第8回 正々堂々 DATE 12/5(Sun) PLACE 王子スタジアム SCORE 　 1Q 2Q 3Q 4Q 計 PANTHERS 7 31 14 6 58 CRUSADERS 0 0 0 0 0 1Q 5:01 #30北川Run 59yds TFP#17松山Kick 2Q 2:07 #25宜本Run 6yds TFP#17松山Kick 5:48 #33東條Run 5yds TFP#17松山Kick 7:11 #39川端Run 53yds TFP#17松山Kick 11:34 #9松田Pass→#39川端 8yds TFP#17松山Kick 12:00 K#17松山Field Goal 34yds 3Q 1:20 #29長山Run 31yds TFP#17松山Kick 　 4:42 #2��田Run 1yrd TFP#17松山Kick 4Q 3:00 #32佐伯Field Goal 36yds 　 5:50 #32佐伯Field Goal 38yds STATS 　 PANTHERS CRUSADERS Touch Down 7 0 1st Down(ラン-パス-反則) 19(10-8-1) 8(4-3-1) P-A-T 1point 7/7 0/0 2point 0/0 0/0 総獲得yds 434 76 攻撃回数 55 51 平均yds 7.89 1.49 パス 獲得yds 137 51 成功/回数 13/19 10/25 成功率 68.4% 20.0% 被インターセプト 0 2 ラン 獲得yds 297 25 回数 36 26 平均yds 8.25 0.96 FG 成功/回数 3/3 0/0 反則 回数 4 2 喪失yds 25 3 ファンブル 0-0 2-2 3rd Down Comversions 5/10 1/12 4th Down Comversions 0/0 1/1 Ball Possesion 22:41 25:19 　 　 　 96年以来、14年ぶりの三校同率優勝となり、プレーオフは西日本代表校決定戦に組み込まれた。 前日の関大-関学戦で関大が延長タイブレイクの末に関学に勝利。 13日の京セラドームに先に駒を進めた。 立命の相手は春のJV戦でも対戦している名古屋の私学の雄・南山大学。 東海学生リーグを優勝し、トーナメントで金沢大、久留米大に勝利してきた南山と本気の一戦となった。 　 -先制パンチ- 冬の六甲山に「佐藤ナイス！」が響き渡り、立命は後半をチョイス。 立命のキックオフ、南山のリターンで試合が開始した。 南山RET#22木全に立命のカバー陣が交わされて、南山は自陣37ydsからのオフェンス。 まずはその南山のエース#22木全がワイルドキャットの体型。 ハンドオフして83濱本のランは2ydsほどのゲイン。2 and 8ではその#83濱本がハンドオフフェイクからの ランプレーでいきなりダウン更新をされてしまう。 しかし、直後のプレーでDE#80高橋がロスタックルし9yds交替させると、 南山#22木全の二度のランプレーを続けて止めてパントへ。 このパントも南山#19江口のカバーが早く、立命RET#25宜本がほとんどリターンさせて貰えず。 立命は自陣27ydsからのファーストシリーズとなった。QBは三回生#15谷口。 まずは#27高野橋のランを連発するものの、これはほとんどゲインなし。 3 and 10でWR#83岡部へ14ydsのパスが決まってダウン更新すると、 TB#30北川が左サイドへ。ダウンフィールドのブロックもよく59ydsの先制TDラン！ 強烈な一発が出るが、TFPでSNPの#10名倉が一人だけ遅れて入ってきた。 タイムアウトやディレイになることもなくTFPはK#17松山がKickを成功させたが、 直後のキックオフでも立命はオフサイドの反則で罰退するなど、 この時点ではチームの集中力はイマイチの様にも感じられた。 　 -押し込む- 立命のキックオフ時のオフサイドの後の蹴り直し、南山のリターンは#10永井→#83濱本→#22木全の ダブルリバースで大きくリターンして自陣43ydsから。 #22木全の二度のランを封じての3 and 7、QB#83濱本からハンドオフを受けた#22木全がバックパス。 フリーフリッカーで#83濱本がパスを投じるが、これは立命SS#7水澤がカバーについていて不成功。 南山は要所で考えられたプレーを出してくる。 立命二度目のオフェンスは自陣26ydsから。QB#15谷口が左ロールで3ydsのゲイン。 TB#27高野橋のランが二度続いてダウン更新をするものの、 三回生TB#39川端のランが4ydsと2yds。3 and 4ではスナップが乱れ#15谷口が拾い上げただけ。 早くも立命のパントとなるのだが、P#15谷口のパントが秀逸。 敵陣3ydsで止まるという好パントで守備にバトンを渡す。 南山攻撃は#22木全のランで1yrd、#83濱本からのシャベルパスは2ydsのロスタックル。 セーフティの可能性もあったが、3 and 11は#22木全のランで無難に。 スリーアンドアウトで第2Qに入り、立命は敵陣30ydsからという絶好のオフェンスを得る。 まずはFB#2��田へフラットのパスをヒットさせて8ydsのゲイン。 #27高野橋、#30北川のランでダウン更新すると、TE#99荒木(悠)へ13ydsのパスを決めゴール前6yds。 最後はWR#25宜本が走って14-0。チャンスはしっかりとモノにする。 　 -エンジン点火- そろそろエンジンに火がついた立命。 直後のキックオフリターンでも南山#22木全に立命#22西川が襲い掛かりスピードを止めると、 #61田口がタックルしてリターンを許さず。 自陣15ydsからの南山のシリーズもDT#3南(奎)、LB#5菊地の好タックルなどで 三度のランプレーでダウン更新を許さずスリーアンドアウト。 このパントは#25宜本がリターンし敵陣47ydsからのオフェンス。 右サイドWR#84頓花へのロングパスは失敗するものの、#25宜本へ16ydsのパス、 ピッチから#30北川の15ydsランなどで連続ダウン更新。 #89安藤へ8ydsのパスを決めたあと、一回生TB#33東條のランでダウン更新しゴール前5yds。 最後も#33東條が走ってTD。 TFPはミスキックにより失敗かと思われたが、南山がSNPへのタックルの反則で蹴り直し。 ここはK#17松山がきっちりと決めて21-0と突き放す。 　 -フルスロットル- ここからは怒涛の展開。 直後の南山のキックオフリターンは立命#22西川が南山RET#10永井のリターンを許さず。 このシリーズはDE#95山本のロスタックルでスリーアンドアウトにしとめると、 自陣47ydsからの1 and 10で#39川端がブロッカーを上手く使って53ydsのTDラン！ たった1プレーでTDを引き寄せる。 返しの南山のシリーズでは#83濱本にパスをヒットされ、ダウン更新。 さらに#22木全にも13ydsのゲインされ、二度のダウン更新で立命陣への侵入を許してしまうが その後はパス不成功が三回続きパントへ。南山P#8林のパスもあるシチュエーションだったが、 結局はパントで立命自陣27ydsからのオフェンス。QBは四回生#9松田が登場。 まずは#39川端のランで5ydsゲインすると、#33東條が41ydsのビッグゲインで敵陣へ。 さらに#84頓花、#1田中(翔)へパスをヒットさせてゴール前8ydsとすると、 #39川端へのスクリーンパスでエンドゾーンを割って第2Q4本目のTD。 これだけでは終わらない。 直後の南山自陣27ydsからのファーストプレーでLB#47谷越がインターセプト！ 前半残り10秒で敵陣17ydsからのオフェンスが回ってくる。 ここは#9松田がWR#83岡部へエンドゾーン左奥を狙ったパスを投じるがオーバースローで失敗。 結局K#17松山が34ydsのFGをきっちりと決めて第2Qだけで31点。 38-0で前半を終了する。 　 -後半開始- 後半は南山のキックオフ。立命RET#39川端がリターンして自陣43ydsから。 まずは#39川端のランで11ydsゲインすると、#2��田へ10ydsのパスをヒットさせて連続ダウン更新。 WR#81今津へのスクリーンパスはショートして失敗するが、 2 and 10で二回生TB#29長山が31ydsのTDラン！ 後半開始1分20秒でまず一本挙げる。 返しの南山のリターンは立命カバーチーム#28小山がリターンを許さず。 一回生FS#46北村の7yrdのロスタックル、#26脇の好タックルなどで3 and 15。 ここで立命はオフサイドの反則を犯して3 and 10。 パスを受けたWR#16岩崎がバックパスを試みるが、後ろにいた選手が後逸。 これを抑えたのは立命一回生LB#57太田！ ゴール前11ydsで攻撃権を得る。 ここからTE#89安藤へ8ydsのパスを決めると、#2��田のランは1yrd。 しかし、直後のプレーで今度は南山が反則を犯してダウン更新。 残り1yrdは#2��田が飛び込んでTD！52-0とする。 　 -南山の抵抗- 直後の南山のシリーズは自陣29ydsから。 ここはQB#83濱本からWR#16岩崎へのパスをいきなり通してダウン更新すると、 立命のパスインターフェアがあり連続でダウン更新を許してしまう。 そこから#22木全のランで5yds、#83浜もとのキープが13ydsのゲインとなり、 立命陣内への侵入を許してしまう。 直後に立命FS#22西川の好カバー、SS#46北村のロスタックルがありパントとする。 立命のオフェンスもメンバーを替えていたのだが、直後のシリーズはWR#88河田への13ydsパス、 #81今津へのパスでダウン更新をしたのみでこの試合二度目のパント。 南山の必死の抵抗にてこずる。 　 -第4Qへ- 第3Q残り18秒。立命P#1田中(翔)のパントが好パントとなり南山は自陣11ydsからの攻撃。 ここは立命LB#92池尾が7ydsのロスタックルを炸裂させて再びセーフティの可能性が生まれる。 第4Qに入り、#22木全のランでも立命D#の集まりが早くロス。 しかし、3 and 20ではパスをヒットされてセーフティならず。 南山のパントで敵陣27ydsからのオフェンスとなった立命。 #2��田へのパスで2yds、#9松田のQBスクランブルで6ydsゲインするが、3rd downのパスは失敗。 ここは一回生K#32佐伯が36ydsのFGを決めて55-0と点差を広げる。 南山は次のシリーズ、自陣26ydsからの2 and 9でファンブルロスト。 立命は敵陣27ydsからのオフェンスとなるが、TB#29長山のラン三連発はダウン更新に1yrd届かず。 ここもK#32佐伯がさっきより少し長い38ydsのFGを決めて58-0とする。 　 -詰み- その後の南山のシリーズはLB#57太田、一回生DT#51神山のロスタックルがありパント。 試合終了まで残り2分56秒での南山自陣25yrdからのオフェンスは #83濱本からWR#1山田への15ydsのパスやリバースからの#1山田のランなどでダウン更新を許すも、 最後は#83濱本のパスを立命一回生CB#41石井(悠)がインターセプト！ これで完全に詰んだ立命館。 南山に勝利して京セラドームでの西日本代表校決定戦へと駒を進めた。 　 　 　 　 　 今回の試合と併せて今年の春のJV・南山戦観戦記 春・第6回　「試行錯誤」 参照下さい。 　 まずは南山大学の取り組みについては、素晴らしいものを感じました。 最初のキックオフリターンから選手たちの気合いも入っていましたし、 オフェンスは#22木全と#83濱本を併用する通常通りのスタイルではあったものの、 キックオフリターンではファイヤークラッカーなどのスペシャルプレーなど、 要所要所でプレーを出してくるしっかりとした準備。 １プレーへの集中は素晴らしいものがありました。 結果として無得点となってしまいましたが、この試合に賭ける意気込みを感じさせました。 また、バックスタンドを埋め尽くした南山ファンの皆様。 開場前から王子には沢山の南山応援の皆様が集まっていました。 南山の歴史で甲子園に一番近い場所に来たということで、かけつけたOBやファンの方が多く、 バックスタンドの応援も最後まで熱が入ったものでした。 南山の西村監督は92年に立命を卒業したパンサーズOB。 これまでも立命とはJV戦などを通じて交流を作って頂いた人です。 お仕事の関係で今年が最後という年に母校と真剣勝負ができたことは運命でしたね。 西村監督、お疲れ様でした。 　 さて、ここからは立命の話。 デリックさんも書いていましたが、第1Qは今ひとつの内容でした。 南山のキックオフリターンからタックルが甘い。OLの足が止まっている。 一本目のTFPでSNPが入っていないなど、記録にならないミスが散見されました。 第2Qに入ってからはサイドラインのミスは少なくなったものの、 ディフェンスではオフサイドが散発し、集中力に欠けるプレーがありました。 パスカバーも甘い場面があり、一つのミスが失点に繋がる可能性もありました。 オフェンスも相変わらずのスロースターターでしたね。 最初のTB#30北川の一発があったとはいえ、二度目のシリーズはOLが押し切れずに自陣脱出できず。 ショートヤーデージでも押し切れない場面もあり、もう少しパワーが欲しかったです。 OLの五人中二人がスターターとは違いましたが、これでは次の関大戦は不安です。 第六節でも思ったようには走らせて貰っていないですし、OLの奮起は必須です。 　 　 次はいよいよ関大戦。これまでの全てをぶつけて欲しい。 　 　　 Offence Deffence OL 77 真田　康史 4 DL 6 十亀　悠也 4 OL 59 伊藤　寛 3 DL 3 南　奎光 4 OL 66 北野　太一 3 DL 80 高橋　伶太 2 OL 72 藤井　敬士 3 DL 54 武知　現大 1 OL 70 山口　力也 3 LB 5 菊地　正諭 4 TE 99 荒木　悠太 4 LB 43 盛田　大智 4 WR 25 宜本　潤平 2 LB 52 猪野　祥太 3 WR 84 頓花　達也 1 CB 13 荻須　創太 4 FB 94 佐紺　裕貴 4 FS 35 柘植　元希 3 TB 27 高野橋　慶大 4 SS 7 水澤　渉 3 QB 15 谷口　翔真 3 CB 20 矢部　伯門 4 K 32 佐伯　眞太郎 1 P 15 谷口　翔真 3 　 去年負けた悔しさ。そして今年、第六節に自らのミスで惜敗した悔しさ。 当然忘れていないはず。 同じチームに三連敗されることは絶対に許されない。 チームも第六節より確実に成長しているはず。あの時とは違う立命館を見せてやれ。 京セラドーム大阪をRits Houseと化して、関大を圧倒する！ 西日本代表校決定戦・関西大学戦　12月13日(月) 19:00Kick off！ 甲子園に行くのは我らが立命館だ！！ 　 秋・第1回　「生みの苦しみ」 　 秋・第2回　「道への光｣ 　 秋・第3回　「繰り返し」 　 秋･第4回　「足りない威嚇」 　 秋･第5回　「道の途中」 　 秋・第6回　「諦めない」 　 秋・第7回　「与えられた機会」 　 秋・第8回　「正々堂々」 　 　 i-modeからの試合速報です 南山戦メンバー表です