第2回 | 不満 | PANTHERS 2007 |
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DATE | Sep 30th(Sun) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PLACE | NISHIKYOGOKU Track and Field STADIUM | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
SCORE |
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得点経過 |
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STATS |
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観戦記 | 雨の西京極となった第3節・神戸大学戦。 ここ2,3年は「相性が悪い」とでも言いたくなるような苦戦を強いられてきた。 今年はその嫌なイメージを払拭するためにも、 ホームの西京極で「いい内容で」勝つ必要があった。 -いきなり合戦- コイントスは立命が勝ったものの、後半をチョイス。 立命K#30澤和のキックオフで試合がスタート。 神戸のリターナーを立命#8井田が素早い出足で仕留めて、 神戸は自陣15ydsからのファーストシリーズ。 RB#40のランを2回続けるものの、立命DT#97久司のロスタックルなどもあり3 and 6。 ここで神戸QB#4大原が放ったパスを立命CB#4町がインターセプト! いきなりディフェンスのビッグプレーで勢いを掴むかと思ったが、 敵陣35ydsからの立命オフェンス。 IフォーメーションからショットガンにシフトしてQB#9木下(雅)がディープへ放ったパスは... 神戸DB#21にインターセプトされるという最悪のファーストプレーになってしいまう。 -唯一- ターンオーバーとなり、神戸は自陣5ydsからのオフェンス。 ここではRB#1へのスクリーンなどで進まれるがパント。 この転がりがよく、立命は自陣15ydsから仕切り直しのオフェンスシリーズとなる。 まずRB#26松森のランで2ydsゲインするものの、 2 and 8で狙ったディープゾーンの#1本多へのパスは あわやインセプ被弾の危険性があった危ないプレー(結果パス不成功) しかし、3 and 8で#1本多へ18ydsのパスを通すと、WR#7小城がナイスキャッチ25ydsのゲイン。 RB#26松森へのピッチで5yds稼ぐと、RB#43高野橋が2ydsのゲイン。 さらにそこからWR#11前田(直)へ14ydsのパスが通ってレッドゾーンに侵入すると、 最後は#26松森がカットを切って左オープンへ。そのままエンドゾーンに飛び込み先制TD! 8プレー85ydsのTDドライブを完結する。 -やはり- しかし、直後に神戸が35ydsほどのビッグリターンで自陣39ydsからのオフェンス。 #1や#24大園へのパスで立命陣内に攻め込まれると、 神戸がノーハドルでセット。これはヤバいと思った瞬間、 神戸WR#24大園がCB#4町を抜いてフリーに。 そしてそこへQB#4大原のパスを決められTD。 やられるとしたら#24大園と思っていたが、今年も見事に決められてしまった。 -代表の実力- 返しの立命のシリーズ。RET#25橋本のリターンで自陣30ydsからのオフェンス。 WR#87宜本へのパスでダウン更新し、自陣39ydsでの2 and 12。 プレーは普通のWR#11前田(直)スクリーンパス(?)だったのだが、 #11前田(直)は神戸ディフェンス陣のタックルを2,3人振りほどき、ダウンフィールドへ。 そこからはWRのブロックもよく、一気にエンドゾーンへ61yds独走TD! W杯日本代表の実力をまざまざと見せつけた。 -個人能力- 続く神戸のシリーズは敵陣侵入を許すものの、 DT#98田中(稔)のロスタックルや、DE#56岡本&DE#75十亀の好ラッシュがありパント。 神戸は徹底してパントを外に出そうとする作戦で、ほとんどリターンさせてもらえず。 自陣23ydsからのオフェンス。 ここでも高い個人能力でゲームをブレイクした。 RB#26松森が左サイドを捲ると、LT#77紀平や#1本多のブロックも秀逸で 一気に77yds独走のTD!一発でエンドゾーンを陥れてしまった。 -引きずる終わり方- 残り8分弱から神戸のオフェンス。 ここでまたしても立命DB陣が神戸#24大園に抜かれるというミスを犯し、 18ydsのゲインを許してしまうものの、その後はLB#52海島の好プレーなどで しっかりと守りパントへ。 残り時間5分半を使った長いドライブが始まる。 自陣20ydsからの1 and 10でFB#44中道のダイブが14ydsのゲインで一発フレッシュ。 さらに#9木下(雅)のスクランブル、WR#80井上への14ydsのパスで敵陣侵入。 ここで出した#9木下(雅)→#11前田(直)→#1本多のダブルリバースは 時間をかけた割には1ydsのゲインに留まり、 さらにFB#38姉川がパスを落球してしまうものの、 #7小城へ19ydsのパスが通って3度目のダウン更新。 さらに#11前田(直)へ2発のパスを通してゴール前10ydsへ。 ここから3回続けてランプレーで突っ込むものの、エンドゾーンは割れず。 K#30澤和の22ydsFGとなったのだが...これが失敗。 5分以上をかけたドライブの最後を締めれず、嫌な雰囲気のままで前半を終える。 -予想通りの第3Q- 前半低調に終える神戸戦というのは、大体後半もダメ。 これはここ数年の神戸戦の傾向だが、この日もそのパターン。 後半リターンでファーストシリーズを迎えたものの、 あっさりとスリーアンドアウト。 予想通りに我慢と不満の第3Qが始まる。 -猛威のディフェンス- 神戸のファーストシリーズは自陣40ydsから。 しかし、後半は立命ディフェンスが驚異的な強さを見せる。 まずは#75十亀のロスタックルで-5yds、さらに強烈なラッシュをかけ、 神戸QB#4大原は大幅に下がったところでダウン。 あっさりとスリーアンドアウトにする。 返しは自陣35ydsからの立命オフェンスとなるが、#26松森がファンブルロスト。 立命陣46ydsから神戸のオフェンスとしてしまう。 神戸は1st and 10で#4大原のキープ。さらにレイトヒットを取られてしまい、15ydsの罰退。 これで立命陣25ydsまで攻められてしまうが、ここでディフェンス陣が奮起。 主将#56岡本が-10ydsのQBサックをお見舞いすると、 加えて神戸オフェンス陣の反則で5yds罰退。 3rd and 25となったところでさらに#56岡本のロスタックルが炸裂し、 エンドゾーンを割らせるどころか、FGまでも防ぐという最高のディフェンスとなった。 -試練- 続く立命のシリーズは自陣12ydsから。 最初の#7小城へのパスを除き、あとは#11前田(直)へのパス、#26松森のランの繰り返し。 2度のダウン更新を繰り返し、自陣45ydsまで攻めたところでの1st and 10。 ここで#9木下(雅)がサックを受けてファンブル。 なんとか#26松森がリカバーして事なきをえるものの、 結局これが響いてパントへ。 P#86尾崎のパントは長い距離と滞空時間であったが、タッチバックとなる。 返しの神戸のオフェンスシリーズもスリーアンドアウトに仕留めたが、 今度は自陣38ydsからの立命の1st and 10で#26松森が2度目のファンブルロスト。 またしても失点の危機を迎えてしまう。 -開放- しかし、ここでも立命ディフェンス陣が最高の働きを見せる。 RB#1のランをノーゲインに抑えると、立命CB#20木下(裕)が好カバーでパス不成功。 3rd ダウンのパスも不成功にし、スリーアンドアウト。 第4Qに入り、パントはタッチバックで立命は自陣20ydsからのオフェンス。 まず#11前田(直)へ20ydsのパスを通すと、 #87宜本へのパスがヒット。宜本は右オープンへ抜けると、そのままエンドゾーンへ! 60ydsのTDレシーブで後半ようやく最初のTDを挙げる。 これで何かが吹っ切れたような立命。 直後の神戸の1st and 10で神戸WR#24大園へのパスを LB#99岸本が狙いすましたインターセプト! そして神戸の選手を交わしてエンドゾーンへ! まさに一瞬で奪い去ったTDで後半2本目のTDとなる。 -罰?- 続く神戸のオフェンスは#52海島のロスタックルなどで大きくロスさせ、 4th ダウンギャンブルも仕留めてターンオーバー。 これで敵陣38ydsからの攻撃権を得た立命オフェンス。 ここからは2ファンブルロストの罰とでも言えそうなほどに#26松森のランを多用。 2度のランでダウン更新をすると、最後は12ydsのTDラン。 しかしTFPはスナップがそれ、H#7小城のパスもインターセプトを喫し失敗。 41-7となる。 立命は残り2分で回ってきた最後のシリーズでも執拗に#26松森のラン。 2度のダウン更新があったものの、敵陣に入ったところでゲームオーバー。 スコアやスタッツから見る印象とは程遠いほどの「苦戦」 それは最後までスタータークラスが出場し続けたオフェンスが表している。 次は第4節。折り返し地点を迎えるが、チームとしては課題が出てくるばかりだ。 |
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試合を 振り返って |
この試合、正直不思議な感覚です。 スコア・スタッツ上では順調に勝ったように見えますが、 やはり内容がいま一つピリッとしないのが気になります。 今回はかなり贅沢を言わせて貰いますが、ご了承ください。 やはり原因はオフェンスの不調でしょう。 パントも少なかったし、TDも量産したし、 「オフェンスの何がダメなのか?」と聞かれると やはり「ドライブできていない」という答えになると思います。 もちろん、この日の最初のTDとなった自陣ydsからのドライブは見事なものでした。 それは評価しています。 しかし、それ以降は個人技でもぎ取ったいわゆる「一発TD」です。 #11前田(直)、#26松森という「飛び道具」があるのは本当に心強いですが、 そればっかりで決まってしまってる印象があります。 思い返してみると、第1節と第3節のファーストプレーは一発を狙ったものでした。 今年の本来のオフェンスのテーマは「パワーフットボール」です。 その点から見れば、この日のオフェンスは物足りないと言えるでしょう。 原因をつきつめると、古橋HCが談話で話されたように「OLがアカン」ということなのでしょう。 後半なかなかエンドゾーンまでいけず、力不足を露呈しましたね。 まだ若い選手が多いので経験を積んでいるところでしょうが、 立命のパワーフットボールを構築するためには、OLのレベルアップは必須項目です。 QBですが...立ち上がりはダメでしたねぇ。 一発目のインターセプトは最もやってはいけないパターン。 あれがなければ、この日の試合展開は大きく変わっていたかもしれません。 その後もしばらくはボールが浮いていましたし、不安ですね。 RB#26松森は独走TDは素晴らしかったですが、 この日はファンブルロスト2回でのマイナスが大きいですね。 それもあってか、最後まで出場していましたからね。 元々ボールの持ち方に危ないところがありましたが、 雨ということで危険度が倍になりましたね。 エースで狙われることも多いですから、基本は忠実にやってもらいたいです。 WR陣はもう#11前田(直)が「凄い」の一言。 TDとなったあのプレーは完全に止まったと思いましたが、 あの体勢から抜け出してエンドゾーンまで行くスピードとボディバランス。驚異的です。 そして後半にTDを獲った#87宜本。 この日はかなり早い段階から出ていましたね。WRの秘密兵器になりそうな予感です。 欲を言えば、スタータークラスは第4Qの時点で替わるような試合展開になれば良かったのですが、 この日はオフェンスの出来が良くなかったということで、最後までスターターが出場していましたね。 若手に経験を積ませるためにも、スターターはもっとしっかりしないといけないですね。 ディフェンスは一本取られてしまいましたが、 あとは完璧ともいうべき内容だったと思います。 DL陣はケガで出てない選手もいましたが、そこは層の厚さでカバーしましたね。 一回生#75十亀は思い切りできたのではないでしょうか。 そして圧倒的存在感の#56岡本。 ここまで全試合QBサック記録中と驚異的な動きを見せています。 #98田中(稔)もスターター出場で奮起していましたね。 LB陣は3回生の2人に注目したいです。 まずは#99岸本!今年LB転向したわけですが、その身体能力は春から注目の存在でした。 インターセプトリターンTDを決めたプレーも、 狙ってはいたのでしょうが、彼の身体能力の高さがなければできなかったと思います。 さらにディープゾーンのWRにも何故か着いている足の速さ。ホンマに今後期待です。 そしてレプリカ軍団の一部からはこの日MVPの声も出たLB#52海島(兄)。 ホンマにいい動きしていましたね。ロスタックルはもちろんですが、 スピードを生かしたプレーは素晴らしいものがあります。 神戸WR#24大園にやられたDB陣、ホンマに悔しかったと思います。 ですが、関学WR陣との戦いはもっとハードになります。 最終節までにもっとレベルアップするのを楽しみにしています。 スペシャルチームで一番気になるのはFGですね。 これまでまだ2回しかFGトライはないんですが、いずれも失敗。 TFPのキックでは失敗していない(蹴った場合)んですが、 短い距離でのFGを外しているだけに、ちょっと心配です。 カバーチームは今年は結構安心して見ていたんですが、 この日は何度か大きなリターンを許してしまいましたね。 関学には一発を狙えるリターナーがいるだけに、カバーの整備は必須です。 リターンチームはあれだけパントを外に出されては何もできないですね。 それだけうちのRETが怖いということなんでしょうが、 もう少しリターンが見たいという気はします。 まとめて言うと、やはり「集中力」が足りなかったのではないかと思います。 特にオフェンスです。ミスをディフェンスにカバーして貰っている状態です。 試合後もオフェンスは全体ハドルがかなり長かったですが、 かな〜りコーチから絞られたのではないでしょうか。 この試合で出た課題をクリアしないことには今後はもっと厳しくなると思います。 スタジアムを後にする時、オフェンスのハドルに向かって 「次は頼むぞ!」と思い切り叫んでしまいました。 何人かが振り向いたので、確実に届いたと思います。 次の同志社戦、「これぞ立命のオフェンス」というのを見せて下さい。 |
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STARTING MEMBER |
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NEXT GAME | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
REVIEW | 秋・第1節 「開幕」 秋・第3節 「不満」 |
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i-modeからの試合速報です |
神戸大戦メンバー表です |
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公式記録はこちらで確認して下さい。 |
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