったですね。横浜ボウルの「良い#3渋井」は何処... #12池野が動けない理由は負傷にあったようですね。 その点は考慮しましょう。 しかし、エースの負傷でこういう苦しい展開になったのは事実。 「自分が負傷したらこういう事態になる」、それは認識しておかなくてはいけません。 まずはしっかり治療に専念して欲しいと思います。 逆に#3渋井は、ここがチャンスと見て思いっきりアピールして欲しいですね。 こういう展開の時に#12池野を強行出場させないくらいになって欲しい。 そういう点で言えば、今回は「赤点」でしたね。 春から言っていますが、#3渋井に必要なのは「思い切り」ですから。 WR陣ですが、エース2人がミスしてるようでは... まず、何度も書いていますが「エース2人頼みになるな」 これは今年のRits-Gunの絶対条件です。 そのためには他のWR陣がもっとアピールしてこないといけない。 #87松村(悠)、TE#15末原もいい動きをしてましたし、 伸びて来てるんですが、まだ「絶大の信頼」を得られるほどではないですね。 注目してる選手としては、TDの#88大滝。 個人的には「#88大滝の高さを活かして高めのパス」と思っていましたが、 なんと#88大滝ダイビングキャッチ。 ああいう勝負強さを見せてくれるといいですねぇ。 ただ、QBとレシーバーの問題は「コミニュケーション」だと思っています。 もっと練習でパス投げて、取ってのキャッチボールの繰り返し。 これが今のパスユニットに求められていることではないでしょうか。 そして本当にどうしてしまったのかディフェンス。 完全に崩壊状態です。 特にDL。あの面子で中央割られるとは、一体どうしたことでしょう?? 敢えて「受けている」のか。いつもの破壊力全然ナシ。 さらにLB陣が全然動けていないからダイブが出る出る。 LB陣もダイブプレーに関しては全然ダメですね。 いて欲しいところにいない。 DL抜けたらガラ空き状態になることがしばしば。 春から心配していたことがやっぱり現実になりましたね。 克服できてません。 DB陣、特にCB陣がちょっと不調でしょうか。 CB#27福島が神戸レシーバーに付ききれてないのが気になりましたし、 実際にそこを狙われていたこともありましたし。 神戸は例年以上に守備が良かったという印象もあります。 攻撃も#10江端は「ラン中心のQB」と思っていましたが、もの凄いパス通してましたし、 TE#81中川もスーパーキャッチを見せていました。 後半に神戸のスタミナが切れなかったらと思うと... そういう意味では神戸のスタミナ切れに助けられましたね。 全体についてですが、正直ここまで悪いといろいろと理由を考えてしまいます。 「何かしらの課題(プレーの限定など)」を課しているから、 いつものように動けないのか。 先週から連続で試合だから調子が良くないのか。 (それ以前の問題として、全てが出来なさすぎですが) 21日追記:ネットでいろいろな記事を読みましたが、 「気持ちの問題」がかなり大きかったようです。当然ですよね。 1プレー1プレーに賭ける想いってあまり感じなかったですし。 かくいう僕も神戸のことなめてました。 じゃなけりゃ「#3渋井強化試合」なんて考え出るはずないですよね。 神戸大の皆さん、本当にすみません。 昨日の神戸大は全てを賭けてぶつかってきました。 その想いが前半の結果に現れていると思います。賞賛に値します。 「絶対に相手をなめちゃいけない」 これまでに嫌と言うほど味わってきたのに、僕自信も、パンサーズも忘れていました。 なめてかかって勝ち抜けるほど関西学生は甘くありません。 自分でも本当に反省しています。 とにかく、今年の立命の「悪い部分」が全部出た感じ。 その悪い部分が「今まで問題なかった部分」にまで侵食して、 全てを「悪い部分」に変えてしまいましたね。 こんなのが限界なはずはないでしょ。 パンサーズの限界は「OVER THE TOP」の先にあるでしょ。 それまで「限界だ」なんて言わせません。 ミニデータ ちなみに、宝ヶ池で先制TDを許したのは99年の神戸大戦以来です。やっぱり神戸か... 前半無得点というのは01年関学戦以来。宝ヶ池では記憶にありません。 |
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STARTING MEMBER |
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NEXT GAME | なんとかしてくれよ!次節はいつものパンサーズを見せてくれ! 第3節・同志社戦は10月2日(土)宝ヶ池球技場で13:40Kick off。 |
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REVIEW | 第1回 「ホームBKCで開幕」 第2回 「危険信号」 |
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i-modeからの試合速報です |
神戸大戦メンバー表です |
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公式記録はこちらで確認して下さい。 |
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