第6回 | 決意 | PANTHERS 2007 |
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DATE | Nov 11th(Sun) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PLACE | EXPO FLASH FIELD | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
SCORE |
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得点経過 |
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STATS |
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観戦記 | 関西学生リーグも終盤に差し掛かってきた。 大勝した後の第6節。それだけでも嫌な予感がするのだが、 最終節につながる試合をしてくれるかどうか。そこが焦点だった。 -布石- コイントスは立命が勝利。これでコイントスは5連勝という引きの強さ。 当然、立命は後半をチョイスし立命のキックオフ、関大のリターンで試合が始まる。 そのキックオフリターン、関大のリターンがよく、タックルしたのはなんとK#30澤和。 前節はほぼ完璧なカバーチームがまずほころびを見せる。 関大のファーストシリーズは自陣39ydsから。 まずは#19中村へのミドルのパス、そして次はロングパスと長いパスを立て続けに投げるも失敗。 3rd down ロングでは#27にピッチするもロスタックルにしとめてスリーアンドアウト。 パントはアウトバウンズに出てしまい、立命は自陣23ydsからファーストシリーズとなる。 まずはTB#26松森のランで2ydsゲインするものの、続くプレーでは 関大D#のラッシュがきつく、QB#9木下(雅)がスクランブルするものの1ydのロス。 3rd down ロングではロールからWR#11前田(直)へのパスを投じるが不成功。 こちらもスリーアンドアウトのスタートとなってしまう。 -嫌な予感- 返しの関大は自陣39ydsからのオフェンス。 ここから関大オフェンスがかなり仕掛けてくる。 まずはQB#14原口のキープ、RB#27地下へのピッチでゲイン。 そしてWR#17西尾へのパスが10ydsのゲインとなり最初のファーストダウンを取られてしまう。 続いてRB#37大丸が11ydsのゲインすると、今度はダイレクトスナップから#37大丸のラン。 立命ディフェンス陣は関大オフェンスに翻弄されてしまい、じりじりとゲインを許してしまう。 そして立命陣5ydsで1st To 5とされ、失点のピンチ。 まずはRB#37大丸のダイレクトスナップからのランが2yds。 QBに入った#19中村のランが2ydsでゴール前1yd。 しかしここで#14原口のダイブをなんとか止め、エンドゾーンは死守。 関大K#35小原に18ydsのFGを決められて0-3と今シーズン初めて先制されてしまう。 -不安は現実に- 関大のドライブが8分近くのロングドライブになってしまったため、 返しの立命のオフェンスがスタートした時は、第1Qもすでに残り59秒となっていた。 自陣32ydsからのオフェンス。 #26松森のランが4yds、Iフォーメーションから#26松森へのピッチは1ydどまり。 しかし、3rd and 5でWR#84呉田へ22ydsのパスがヒットし敵陣へ。 第2Qに入るが、2nd and 5で#9木下(雅)がQBサックを受けてファンブル。 なんとか自分でリカバーするものの5ydsのロス。 これが響いてしまい、このシリーズもパント。オフェンスは明らかに歯車が狂っているのが分かった。 P#20木下(裕)のパントで、関大は自陣23ydsからのオフェンス。 ここで#19中村が立命DB陣の裏を抜けてパスがヒット。 47ydsのビッグゲインを許してしまう。 そして関大K#35小原が42ydsのFGトライ。 しかし...ここはボールが失速し失敗。命拾いをする。 -待望の1本目- これで自陣25ydsからのオフェンス。 まずはWR#11前田(直)へのディープのパス。これは不成功となるものの、 関大D#を後ろに釣っておき、RB#21山城のランが11ydsのゲインでダウン更新。 さらに#9木下(雅)のスクランブルで5yds、#26松森へのスクリーンが9ydsのゲイン。 これで敵陣に入ると、ワンバックの隊形からWR#11前田(直)のDelaware Sweepが9yds。 #26松森のランが2ydsのゲインとなりダウン更新。 #9木下(雅)のキープで5yds、#26松森のドローで2yds。 3rd and 3になったが、ここはWR#7小城へのパスが決まってゴール前20ydsへ。 そして、TB#2家亀が左をキレイに抜け、ダウンフィールドでのブロックもよくエンドゾーンへ! 20ydsのTDランでこの日最初のTD!7-3と逆転する。 -なかなか止められない- 返しの関大のリターンは#21山城、#27滝澤がタックルし、大きなリターンを許さず。 このシリーズ、関大はQB#18西隈とQB#14原口の併用。 立命のパスインターフェアの反則が2回もあり、ファーストダウンを献上してしまう。 しかし、ここで頼れる男DE#56岡本が-13ydsのQBサックを炸裂! 結局パントへと追い込むことに成功する。 ところが、返しの立命のオフェンスは全てパスを失敗。 パントを蹴り、神戸のリターンを#84呉田が止めたところで前半が終了する。 -不安を抱えたまま- 後半は立命のリターンから。 #21山城がリターンし、自陣40ydsからのオフェンス。 まずはIフォーメーションから#26松森のランが4yds。 そしてWR#1本多へのパスが5ydsのゲインで3rd and 1へ。 ここはOLの力で押し切れると思ったのだが、 プレーは遅いタイミングの#26松森のドロー。 これを関大ディフェンス陣に狙われ-2ydsのロスとなってしまう。 後半最初のシリーズもスリーアンドアウト。オフェンスの調子は一向に上がる気配がない。 返しの関大のオフェンス。関大は反則で5ydsの罰退があったものの、 WR#12森田へのパスを立て続けにヒットされ、ダウン更新を許してしまう。 しかし、ダウン更新はこの1回だけ。 パントとなり、立命は自陣35ydsから2回目のオフェンスとなる。 ここは#1本多へのパスが11ydsのゲイン。その後も#1本多へパスを続ける。 3rd and 7となると、WR#84呉田へ19ydsのパスがヒット。 2度目のダウン更新となり、敵陣へ。 ここからは3プレー続けて#26松森。しかし、フレッシュには至らずにFGへ。 K#30澤和のFGトライは41yds。今季のロンゲストだったが...見事成功。 10-3と、とりあえずはTD1本差にリードを広げるものの、 まだセーフティーリードには程遠い状況が続く。 -悪夢がよぎる- 直後のキックオフ。またしても関大のリターンがビッグゲインとなり、 タックルしたのは再び最後の砦K#30澤和。 関大は自陣41ydsからのオフェンス。 このドライブもQB#14原口の外へのキープとRB#27地下のランが止まらず。 さらにTE#86強へのパスも織り交ぜられてレッドゾーンへ。 しかし、立命ディフェンスも意地を見せ、 最後はQB#14原口のスクランブルを止め、FGへ。 このFGトライはホルダーがボールをしっかり置けず、スクランブル。 立命ディフェンスはホルダーを捕まえられず、最後の最後でエンドゾーンへのパスを投じられる。 結局、このパスは不成功になるものの、かなり危ないプレーだった。 これで自陣12ydsからのオフェンス。 その1st and 10、QB#9木下(雅)が投じたパスは関大DB#5坂田にストライク。 やってはいけないところで痛恨のインターセプト、ターンオーバーとなる。 ディフェンス陣も流石にここは耐え切れず。 RB#27地下のダイレクトスナップからのランを3yds、 QB#14原口のキープを2ydsに止めるものの、 3rd and 5ではTE#86強をエンドゾーン内でフリーにしてしまい、そこにTDパスをヒットされる。 10-9。TFPを決められたら同点となるシチュエーションだったのだが、 関大K#35小原のキックは右に逸れて失敗。 なんとか同点は免れるものの、1点差。2005年の悪夢がよぎる。 -本気- 直後のキックオフにはリターナーに#26松森が入る。 ボールはその#26松森のところへいくのだが、ほとんどリターンできず。 自陣13ydsからのオフェンス。ここで、立命オフェンスが本気になる。 ファーストプレーは背後への不正なブロックの反則があり、 ゴールラインまでの半分の罰退(6yds)となるものの、 #21山城のランで5yds、#1本多へのパスで13ydsをゲインし、ダウン更新。 続けて#26松森のランで5yds、パスは今度は#7小城に決まって7ydsのゲインで 2回目のダウン更新。 すると、ここからは3プレー連続で#26松森のラン。 これがコンスタントにゲインを稼いで3度目のダウン更新で敵陣へ。 さらに#11前田(直)へのパス、#26松森の17ydsのランでゴール前9ydsでフレッシュ獲得。 ここはやはり#2家亀の登場。1回目のランで8ydsゲインし、ゴール前1ydへ迫ると、 最後はエンドゾーンへダイブして2本目のTD! 13プレー、87ydsのロングドライブを決める。 -必死のディフェンス- 関大の追い上げを許してはいけないディフェンス。 自陣20ydsからの関大オフェンスに対し、必死のディフェンスを見せる。 DE#56岡本、DT#97久司が猛ラッシュでパスを不成功にすると、 RB#27地下のランプレーを#97久司がロスタックル! LB#54名和のあわやインターセプトというプレーもあり、 関大は4th ダウンギャンブルへ。 このギャンブルをパス失敗にしとめ、残り1分14秒で立命のオフェンスへ。 これなら時間を消費して終われる、と思ったのだが... #26松森が絶対にやってはいけないファンブルロスト。 時間は残り57秒。立命にこの試合最大の危機が訪れた。 -鬼神現る- しかし、ここで立命ディフェンスを救ったのが主将DE#56岡本。 古橋HCの現役時代に自称した「鬼神」が降臨したかのようだった。 #56岡本はここぞとばかりにQBに猛ラッシュ! 1st and 10で関大QB#14原口にQBサックし、11ydsロスさせると、 続くプレーでもラッシュをかけてパスを失敗に追い込む。 そして、運命の4th ダウンギャンブルもDE#56岡本がQBサックし、 関大オフェンスの息の根を止めて試合終了! オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム、そしてサイドライン。 それぞれに課題を露呈してしまったパンサーズ。 敗因が何かは分かっている。 やるべきことも全て見えている。 今年は「挑戦者」としての最終節・関学戦。 この一年の全てをぶつけるしかない。 |
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試合を 振り返って |
とりあえず、ホッとしたというのが本音でしょうか。 先制され、1点差まで追い上げられ、最後はファンブルでターンオーバー。 ギリギリまで逆転できなかった2005年とは違いますが、 ずっと「まさか・・・」という不安と戦いながらの試合でした。 最後の最後、関大のギャンブルをDE#56岡本がQBサックで止めた時に、ようやく落ち着けました。 この試合いろいろ書きたいことはありますが、 今回はちょっと目線を変えてサイドラインについて。 最終節の関学戦を前に、プレーを限定し、課題を与えながら 試合を進めていたこともありますが、いくつか思うことがありました。 まず、第4Qの最後のシリーズで何故TB#26松森を起用し続けたのか。 エースとはいえ、この日の#26松森はいつもの走りの切れが見られなかったですし、 #26松森にはファンブルの危険性がつきまとっているのは分かっているはず。 それを考えたら#2家亀や#21山城に持たせた方が確実です。 にもかかわらず、#26松森のプレーを続け、結果ファンブルロスト。 これが次の関学戦でもあったとしたら...最悪の状況も考えられるでしょう。 もちろん、#26松森のミスはありますが、これに関してはサイドラインのミスとも言えます。 オフェンスですが、京大戦とうって変わってプレーを制限しましたね。 いわゆる「ベースのプレー」で勝負していたわけですが、 最初のシリーズでDLにラッシュをかけられ、QB#9木下(雅)がリズムを崩してしまいましたね。 スリーアンドアウトになった時点で、「これはマズいな」と思いました。 そのQB#9木下(雅)ですが、悪い時のプレーが出てしまいましたね。 ターンオーバー後のインターセプトは、悪い時はいつも見ている気がします。 ディフェンスが素晴らしい活躍をしても、一発でターンオーバー。 オフェンスのテンションも下がりますし、モメンタムもなくなります。 もちろん、これはディフェンスにとっても結構キツイと思います。 次の関学戦、インターセプトは厳禁です。 OL陣は試合全体を通しては、関大DL相手に手こずっていたみたいですが、 第4QのTDドライブは真の力を見せていましたね。あのドライブだけは違いました。 RB陣は#2家亀が5回34yds、2TDの活躍。この日は#21山城も3回20ydsですし 4回生RBの2人が目立っていました。 #26松森はもう一度「基本に忠実に」ということを確認しながらプレーして欲しいですね。 元々ボールの持ち方に危なっかしいところがありましたが、今回も肝心なところでファンブル。 誰もが認めるエースRBが1シーズンで3ファンブルロストというのは問題でしょう。 片手で持つにしても、タックルを受けてもファンブルしないような持ち方にすべきです。 それに、いつもなら驚異的なまくりを見せるランもあまり見られず それほど調子も良くなかったような気がしますね。 WR陣は評価が難しいところですね。#9木下(雅)のパスが全体的に浮いていましたし。 それでも#1本多は4回キャッチの34yds、#7小城もナイスキャッチがありました。 #84呉田も22ydsのパスキャッチは良かったですね。 ディフェンスはDE#56岡本の大活躍、これに尽きますね。 特に最後のシリーズは完全に「サック狙い」の猛ラッシュ。 それで2回もQBサックを決めるんですから、すごいの一言です。 しかし、パスは狙われましたね。 好TEの#86強がいることもありますが、TDを捕られたのは完全にフリーでした。 最初のシリーズでディープに投げ込むことによって、DBに後ろの意識を持たせ、 ミドルやショートパスを決めてきました。 立命ディフェンス陣でまずかったのは、そこからのミスタックルや甘いタックル。 +αのゲインを与えてしまいました。 一発長いのも決められてしまいましたし、関大WR相手にここまでやられると、 最終節・関学戦ではかなり心配です。 LB陣はLB#5木下(恵)の状態が気になりますね。 ディフェンスの要なだけに、関学戦は万全の状態で出て欲しいです。 スペシャルチームに関しては、かなりリターンを許してしまったキックカバーチームが気になります。 京大戦では素晴らしいカバーを見せていたんですが... K#30澤和が止めるプレーが2回もあってはいけません。かなり頭の痛いところですね。 パントカバーも甘いところはありましたが、#27滝澤と#84呉田が両コーナーから 素晴らしいラッシュを見せているのがいいですね。 K#30澤和は京大戦で今季初めてFGを成功させたこともありますが、 この日も41ydsのFGをしっかりと決めましたね。 関学戦ではこれ以上の距離も蹴ることがあるでしょうから、頼りにしています。 関大はよく研究してきたなぁという印象でした。 ディフェンスではQB#9木下(雅)にラッシュをかける。 オフェンスではショート・ミドルのパスを通していく。 現時点でのパンサーズの弱点を着実に突いてきていると思いました。 関学も同じように攻めてくるでしょう。それに対しての対策がもちろん必要です。 関学戦までの間、この弱点をいかに強化するかに勝負のポイントはあると思います。 最後になりますが、正直に言うと前節の京大戦で大勝したこともあり、 今回はこういう試合になる可能性もあるだろうという嫌な予感がありました。 結果的に勝ったから言えることですが、「やっぱり」という印象です。 誤解を生まないように補足しておきますが、選手たちだって学生です。 素晴らしい試合をやった後、そのテンションを保ちながら2週間過ごすことも無理ですし、 同じレベルの試合をずっと続けることは至難の業だと思っているからです。 そういう意味では、こういう試合をしたことが、逆に「いい薬」になるのではないかと思っています。 「このままでいいのか」「これで関学に勝てるのか」と緊張感を持ちながら、 関学戦までの2週間を過ごすことが、決戦へ向けてベストな気持ちになるはずですから。 関学戦にはこの2週間でできる全てのことをやって、最高の状態で臨んでもらいたいです。 悔し涙を流したあの神戸ユニバーから一年。 あんな思いはしたくないですし、チームのみんなにもして欲しくありません。 この一年間、いろんなことがありました。 シーズンに入ってからも、山あり谷ありだったと思います。 しかし、それを一つずつクリアしてきたパンサーズの結束力というのは ここ数年の中でも最高のものだと思います。 今年やってきたことの全てをぶつければ、必ず結果はついてきます。 僕達ファンも選手たちに力を与えられるような最高の応援をします。 長居陸上競技場のメインスタンドをマルーンに染め、関学の応援を圧倒します。 僕もこの一年の全てを関学戦にぶつけ、力の限り応援します。 |
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STARTING MEMBER |
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NEXT GAME | 今年も全勝での最終決戦! 11月25日(日)関西学院大学戦は13:30Kick off!! 決戦の舞台は無敗の地・長居陸上競技場。 メインスタンドをマルーンで埋め尽くして「Rits House」を作り出す! 共に戦い そして 共に勝利の瞬間を |
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REVIEW | 秋・第1節 「開幕」 秋・第3節 「不満」 秋・第4節 「崩壊」 秋・第5節 「証明」 秋・第6節 「決意」 |
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i-modeからの試合速報です |
関大戦メンバー表です |
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公式記録はこちらで確認して下さい。 |
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