観戦記2008
第2回 少しずつ
DATE May 5th(Hol)
PLACE EXPO FLASH FIELD
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 10 28 7 7 52
TRITONS 0 0 7 0 7
1Q 5:59 #1石川Field Goal 21yds
  8:45 #24毛利Intercept Return 26yds TFP#1石川Kick
2Q 4:21 #26西田Run 2yds TFP#1石川Kick
9:37 #33山本Run 1yd TFP#1石川Kick
10:14 #36東松Punt Return 37yds TFP#1石川Kick
11:39 #16松田(大)Pass→#27常包(雄) 8yds TFP#1石川Kick
3Q 4:19 #7長尾Pass→#2堀井 23yds TFP#91Kick
  4:35 #84呉田Kick off Return 88yds TFP#1石川Kick
4Q 1:36 #26西田Run 1yd TFP#14北川Kick
STATS
  PANTHERS TRITONS
Touch Down 7 1
1st Down 回数(ラン-パス-反則) 17(8-8-1) 6(3-2-1)
P-A-T 1point 7/7 1/1
2point 0/0 0/0
総獲得yds 328 166
攻撃回数 63 34
平均yds 5.2 4.9
パス 獲得yds 217 117
成功/回数 19/26 5/16
成功率 .% .%
被インターセプト 1 3
ラン 獲得yds 112 49
回数 37 28
平均yds 3.0 1.7
FG 成功/回数 1/2 0/0
反則 回数 5 5
喪失yds 20 38
3rd Down Comversions 5/15 1/11
4th Down Comversions 1/1 0/1
Ball Possesion 26:36 21:24
 
 
この試合の観戦記
天気が心配されたEXPO FLASH FIELDだったが、
試合前にちょっとだけ雨粒が落ちた程度で、試合終了まで雨の影響はなかった。
 
試合するのにも観戦するのにも丁度良いくらいの天候で
東海大学との定期戦がスタートした。

-いきなり-
コイントスは立命が勝利し、またもリターンを選択。
しかし、キックオフのボールをRET#34橋本がファンブルし結局タッチバック。
いきなりミスが出たが、自陣20ydsからの1 and 10でそのTB#34橋本が
26ydsを走ってファーストプレーでダウン更新。
しかし、その後が続かずファーストシリーズからパントとなってしまう。
東海大は自陣24ydsからのオフェンス。
RB#2堀井やRB#27青沼などのランプレーで前進を図るものの、
立命ディフェンスの壁は厚くスリーアンドアウト。
東海P#7長尾のパントが良く、立命の2回目のオフェンスは自陣12ydsからとなる。
 
-押し込めず-
2回目のシリーズ。QB#16松田(大)から右サイドを上がったWR#27常包(雄)へのロングパスがヒット!
このまま独走!かと思いきや、東海大DBに追いつかれてしまいゴール前4yds地点でダウン。
このチャンスを活かしたいところだったがTB#26西田のランは1yd止まり、
TB#34橋本のランは東海大DL#95湯澤に狙われ6ydsのロス。
最後で#27常包(雄)への6ydsのパスがヒットするもののエンドゾーンには届かず。
K#1石川が21ydsのFGを決めて3-0と先制する。
 
-ディフェンスから-
東海大2回目のオフェンスは自陣27ydsから。
#2堀尾へのスイングパスで7ydsゲインするものの、次の反則で5yds罰退。
そして3 and 5となったところで東海QB#7長尾(?)がファンブル。
それを立命DT#30南がリカバーしターンオーバー!
ディフェンスが波を作っていく。
敵陣30ydsからという絶好のポジションだったにも関わらず、オフェンスは乗り切れない。
#16松田(大)が相手D#を交わすも、再びタックルにあい5ydsのロス。
それを挽回できないまま4th ダウンを迎えてしまい、結局パントへ。
直後の東海大のオフェンス。まずは#2堀尾のランで7ydsゲインするものの、
2 and 3でQB#7長尾が左サイド放ったパスをCB#24毛利が狙いすましてインターセプト!
そのままエンドゾーンへ持ち込んでリターンTD!

この日初のTDがディフェンスのTDとなる。
 
-本領発揮-
返しの東海大のシリーズもLB#58浦川のロスタックルなどでスリーアンドアウトに仕留めた立命。
今度は自陣23ydsからのオフェンス。#27常包(雄)へ2ydsのパスがヒットしたところで第2Qへ。
サイドが変わり自陣25ydsから。TEを左サイドに2人置いたパワープレーで#34橋本が8ydsのゲイン。
3 and 1になったところで#26西田がダイブしてフレッシュ獲得
WR#18細谷へのパスで4yds、TB#33山本のランで3yds稼ぐと、
再び#27常包(雄)へ10ydsのパスを通して敵陣侵入。
続いてTE#5森への11ydsパスで連続ダウン更新をすると、
#34橋本が素晴らしいデイライトで31ydsのビッグゲイン
これでゴール前5ydsへ。#33山本のランで3yds。
2 To 2で#34橋本が左OT中にファンブルしてしまうが、#16松田(大)がリカバー。
最後は#26西田が2yds走りきってオフェンス一本目のTD
11プレー・77ydsのTDドライブで17-0する。
 
-実力は折り紙つき-
直後のキックオフリターンは立命の#41盛田が素早いタックルでほとんどリターンさせず。
東海大自陣16ydsからの攻撃も、LB#49菊地やDL#48十亀の好タックルでゲインを許さず。
このシリーズもパントへ追い込む。
立命は自陣49ydsからのオフェンス。このシリーズの主役は#27常包(雄)。
#34橋本のランは5yds、#18細谷のクイックリバースは東海大D#の反応が早くノーゲインになるものの、
3 and 5で#27常包(雄)へのパスがヒット。4ydsのゲインになるが、
このプレー中に立命がホールディングの反則。
10ydsの罰退かと思われたが、東海大はなんとこの反則を取らず。
4 and 1というシチュエーションになってしまう。
これにはカチンときた立命オフェンス。迷わずギャンブルし#26西田が突っ込んでダウン更新。
勢いに乗ると#34橋本の右オープンが6yds、#27常包(雄)のスーパーキャッチが7yds。
さらに今度は#16松田(大)が左からポストに走りこんだ#27常包(雄)へパスをヒットさせゴール前へ。
1ydを#33山本が押し込んでTD!24-0とする。
 
-鮮烈な登場-
直後のキックオフ。K#1石川のキックは飛距離も抜群。
エンドゾーンの奥へ落ちるキックでタッチバックへ。
東海大自陣20ydsからのオフェンスだったが、
3 and 10でDL#96青山・DL#95井上・LB#49菊地の猛烈なラッシュが決まり14ydsほどのロス!
東海大自陣エンドゾーンからのパントとなる。
リターナーには一回生の#36東松が登場。
「今日はリターンして欲しい」と会話していたその時、#36東松がパントをキャッチ。
一気に加速すると東海大カバーチームを抜き差って一気にエンドゾーンへ!

37ydsのパントリターンTDで公式戦初TDを記録する。
 
-あと1本-
前半残り時間1分46秒。立命オフェンスの課題として「前半もう一本」が掲げられた。
東海大のオフェンスをCB#14北川(裕)のロスタックルなどで止めると、
その間もしっかりとタイムアウトを使いながら最後のオフェンスに44秒を残すことに成功。
自陣49yds、残りのタイムアウトはゼロという状況で
個人的には「FGまで行けばOK」と考えていたが、
最初の#16松田(大)からWR#89堀田へのパスプレーで東海大のラフィングザパサーの反則。
ボールデッド(敵陣26yds)からさらにハーフディスタンスの罰退を貰い、一気にゴール前13ydsへ。
TDシチュエーションとなったところで#27常包(雄)へ5ydsのパス。
パス失敗の後の3rd ダウンでまたも#27常包(雄)へパスを通してTD締め!
前半を37-0で折り返す。
 
-後半は-
東海大のリターンから。ここはキックカバーが甘く28yds付近まで戻されてしまう。
立命は後半からディフェンス陣のメンバーを数名入れ替え。
フレッシュ手前まで進まれるものの、東海大の反則もあり結局パントへ。
立命リターナーの一回生#86水澤がリターンするが、あまり大きなリターンにはならず。
自陣33ydsから後半最初のオフェンスシリーズ。
OLは4人を入れ替え、QBは#17福永が登場。
まずは#26西田が9yds、#38姉川が2yds走ってダウン更新。
しかしその後の攻撃が続かず、#26西田のランはカットの時に滑ってしまいロス。
続くプレーもノーゲイン。3 and 12ではWR#89堀田へのパスが決まらず。
立命も後半最初のシリーズをパントで終えてしまう。
 
-ズドンとズドン-
東海大はこれまで一度もダウン更新をしていなかった。
このシリーズも最初のプレーで反則を犯し、自陣11yds地点まで下がってしまった。
しかし、QB#7長尾が奥でフリーになったTE#19香川へヒット!
必死でSF#20海島(児)とCB#28矢部が追いつくものの、65ydsのビッグゲインとなり
この試合初のダウン更新。
ショックを振り切れないまま、次のプレーでは立命DL陣がQB#7長尾をサックしきれず、
投げられたパスをRB#2堀井に上手くキャッチされエンドゾーンへ...
あっさりとTDを奪われてしまう。
ところが、ただでやられないのが立命。直後のキックオフリターン。
再びRETに戻った#84呉田が東海大カバーチームを置き去りにしてエンドゾーンへ!
88ydsのキックオフリターンTDで7点を取り返してしまう。
 
-少しずつ-
前のシリーズでやられたからか、立命ディフェンスが奮起。
次の東海大のシリーズを3プレー連続でパス失敗にし、スリーアンドアウトにする。
返しの立命は自陣41ydsから。
QB#17福永からTE#88宮内へのパスは失敗。
#26西田が5yds、#33山本が7yds走ってダウン更新。
さらにQB#17福永が右ロールからWR#89堀田へ4ydsのパスをヒットさせると、
今度はWR#19田原へ20ydsのパスを決める。
QB#17福永のオプションキープ、反則罰退後に#26西田のランと続いた後の3 and 8、
#17福永が投げたパスを東海大DBがカット、
空中に上がったボールを#24小川にインターセプトされてしまう。
しかし、ここで踏ん張るのは立命ディフェンスの役目。
1 and 10はDT#93武田、DT#78北川(健)のラッシュで投げ捨てをさせると、
2nd ダウンではLB#6山田が-6ydsのQBサック!
3rd ダウンロングのパスではCB#14北川(裕)が東海大WR#81阿部をキッチリとカバーして不成功。
このシリーズまでのディフェンス陣は役割を果たした。
これに答えたいオフェンス陣は自陣49ydsから。
QB#17福永はWR#29今西(亘)へ5yds、TE#97荒木へ6ydsのパスをヒットしてフレッシュ。
#26西田が6ydsのラン。WR#83田中へ4ydsのパスが決まって2度目のダウン更新。
さらに好調#26西田が14ydsのランで3度目のダウン更新をすると、
負けじと#38姉川もパスを受けて9ydsのゲイン。
パワーIから#33山本が5yds走ってゴール前1ydに迫ると、
最後は再び#26西田が走ってTDドライブの完結!52-7とする。

-一回生登場-
この後はまずディフェンスに1回生が登場。
DLで#68藤井、#75山本が出場。全体的にもメンバーを落としたディフェンス陣だったが、
いきなり3プレー連続でフレッシュを与えてしまう。
(うち2プレーはディクラインされたがディフェンス側の反則あり)
立命陣38ydsまで攻められたが、3 and 8でLB#60佐藤(修)、LB#37穂垣が-8ydsのロスタックル!
東海大は4th ダウンギャンブルに出るが、
ここでQB#7長尾が放ったパスをSF#4町がインターセプト!
キッチリとスクリメージを越えるまでリターンする。
このシリーズはQB#17福永がパスを投げることを課題にしたようだが、
投げきれずにQBサックを2度被弾。QB#17福永はここで御役御免。
パンターとして#1石川が登場。滞空時間&飛距離の長いパントを蹴ると、
東海大リターナーを#34橋本が即タックル!
さらに直後のプレーでは#28矢部が2試合連続のインターセプト!
あっという間に立命の攻撃が回ってくると、QBには一回生#8谷口が登場。
しかもOLに#70山口、FB#98丸谷、TB#40川端と一回生勢ぞろい。
#40川端のランはノーゲイン。続いても一回生#39北川(瞬)のランは4ydsのゲイン。
3 and 6は#36東松が入りピッチを受けるもロスタックルにあいダウン更新ならず。
K#14北川(裕)が48ydsのFGを狙う。
逆風の中飛距離は十分だったのだが、ポールの左側を通過してしまい不成功。
最後は一回生DL#79池尾が登場し、ディフェンスメンバーも大きく入れ替えて
東海大に2度のダウン更新を許してしまうが、タイムアップで難を逃れた。
 
 
52-7という一見すれば大勝のスコア。
内容も「前回よりも良かった」という印象を持つこともできる。
しかし...何か違和感を感じたまま終わった一戦となった。
 
  
試合を振り返って
この日の東海大戦、普通に観れば「快勝。内容も良かった」と言えるでしょう。
しかし、個人的には何かが引っかかっています。
「勝ったんだけど、何か気になる」という感覚、立命を応援されている方なら
これまでに何度か感じられたことがあると思います。
そして、大体こういう感じがした後というのは内容が悪い試合になります。
特に今年は「Dead or Alive」 チームとしては崖っぷちの戦いです。
ぬるいことは言ってられません。なので、今年は観戦記もあえて辛口で書きます。
今回は厳しいコメントから書きたいと思います。
 
まず、ファーストプレーのキックオフリターンから。
RET#34橋本がいきなりボールをファンブルし後逸。
エンドゾーン内でタッチバックにしたのは冷静な判断と言えますが、
長浜でもボールセキュリティに関しては相当注意を受けたはずです。
しかも#34橋本はオフェンスでもゴール前でファンブルしましたからね。
個人の問題はもちろんですが、RBユニット、オフェンス全体の意識として甘すぎるのではないかと。
絶対にファンブルしないような意識の持ち方というのがまだ感じられません。
 
次に、もう立命の恒例の課題になっているキックカバー&パントカバー。
所々ではいいプレーがありましたが、全体的にタックルが甘いです。
1人行って交わされ、2人目も交わされ、3・4人目が同時に行ってようやく止まる。
そんなキックカバーをやっていたら好RETを持つ強豪にはやられます。
K#1石川は飛距離も滞空時間も抜群のキックを蹴るだけに、そこを活かしきれないのは勿体無いです。
P#83田中にしても滞空時間は長いパントを蹴れます。
RETがキャッチした瞬間に即タックル。ここで止めることが課題でしょう。
 
3つ目も若干近いんですが、ディフェンス陣もタックルの甘さが目立ちました。
前半、特に第1Qはタックルしきれていない場面がありました。
試合途中からはかなり良くなってきたんですけどね。
第3Qの途中まで全てスリーアンドアウトに仕留めていただけに、
このミスがあんまり目立っていない気がしますが、ここが個人的な違和感の原因なのかなと思います。
 
あとはオフェンスにも少し違和感を感じています。
全体的に「決め手に欠ける」のではないかと。
この日もインターセプトやファンブルリカバーから得た攻撃権がありました。
しかし、それを一度も活かしきれなかったことは問題でしょう。
「相手のミスはキッチリと突く」
過去2年、立命はそれを関学にやられて負けてきたという心の痛む事実があります。
日本一を目指すような高いレベルのフットボールをするのであれば、
相手のミスを最大限に活かしきれないのは致命的です。
 
とりあえず個人的に違和感を持っているところを挙げたので、ここからはいつも通りに。
 
まずはチーム全体のことから。
この日は主力の選手を数名温存させて試合に臨んでいましたね。
四回生のスタータークラスは幹部のみ出場でした。
その分出番が増えることになった選手たちが必死でアピールしようという姿勢が
フィールドから伝わってきたのはちょっと印象的なところでした。
サイドラインからは声は出てましたが、全体的にはちょっと元気のなさも感じたような...
そこも違和感の中の一つかもしれません。
 
続いてオフェンス
立ち上がりは決定力に欠き、いきなりパント。次もFG、3回目もパントというオフェンスでしたが、
ディフェンスがTDを取った直後のシリーズから一変しましたね。
この日はほとんどがIフォーメーションか1バック。ショットガンは後半の1プレーくらいでした。
長浜ではOLが押し込めていないという印象を持っていました。
一発TDが多く、しっかりとドライブしてのTDというものは長浜ではありませんでした。
今日はいろいろな課題を与えられながらのオフェンスだったとは思いますが、
OLが押し込めていたという印象はあまりありません。
それでも、第2Qの11プレーを要したTDドライブや、
第3〜4QにかけてのセカンドチームのTDドライブは見事だったとは思うんですが...
まだまだ成長過程ということでしょう。
TEの#5森、#97荒木の2人に関しては「安心のブランド」だと思います。
キッチリ仕事をしてくれるこの2人は凄いですね。
RB陣は前半は#34橋本、後半は#26西田を中心に展開。
要所要所でパワープレーもお任せの#33山本が突っ込んでくれました。
#34橋本に関しては、前述した通りファンブルというミスもありましたが、
デイライト能力に関しては素晴らしいものを見せてくれました。
#26西田は後半も絶好調で東海大D#陣を翻弄してましたね。
WR陣は何と言っても#27常包(雄)!
大活躍でしたね。元々高校時にトップボーイに選出され、素質と技術は高かった選手。
怪我で出られない時期があっただけに、コンディションが万全なら
この日くらいの活躍はやってくれて不思議ではありませんでした。
それにしても高いボールのスーパーキャッチやシュアハンドさが際立ってましたね。
今年こそ最後まで大暴れして欲しいです。
QB#16松田(大)は前半途中から落ち着いてクォーターバッキングしてましたね。
彼が出た前半だけならパス失敗はわずか2回。13回試投11回成功196yds1TDは立派。
ただ、この日は東海大D#のラッシュがほとんどかかっていませんでしたからね。
次の京大戦に注目です。
二番手QB#17福永は決して身体能力の高い選手ではありませんが、丁寧なプレーですね。
印象としては「椙田タイプ」かなと。
 
ディフェンスに関してもスロースターターだったかなぁという印象。
前述の通り、タックルが甘い場面が特に第1Qは多かった気がします。
東海大は伝統的にRBに突破力のある選手が揃っていますが、
そのスピードに交わされている感じがしました。
スタッツで見ると、前半は一度もダウン更新を許してないので
やられた感はほとんどないのですが、東海大の反則に助けられた感じもあります。
スターターに関してはほとんど心配要らないというのが正直な印象です。
今はベストなマッチングを探している状態でしょうが、春の終盤には固まるでしょう。
この日は特にDBが元気でしたね。
CB#14北川(裕)はいいカバーをしてましたし、
CB#24毛利のインターセプトは完全に狙った会心のプレーだったでしょう。
2試合連続インターセプトの#28矢部も元気ですね。
あとは副将SF#4町。東海大の4th ダウンギャンブルでインターセプトしてしまいましたが、
そこはやはりスターター。キッチリとスクリメージよりもリターンしました。
 
スペシャルチームは特にカバーチームは要再建でしょう。
今年から3ポイントスタートになったんですが、その効果はまだ分かりません。
ただ、長浜からも観ている通りカバーで甘いところが多いです。
さらにこの日の東海大戦はタックルが甘く、余計なゲインを与えすぎました。
K#1石川に関してはほとんど文句なしです。
第4Qに出てきた#14北川(裕)も飛距離はかなりありそうですね。
P#83田中は滞空時間は問題ないですが、あとはコントロールでしょうね。
リターンチームに関してはリターナー・ブロックとも文句言いません。
東海大のP#7長尾のパントが良く、リターンのチャンスが少なかったこともありますし、
リターンのチャンスにはしっかりと結果を残しましたからね。
#84呉田のキックオフリターンは衝撃でした。
 
注目の一回生ですが、個人として確認できたところは観戦記でもご紹介しました。
何と言ってもリターンTDを決めた#36東松。
高校時代に見たことありますが、期待通りの逸材ですね。
FB#98丸谷は後半最初のシリーズからFBとして出場。全てブロック役でした。
WR#86水澤は最初はRETとしての登場でしたが第4Qにパスを一本キャッチしました。
QB#8谷口は1シリーズだけだったのが勿体無かったですね。自ら走るプレーもなかったですし。
同じシリーズで出たTB#40川端、TB#39北川(瞬)ももっと見てみたかったです。
DLはDTで#68藤井、DE#75山本、DE#79池尾が登場。
オフサイドの反則をやらかしてしまったり、いきなり中央を抜かれたりと
大学レベルの洗礼を受けたようですが、これから成長してくれるでしょう。
今年は一試合になってしまいましたが、JV戦を楽しみにしています。
 
 
このゲームのスターター
Offence Deffence
TE 5 森 正也 4 DE 96 青山 洋平 3
LT 77 真田 康史 2 DT 90 久司 大貴 4
LG 63 余合 聡法 3 DT 30 南 奎光 2
C 62 西川 裕亮 4 DE 48 十亀 悠也 2
RG 59 淺野 匡洋 3 LB 58 浦川 貴史 3
RT 55 岡崎 亮 3 LB 99 岸本 裕輔 4
WR 27 常包 雄一 4 LB 49 菊地 正諭 2
WR 18 細谷 賢士朗 4 CB 14 北川 裕基 3
QB 16 松田 大司 3 FS 4 町 健太郎 4
FB 44 浅尾 将大 4 SS 42 矢盛 琢磨 4
TB 34 橋本 将志 3 CB 24 毛利 賢二 4
K 1 石川 将 2 P 83 田中 翔 2
次の試合
第1段階の仕上げ、5月11日(日) FLASH BOWL DAYS 京大戦!
京大相手にどこまで力を見せることが出来るのか。これまでに出た課題の修正も出来ているか。
次のステップへ行くための重要な一戦!
 
'08・春シーズンの観戦記
春・第1回 「スタート」
 
春・第2回 「少しずつ」
 


i-modeからの試合速報

東海大戦メンバー表
関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。
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