観戦記2008
第5回 覚醒
DATE Nov 2nd(Sun)
PLACE EXPO FLASH FIELD
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 14 10 10 0 34
KAISERS 0 3 0 0 3
1Q 6:37 #11松田(大)Pass→#5森 1yd TFP#40石川Kick
  11:23 #21松森Run 52yds TFP#40石川Kick
2Q 3:01 #30小原Field Goal 30yds
6:23 #33山本Run 4yds TFP#40石川Kick
11:58 #40石川 Field Goal 41yds
3Q 5:13 #40石川 Field Goal 28yds
  10:21 #33山本Run 5yds TFP#40石川Kick
STATS
  PANTHERS KAISERS
Touch Down 4 0
1st Down(ラン-パス-反則) 23(13-10-0) 9(3-4-2)
P-A-T 1point 4/4 0/0
2point 0/0 0/0
総獲得yds 434 154
攻撃回数 64 53
平均yds 6.78 2.90
パス 獲得yds 201 124
成功/回数 18/27 14/33
成功率 66.7% 42.4%
被インターセプト 1 2
ラン 獲得yds 233 30
回数 37 20
平均yds 6.29 1.5
FG 成功/回数 2/2 1/2
反則 回数 5 3
喪失yds 51 5
ファンブル 0-0 2-0
3rd Down Comversions 5/10 5/15
4th Down Comversions 1/1 2/3
Ball Possesion 24:43 23:17
 
 
この試合の観戦記
第5節を迎えた関西学生リーグ。関京戦は関学が危なげない勝利を収めた。
今度は我らがパンサーズの番となる。
最終節へ向けてそろそろ変わらなくてはいけないこの時期。
サイドラインの主将#44浅尾はスタイルしていなかった。
 
-前半は立命から-
コイントスも#44浅尾を除いた副将3人が整列
関大がコイントスに勝ち後半をチョイス。
立命RET#26松森のリターンで自陣18ydsからのファーストシリーズとなる。
まずはショットガンからTE#5森へのパスで5yds。続いてランで8yds稼いでダウン更新。
この日復帰したTB#26松森の左オープンが8ydsゲインすると、
今度は#1呉田11ydsのパスを通して2度目のダウン更新。
しかし、ショットガンビアの隊形から#26松森のランが-2ydsのロスタックルに止められると、
この後が続かず。敵陣侵入したところでQB#11松田(大)もQBサックを被弾し
ファーストシリーズはパントへと追い込まれてしまう。
P#3尾崎のパントが絶妙なパントとなり、関大は自陣9ydsからのファーストシリーズ。
ファーストプレーのランを3ydsに止めると、2nd downと3rd downは
関大QB#9宮城からWR#16永川へのパスを連続して不成功に追い込んでスリーアンドアウト。
今回もディフェンスは素晴らしい立ち上がりを見せる。
 
-まずは先制-
立命の二度目のシリーズは自陣47ydsから。
最初の#25橋本のランは不発に終わるも、続くプレーで#11松田(大)から#31常包(雄)へのパスがヒット
#31常包(雄)がファンブルするものの、そこへ走りこんでいたRG#59淺野が押さえてして28ydsのゲイン!
(記録上は#59淺野のレシーブ)
これで敵陣に入ると#25橋本、#26松森のランを続けてゴール前1yrdへ。
#11松田(大)がTE#5森へパスを通して先制TD!
TFPも#40石川が決めて7-0とする。
 
-好調-
関大の2度目のオフェンスはLB#53相馬の好タックル
DT#90久司のパスラッシュ、CB#13滝澤のナイスカバーもあって
関大陣内でパントへと追い込む。
この関大のパントが好パントになり、立命は自陣15ydsからのオフェンス。
このシリーズも最初のプレーは#25橋本のラン。これが8ydsのゲインとなると
#26松森も負けじと11ydsのゲインでダウン更新。
#5森へのパスは失敗、#26松森の中央はノーゲインとなり3 and 10となったが、
ここは右サイドのWR#31常包(雄)へ12ydsのパスを通しダウン更新。
すると#26松森が左オープンを駆け上がると、関大D#陣のタックルも振り切りエンドゾーンへ!
52ydsのTDランで第1Q2本目のTDを挙げる。
 
-1つの反則-
返しの関大のリターンはRET#16永川のビッグプレーで関大陣40ydsまで戻されてしまう。
ここからQB#9宮城のロールはノーゲイン、パスも不成功に追い込み、
3 and 10もパスを不成功にしたかに見えたがここでラフィングザパサーの反則で1st ダウン献上。
これで立命陣内に入られると、#7池井のランや#37大丸のランでジリジリと進まれてしまい、
結局#30小原に30ydsのFGを決められて失点してしまう。
 
-自信-
直後の関大のキックオフは直接アウトバウンズに出る反則。
蹴り直しを選択するかと思ったが、立命は自陣35ydsからのオフェンスをチョイス。
これにはオフェンス陣の自信が伺えた。
1 and 10は関大#91杉原に#25橋本がロスタックル被弾するも、
#26松森のランが4yds、#25橋本のカウンター気味のランが11ydsのゲイン
そこから#26松森へのパス、TB#42高野橋のラン、#25橋本のランでダウン更新すると、
ピッチを受けた#26松森が#5森へパスを投じるスペシャルプレー!
これは残念ながら失敗に終わるも、こういう場面で勝負を賭けてくる姿勢を感じた。
その後は#31常包(雄)へ22ydsのパスが通りレッドゾーンへ。
#25橋本のランでゴール前4ydsとすると、最後は#33山本が4ydsは走りきってTD!
取られたら取り返す姿勢で21-3と突き放す。
 
-チャレンジ-
この直後のキックオフ、立命はなんとオンサイドを仕掛けるも、
#47倉田があと少しというところでキャッチできずにアウトバウンズになり失敗。
関大が立命陣48ydsからの攻撃となるわけだが、
ここは#86強へのパスを中心にゴール前14ydsまで進まれる。
しかし3 and 6でDE#92前田のロスタックルが飛び出してFGへ。
このFGが失敗に終わり、なんとか失点を免れる。
返しの立命のオフェンスは残り1分53秒からという絶好の2ミニッツチャンス。
#26松森、#25橋本のランでダウン更新すると、#42高野橋へのパスも決まって敵陣へ。
ショットガンから#31常包(雄)へのパスも決まって残り11秒、#1呉田へのパスは失敗に終わるも
ここでK#40石川の登場。41ydsのFGトライを見事に決めて24-3で前半を折り返す
 
-後半は-
関大RET#16永川を立命#21長谷川が素早いタックルでリターンさせず。
関大は自陣12ydsからのオフェンスも、1st downでのファンブルもありスリーアンドアウト。
P#86強のパントがアウトバウンズになり、立命は敵陣47ydsからという
絶好のファーストシリーズとなる。
まずは#26松森の右オフタックルで6yds。続いてショットガンから#5森へのパスでダウン更新。
#42高野橋のランが10ydsのゲインになって2プレー連続でダウン更新すると、
#11松田(大)のキープ、#25橋本の右オフタックルで3 and 4。
ここは#42高野橋のランが一瞬止められたように見えたが、
バウンスアウトからセカンドエフォートで10yds稼いでフレッシュ獲得しゴール前10ydsへ。
1 To 10は#2宜本へのパスが決まるも、立命のレイトヒットで15yds罰退。
2 To 17となるも#41姉川のランが7ydsのゲイン
3rd downの#25橋本へのシャベルパスは不成功となり4th downへ。
ここはK#40石川が28ydsのFGを決めて27-3とする
 
-まずは1つ-
返しの関大オフェンスは自陣19ydsから。
関大RB#22松森にパスで8yds、ランで4yds進まれるものの、
立命FS#4町の好カバーの後にはLB#99岸本のインターセプトが飛び出してターンオーバー!
再び敵陣からの攻撃権を得る。
まずはショットガンから#31常包(雄)へパスを通して14ydsのゲイン。
#11松田(大)のスクランブルは4ydsのロスになるものの、
#25橋本へのスイングパス、#31常包(雄)へのパスをつなぎ4th and 1。
ここは当然のギャンブルで#33山本が5yds稼いでダウン更新。
これでゴール前11ydsとすると、アンバランス隊形から#33山本のランが6yds。
そして最後も#33山本が中央に開いたホールを突っ切ってTD!
これで34-3となる。
 
-2連続-
この後の関大のシリーズは自陣29ydsから。
ファーストプレーで#43矢盛と#57武知が関大QB#14原口をロスタックル
関大WR#7池井へ27ydsのパスをヒットされてダウン更新を許すものの、
直後のプレーで立命FS#7辻井がインターセプト!
ディフェンスが2シリーズ連続のターンオーバーを奪い取る。
 
-第4Q-
このプレーで第3Qが終了し、第4Qは立命自陣16ydsのオフェンスから。
このシリーズは#5森へのパスや#25橋本のランなどでダウン更新を重ねるものの、
自陣を脱出できずにパントとなってしまう。
P#3尾崎の蹴ったパントも好パントだったが、
カバーチームの#25橋本・#81土井のタックルも秀逸で関大のリターンを許さず。
そのシリーズもあっさりとスリーアンドアウトにしとめる
ここからQB#16福永が登場するが、#42高野橋、#26松森のランが不発。
#25橋本へのスクリーンが通って1度はダウン更新するものの、
直後のプレーで関大#30小原にインターセプトを喫しターンオーバーとなってしまう。
 
-最後に残った課題-
ターンオーバーで自陣22ydsから関大のオフェンス。
最初は3rd downで#7池井へのパスでダウン更新を許してしまう。
続く1st downは関大#9宮城のパスを#60菊地が弾き、#7辻井がキャッチミス。
最後は再び#60菊地がしようとするも結局はフィールドに落ちてしまいインセプならず。
2nd downはパス失敗に追い込み、3rd downは#14北川(裕)があと少しでインセプというプレー。
そして4th down ギャンブル。今度こそ#14北川(裕)がインターセプト!
と思いきや、パスインターフェアの反則を取られてビンゴ不成立の上にフレッシュ献上。
結局はこの後の攻撃を抑えてギャンブル失敗にまで追い込むのだが、
不用意な反則を犯してしまうという課題が出てしまった。
 
この後の立命のシリーズはスリーアンドアウト。
残り50秒からの関大のオフェンスも抑えて34-3で試合終了となった。
これまでの試合とは明らかに内容が良くなった第5節。
今後の試合が楽しみになってきたのは間違いない。
 
 
試合を振り返って
まず、この試合は素直に「好ゲーム」だったと言えるでしょう。
オフェンス・ディフェンス共にやりたいことができている印象でした。
サイドラインの雰囲気も良かったですが...
 
まずはこのことに言及しなければならないでしょう。
スポーツ紙でも既報の通り、主将#44浅尾が今季絶望となってしまいました。
春に足を怪我していたのですが、また足を痛めて手術をしたそうです。
手術の翌日に退院し、日本一への変わらぬ想いをみんなに話したそうで、
それがチームの雰囲気を一変させるきっかけになったのだと思います。
#44浅尾を日本一の主将にするためにも、チーム・ファン一丸となって戦っていきましょう。
 
 
さて、試合のことに戻ります。
オフェンスについてはプレーコールなどを含めて、ようやく本来の力を発揮したという印象。
プレーコールは大幅に変わりましたね。
ショットガンビアからのランプレーなんて立命では何年ぶりに見たことか。
米倉コーチがこの一戦に勝負を賭けていたことが分かります。
まずはこの日大活躍だったTB陣から。
#26松森は第4節を休養に充て、ここでの復帰だったわけですが、
普段の走りのキレが戻ってきた感じですね。
何より#26松森のやりやすいプレーで走らせて貰っていたようです。
ブロックを上手く使うというよりもオープンを自由に走ったほうが#26松森は活きます。
#33山本はこの日2TDの活躍。特に2本目のTDはまさに電車道状態のTDでした。
#25橋本はラン・パスともに重要なプレーヤーになっていましたね。
そしてこの試合でスタンドの評価が上がったのが#42高野橋。
復帰前は華奢な印象がありましたが、この日はタックルにも強く、セカンドエフォートが出色。
試合の後半は「何かやってくれるかも」という期待感がスタンドにありました。
QB#11松田(大)は今回は落ち着いてプレーできていた印象。
パスは若干厳しいところに投げていた気がしますが、WR陣がよく頑張ってくれました。
QB#16福永は今回は自分のラン以外でのプレーでオフェンスを進めるという課題があったようですね。
まだまだ経験が必要ということが分かったと思います。
レシーバー陣は復帰したWR#31常包(雄)とTE#5森をメインにターゲットを分散。
それぞれがしっかりと役割を果たしていたと思います。
気になることといえば#31常包(雄)が#59淺野にピッチしたことですかね。
甲南戦でも#5森が#31常包(雄)にバックパスしたことがありましたが、流行ってるのか...?
面白いプレーではありますが、ミスだけは気をつけて欲しいです。
OL陣は今回はブロックよく打てていたと思います。
スターターのC#62西川の替わりに#56市川がフル出場でしたが、スナップに課題ありですね。
ゆっくりな上に弾道が低いので、RBへのハンドオフが遅くなっています。
それによってLOS付近でタックルをくらう場面がありましたから、スナップは改善しないといけません。
#55岡崎が途中で負傷してしまいましたが、替わりを#77真田が埋めてくれました。
#67岩田もこの試合では成長度を感じましたし、両Tが頑張ってくれればと思います。
今回はオフェンスが自分たちの仕事をしたと言えると思います。
しかし、厳しい言い方をすれば「これくらいできて当然」ですし、
関学を倒すのであれば、「もっと強くならないと相手にならない」ということです。
次の試合はハードルを上げて、厳しく見ようと思います。
 
ディフェンスは今回も1本目は安定した出来でしたが、
唯一第2Qのラフィングザパサーの反則罰退からFGでの失点3というのが痛かったですね。
それ以外はほぼ完璧に関大オフェンスを抑えていただけに、残念です。
ただ、ラフィングザパサーの反則はQBサックと紙一重。積極的にいった結果だと思っています。
しかし、これが関学戦となれば話は別。
大事な場面で同じようなミスを犯して致命的な失点になりかねないことも忘れずにいて欲しいです。
第4Qはメンバーを入れ替えましたが一回生DL#91藤井の登場がありました。
今後へ向けてディフェンスにもどんどん一回生を使って欲しいですね。
 
スペシャルチームですが、今回はK#40石川の出来が良かったですね。
FG2本を含むKickは全部成功。特に41ydsFGは最後のひと伸びがありましたね。
あれが彼本来の飛距離のあるキックだと思いますし、調子が戻ってきた気がします。
カバーチームは関大RET#16永川に対して
前半はかなりリターンを許してしまったようですが、後半はほぼ完封でした。
#21長谷川、#25橋本、#81土井、#4町など、素早いカバーが目立ちましたね。
 
反則に関してですが、個人的な意見を言わせて貰うと
今回は厳しい判定が多かった気がします。
#5森のレイトヒットに関しても勢い余って当たってしまったのを反則にされてしまったわけで、
それなら前に関大の選手が悪質なことをしていた方が反則になるべきでしょう。
しかし、不必要な反則もありました。
一つ挙げると#14北川(裕)のパスインターフェアですが、
4th down ギャンブルというシチュエーションはインターセプトは不要。
WRの前に出るのは良かったとしても、反則してまでだったかと言われたら...
そうではなかった気がします。
あそこは反則しなくてもカットできた、もしくは不成功になっていたと思います。
こういう反則はなくすことができるものです。
重要な試合でミスを犯さないためにも、意識の徹底をする必要があるでしょう。
ただ、最後に一つ言っておきたい事は、
どんなに審判に厳しい判定をされたとしても最終的には
「誰にも文句を言わせないプレーでTDを獲って勝てばいい」
これなんです。選手たちは正々堂々と戦えばいいんです。
僕達はそれを必死に応援しますし、微妙な判定には思いきり抗議します。
選手たちには目の前の1プレーに集中してもらいたいと思います。
 
 
リーグ戦も残りはあと2試合。
京大戦と関学戦という厳しい戦いが続きます。
たしかに関大戦ではいい試合を見せてくれたことは事実ですが、
もっと強くならない限り、関学に勝つことは至難の業です。
決して油断することなく、最後まで厳しい目で見て応援していこうと思います。
 
 
このゲームのスターター
Offence Deffence
TE 5 森 正也 4 DE 92 前田 和律 4
LT 67 岩田 昇士 3 DT 90 久司 大貴 4
LG 73 余合 聡法 3 DT 30 南 奎光 2
C 56 市川 千裕 2 DE 57 武知 大樹 4
RG 59 淺野 匡洋 3 LB 52 海島 裕希 4
RT 55 岡崎 亮 3 LB 99 岸本 裕輔 4
WR 31 常包 雄一 4 LB 53 相馬 明宣 3
WR 2 宜本 慎平 3 CB 13 滝澤 輝久 4
QB 11 松田 大司 3 FS 4 町 健太郎 4
FB 41 姉川 和章 4 SS 12 今西 亮平 4
TB 26 松森 俊介 4 CB 24 毛利 賢二 4
K 17 砂原 伸一郎 4 P 3 尾崎 健人 3
次の試合
ついに目覚めたオフェンス。全ては主将#44浅尾のために。
次は第6節「京都ダービー」京大戦!
11月16日(日)西京極で14時キックオフ。
チーム一丸で京大撃破、そして最終節へ弾みをつける!
 
'08・春シーズンの観戦記
秋・第1回 「開幕」
 
秋・第2回 「苦悩」
 
秋・第3回 「迷走」
 
秋・第4回 「変化」
 
秋・第5回 「覚醒」
 

i-modeからの試合速報です

関大戦メンバー表です
関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。
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