第10回 可能性
DATE 5/30(Sun)
PLACE BKC GREEN FIELD
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 7 10 7 13 37
LIONS 0 0 7 0 7
 
1Q : #12荒木(裕)Pass→#83岡部 15yds TFP#32佐伯Kick
2Q : #31松森Run 4yds TFP#32佐伯Kick
  : #32佐伯Field Goal 28yds  
3Q : #2青木Pass→#80荒谷 12yds TFP#40内田Kick
  : #39井上Kick Off Return 85yds TFP#32佐伯Kick
4Q : #39井上Run 8yds  
  : #12荒木(裕)Pass→#81今津 28yds TFP#32佐伯Kick
STATS
  PANTHERS LIONS
Touch Down 5 1
1st Down(ラン-パス-反則) 23(11-10-2) 7(1-5-1)
P-A-T 1point 4/5 1/1
2point 0/0 0/0
総獲得yds 339 56
攻撃回数 59 46
平均yds 5.72 1.21
パス 獲得yds 213 113
成功/回数 16/29 8/17
成功率 55.1% 47.0%
被インターセプト 0 0
ラン 獲得yds 126 ▲33
回数 30 29
平均yds 4.1 ▲1.31
FG 成功/回数 1/4 0/0
反則 回数 4 4
喪失yds 25 37
ファンブル 0-0 0-0
3rd Down Comversions 5/9 2/12
4th Down Comversions 0/0 0/0
記録は筆者によるものです。
公式記録とは異なりますのでご了承下さい。
 
  2010年は春の締めくくりがJV戦という珍しい年になった。
4試合あったJV戦もこれで最後。
急に対戦相手が変わったが、大産大はDiv.IIの上位チーム。相手に不足はない。
 
-テンポ良く-
コイントスは立命が勝ち後半をチョイス。
立命のキックオフ、大産大のリターンで試合が開始。
大産大のリターンが良く、自陣43ydsから大産大のファーストシリーズ。
大産大のスターターは二回生QB#7村上。
まずはFB#30入江のランで2yds、2 and 8でプレアクションパスをWR#27杤本に決められフレッシュ。
立命陣への侵入を許してしまうが、一回生WR#83神本へのパスは不成功、
#30入江のFBダイブを6ydsのゲインに止めると、3rd ダウンはパス失敗。
大産大のパントはタッチバックとなり、立命自陣20ydsからファーストシリーズを迎える。
立命先発QBは二回生QB#12荒木(裕)。この春二回目の出場。
前日に#15谷口と#9松田が出場しているため、この日のフル出場は想定していた。
まずはTB#39井上のランでダウン更新すると、TE#89安藤へ14ydsのパスをヒットさせる。
さらにWR#83岡部へのパスやTB#27東條のランで敵陣へ入ると、
最後も#83岡部へTDパスをヒットさせて先制。TFPも決めて7-0とする。
返しの大産大のシリーズはDT#96神山が大産大FB#30入江のヘルメットを吹き飛ばすほどの
強烈なロスタックルを決めてスリーアンドアウトにしとめる。

 
-決まらない-
立命二回目のシリーズは自陣40ydsから。
#27東條へのスクリーンパスが20ydsゲインとなり敵陣へ侵入すると、
一回生WR#25鈴木へ16ydsのパスが決まって連続ダウン更新。
さらに#39井上、#27東條、#31松森のランでゴール前に迫るも、FB#41宇那木へのパスは失敗。
3 and 4では#12荒木がQBサック被弾。
K#32佐伯が27ydsのFGを狙うが...これは外れてしまう。
直後の大産大の攻撃でもDE#95小山のQBサックなどでスリーアンドアウトに仕留める。
パントも立命の選手がブロックし敵陣25ydsという絶好のポジションから攻撃。
しかし、ホールディングの反則などでダウン更新をできずに47ydsのFGトライへ。
風上で飛距離は十分だったが...大きく逸れて不成功に終わってしまう。
 
-怒涛のディフェンス-
立命D#陣は大産大のオフェンスをほとんど進ませない。
立命フロントが大産大OLを圧倒し、ランプレーに関してはほとんどがロスタックル。
4シリーズ連続でスリーアンドアウトに仕留める。
2回続けてFG失敗に終わっていたオフェンスだが、次のシリーズはテンポよく展開。
ハーフラインから#31松森のラン、WR#18福永へのパスで連続ダウン更新すると、
#27東條のラン、WR#88河田へのパスをヒット。
ここでウォータータイムアウトを挟み、#39井上のランでダウン更新。
レッドゾーンに侵入すると、#27東條の11ydsランでゴール前4ydsへ。
最後は#31松森が中央を突破してエンドゾーンへ駆け込む。
ここはTFPもしっかりと決めて14-0とする。
立命のこの後のシリーズは#83岡部へ26ydsのパスをヒットして敵陣侵入するも
#12荒木(裕)がパスラッシュから逃げてロスタックル被弾。51ydsのFGトライへ。
これも風に乗って飛距離は十分だったのだが、わずかに左へ逸れて失敗。
前半残り52秒からのシリーズではRET#31松森のリターンで敵陣25ydsから。
パスを二本連続でカットされてしまうが、右コーナーを狙ったパスで大産大の反則を誘う。
ここもエンドゾーンには至らなかったが、K#32佐伯が28ydsのFGを決めて17-0で折り返す。
 
-後半キックオフ-
後半は大産大のキックオフ、立命のリターンでスタート。
立命RET#31松森のリターンで立命は自陣32ydsから後半ファーストシリーズ。
まずは#31松森のランで9yds、#27東條の3ydsランでダウン更新。
さらにWR#19浅野へ14ydsのパスを通すと、#39井上のランで6ydsゲイン。
再び#19浅野への7ydsパスでダウン更新。
#39井上の20ydsランでゴール前9ydsに迫るが、直後のプレーでファンブルロスト。
ファーストシリーズで得点できず。
立命ファンブルロストから大産大は自陣15ydsから後半ファーストシリーズ。
QBは第2Qの最後から登場している一回生QB#2青木。
この#2青木のプレーが素晴らしい。
二回生WR#10小西、四回生WR#4中道へ15yds、16ydsとパスを立て続けにヒットすると、
QBスクランブルで3ydsゲイン。#26西村のランはロスタックルになるものの、
ロールからTE#80荒谷へのパスをヒットさせてダウン更新。
立命陣に入ると、ロングパスで立命はパスインターフェアの反則を取られてしまう。
これでレッドゾーンに侵入されると、最後もTE#80荒谷へ12ydsのTDパス。
立命D#は大産大の一回生QBに翻弄されてしまう。
 
-一発!-
しかし、直後のキックオフリターンで目を醒ましてくれた。
RET#39井上は一旦ボールをファンブルするも、拾い上げると一気に加速。
大産大カバーチームを抜けるとそのままエンドゾーンへ!
85yds程のキックオフリターンTDで再び点差を広げる。
返しの大産大のシリーズは#80荒谷へのパスでダウン更新を許すものの、
#2青木のスクランブルをロスタックル。さらに#95小山のQBサックで大幅にロスさせてパント。
これで敵陣28ydsからの攻撃権を得ると、#18福永へのパス、#39井上のランでフレッシュ。
FB#94佐紺へのパスは落球で不成功となるが、#31松森がオフガードを突いて12ydsのゲイン。
ここで第4Qへ。
エンドが変わって1 To 8では#39井上が中央を突破してエンドゾーンへ!
TFPはスナップが乱れてホルダーの#25鈴木がサックされて不成功。30-7となる。
 
-勢いは止まらない-
後半に入り、ディフェンスは少しずつメンバーを交替したが、
大産大オフェンスがバテてきたこともあり、勢いはさらに増した。
LB#60滝澤のロスタックルや#95小山の3つめのQBサックもありスリーアンドアウトへ。
直後の立命のオフェンスシリーズはWR#81今津やWR#16加藤へのパスでダウン更新をするものの、
ハーフラインまできたところでQBサックを被弾してパントへ。
大産大はこの攻撃でも立命D#の勢いに屈しスリーアンドアウト。
しかもパント時にパーソナルファウルを犯して立命は敵陣28ydsからのオフェンスとなる。
ここはQB#12荒木(裕)がロールしてからラッシュを受けてプレーが崩れたものの、
エンドゾーンのWR#81今津へパスをヒットさせて一発でTD!37-7とする。
次の大産大の攻撃でも立命D#はロスタックルを連発。
最後はQBサックで試合を締めた。
 
 
 
 
  今回は試合の総括は手短に。
前半はテンポ良くゲームを展開できていたと思います。
6回あったシリーズも全てスコアリングポジションへ持って行きました。
FGトライが1/4という結果は正直誤算でした。後述しますが、K#32佐伯には正確性が必要ですね。
しかし、逆にエンドゾーンまで持っていけない詰めの甘さとも言えます。
QB#12荒木(裕)は前回の龍谷戦よりは良くなっていましたね。
試合勘を取り戻してきてますし、この日のオフェンスをリードしていました。
ディフェンスはフロントの強さの一言に尽きますね。
後半はDLもメンバーを少しずつ替えていましたが、バテてしまった大産大OLを相手に
暴れ放題状態になり、大産大のランプレーをことごとくロスタックルにしました。
大産大はメンバー表を見ても下回生中心だったようですが、いい選手が多かったです。
第2Qから登場した一回生QB#2青木は良かったですすね。
去年の北大津高校のエースQBだそうで、「上手いな」という印象を素直に受けました。
大産大伝統のオプションを活かせそうなQBで今後が楽しみです。
要所で活躍していたTE#80荒谷は四回生でしたがオフェンスを引っ張ってましたね。
あのホットラインはDiv.IIではなかなか止められないんじゃないかな...
 
 
さて、ここからはJVの総括に入ります。
2010年は一回生が多く登場した年になりました。
例年何人かは一回生時から活躍はしますが、今年はトップチームでも活躍する選手が出ました。
今年入学した新入生のレベルが高かったことが証明されていますね。
一回生TB陣は文句なしの活躍。これから期待するのはフィジカルの強化。
WRは#16/11頓花がトップチームでも出場。球際の強さが光ります。
K#32/30佐伯は今年の一回生では一番の収穫かもしれません。
一回生の時からあれだけ飛距離が出るKは僕が立命を観てきた中でも初めてですね。
ディフェンスも本当に楽しみな人材が多いです。
立宇治から入った#95小山・#74谷本をはじめ、#96神山・#98武知の大産大附属コンビ。
北大津の#90遠藤はサイズが魅力です。
LBは#5太田をはじめとして#10/#57森川、#43木村、#63藤本なども出場が多かったです。
DBではCB#20石井(悠)がトップチームでもスターターになるほどの活躍。
#14/35北村、#13大関、#7武田もトップチームでの出場して、経験を積めたと思います。
一回生で出場した選手が多くて挙げきれないのが申し訳ないのですが、
これだけの一回生が出場機会がある年も珍しいです。
ここからの伸びしろが本当に楽しみですね。
 
もちろん、二回生・三回生の選手にも十分に期待しています。
一回生が元気な分、それ以上にレベルアップが必要とされるでしょう。
そうすることでチーム全体のレベルアップが図られると思います。
今日の試合に出ていた選手がトップチームでも活躍できるようになること。
それが立命が再び日本一へなるための重要なファクターになります。
 
この中からどれだけの選手が秋に活躍できるのか、本当に楽しみです。
 
 
 
 
 
Offence   Deffence
OL 59 伊藤 寛 3 DE 80 高橋 伶太 2
OL 66 北野 太一 3 DT 96 神山 恭祐 1
OL 55 白江 勇樹 3 DT 90 遠藤 直弥 1
OL 58 三木 啓史 2 DE 98 武知 現大 1
OL 73 坂口 裕 1 LB 92 池尾 清也 3
TE 89 安藤 達也 3 LB 64 石井 裕士 2
WR 19 浅野 翔馬 3 LB 5 太田 恵介 1
WR 11 頓花 達也 1 CB 36 松井 勇樹 3
FB 41 宇那木 涼介 2 FS 14 長谷川 祐介 3
TB 39 井上 周 1 SS 22 西川 拳太 2
QB 9 荒木 裕一朗 2 CB 26 脇 圭佑 2
K 32 佐伯 眞太郎 1 P 15 谷口 翔真 3
  これで春のシーズンは終了。
次は関西学生リーグ開幕戦、9月4日(土) 18:00 西京極陸上競技場でキックオフ!
開幕から相手は不気味な京都大学!
秋までに成長した姿を見せて欲しい。
 
  春・第1回 「好スタート」
 
春・第2回 「期待と課題と」
 
春・第3回 「運と実力」
 
春・第4回 「大きな差」
 
春・第5回 「今の実力」
 
春・第6回 「試行錯誤」
 
春・第7回 「不安を残し」
 
春・第8回 「厳しい目」
 
春・第9回 「遠い道のり」
 
春・第10回 「可能性」
 

 
i-modeからの試合速報です

大産大戦メンバー表です
     
 
 
立命館大学パンサーズ
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