第7回 Rits House PANTHERS
2005
DATE Nov 27th(Sun)
PLACE NISHIKYOGOKU Track and Field STADIUM
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 0 7 0 10 17
FIGHTERS 0 0 3 12 15
得点経過
2Q 8:37 #22佃Run 3yds TFP#30澤和Kick
3Q 4:29 #11小笠原Field Goal 44yds  
4Q 1:24 #30澤和Field Goal 25yds  
  3:41 #10出原Run 1yd  
  6:31 #3渋井Pass→#5阿南 8yds TFP#30澤和Kick
11:43 #26辻野Run 1yd  
STATS
  PANTHERS FIGHTERS
Touch Down 2 2
1st Down 回数(ラン-パス-反則) 18(--) 11(--)
P-A-T 1point 2/2 0/0
2point 0/0 0/2
総獲得yds 353 191
攻撃回数 55 52
平均yds . .
パス 獲得yds 113 112
成功/回数 10/20 11/24
成功率 .% .%
被インターセプト 2 3
ラン 獲得yds 240 79
回数 35 28
平均yds . .
FG 成功/回数 1/1 1/1
反則 回数 9 3
喪失yds 50 13
3rd Down Comversions 2/7 5/13
4th Down Comversions 0/0 1/1
Ball Possesion 25:37 22:23
観戦記 95年、立命vs京大「涙の2yds」以来10年ぶりの最終節・全勝対決。
下馬評では関学有利。しかし、絶対に負ける訳にはいかない最終決戦。
超満員になった西京極「Rits House」で関学との戦いは熾烈を極めた。
 
-いよいよ決戦!-
試合開始前には西京極は超満員状態に。ホーム・バックスタンド共に立ち見が出るほど。
ホームスタンドにはマルーンのチアスティックが配られ、さながらRits House状態。
そしてコイントス。立命館が勝利し、前半チョイスでリターンの選択。
両チームの選手がフィールドに飛び出し、パンサーズは恒例のオクラホマスタイル!
スタジアムのボルテージは最高潮に達しキックオフ!
 
-兆し-
関学K#11小笠原のキックオフ、立命RET#11前田(直)が15yds地点までリターンして
立命のファーストシリーズ。まずは#12池野から#11前田(直)へのパスが通って9yds。
そしてその次のプレー、RB#26松森のランが12ydsのゲインとなる。
1st and 10の#5阿南へのパスは失敗するものの、続く2nd and 10で#26松森のラン。
ライン中央に大きく開いた道を通り、松森が16ydsのゲインで2回目のフレッシュ獲得!
この後は攻撃が進めず、パントに終わってしまうのだが、
ラインが押し込めていることに、「まさか・・・」という感じがした。
 
-関学のオフェンス-
関学のファーストシリーズは自陣10ydsから。
いきなり#10出原から#81榊原へのパスを通されてダウン更新。
さらに#91萬代へパスを通されて2度目のダウン更新。
さらに#1岸へパスを通されて立命陣内への侵入を許してしまうのだが、
#13三宅のパスカバーや#44橋本の好タックルで進ませず。
パントはタッチバックとなって関学のオフェンスシリーズが終了する。
 
-ディフェンスも-
立命2回目のシリーズ。#12池野のキープでダウン更新した後、
フォルススタートの反則で5ydsの罰退。しかし、それをものともしないランプレー。
#26松森で6yds、#22佃で10ydsでダウン更新。さらに#26松森の6ydsのランが出て敵陣に侵入。
しかし、直後のプレーで#12池野のパスが関学#53柏木にインセプ被弾。
関学自陣47ydsからの攻撃。#10出原から#91萬代へパスが通る。
立命陣内に入っての1st and 10、#10出原が奥へ投げ込むが...CB#17黒田がビンゴ!
インターセプトのお返しでピンチを脱する。
ターンオーバーで得た攻撃は自陣5ydsから。
ここは3アンドアウトになってしまいパント。
返しの関学は自陣47ydsからのオフェンス。ここでは#44橋本のロスタックル、
さらにDLのラッシュがよくかかり、3アンドアウトに抑えて第1Qを終了する。
 
-第2Qに入り-
立命のオフェンスは自陣22ydsから。
ここは#11前田(直)、#22佃へのパスが失敗。
3rd ダウンでも#12池野がパスターゲットを見すぎてしまい、サックされる。
結局2シリーズ続けて3アンドアウト。オフェンスもディフェンスも我慢の時間が続く。
関学オフェンスは1stダウンでパス失敗。
2ndダウンで#56岡本のQBサック炸裂!3rdダウンで#91萬代へのパスが通るが、結局はパント。
3アンドアウトの攻防が続くとは言え、ほとんど立命陣寄りでプレーが続いていた。
 
-不安と確信-
関学のパントにより、自陣8ydsからの攻撃。
#22佃のランはゲインなしだったが、#26松森が16ydsのランでダウン更新。
そこから#22佃が5yds、#99太田が6ydsのランで2度目のダウン更新。
さらに#22佃のランで4yds。続くスペシャルプレーでは背後で#22佃にハンドオフするものの、
関学ディフェンスに見切られ1ydのロス。
#87本多への9ydsのパスが通って3度目のダウン更新。
しかし、ここで立命にアクシデントが発生。#12池野がキーププレー中に負傷。
サイドラインに引き上げてしまう。ここで出てきたのは#3渋井。
エースQBの負傷で心配なところではあったが、#3渋井なら大丈夫。そういう確信があった。
#3渋井登場後のファーストプレーでホールディングの反則を犯し10ydsの罰退。
2nd and 17になったが#22佃が35ydsのロングゲイン!
敵陣10ydsまで攻め入ると#11前田(直)のDelaware Sweepで7ydsのゲイン。
そして最後は#22佃が3ydsを走って先制TD!!
TFPも#30澤和が決めて7−0!この大事なゲームで先制できたことは大きかった。
 
-ディフェンス大当たり!-
これで立命に流れは来た。こうなるとディフェンスも乗ってくる。
関学は自陣34ydsからの攻撃。シャベルパスをノーゲインに抑えると、
#41木下(恵)がQBサック炸裂させて6ydsのロス!
3rd and 16となったところで#10出原が放ったパスをまたしても#17黒田がインターセプト!
ディフェンスのビッグプレーはさらに続く。
前半残り1分11秒で迎えた関学のシリーズで、今度は#13三宅がビンゴ!
京大戦の負傷から復活し、最高のパフォーマンスを見せる。
立命はそこから得た攻撃は流して前半を終了。
7−0とリードして折り返すことになる。
 
-後半開始!-
後半は関学のリターンから始まり、関学自陣24ydsからのファーストシリーズ。
いきなり関学は仕掛けてきた。#26辻野へのダイレクトスナップで2ydsのゲイン。
さらに#10出原のキープで19ydsのゲインで大幅にダウン更新。
そこから#10出原のキープ、ロールしながら#86徳井へ19ydsのパスと関学オフェンスが出始める。
さらに#22稲毛へのピッチで6ydsゲインし立命陣25ydsへ。
そこからの攻撃は#10谷澤の好タックルなどで止めて4thダウンへ。
44ydsのField Goalを関学#11小笠原が決めて7-3とされる。
 
-立命の後半最初のシリーズ-
#11前田(直)のリターンで自陣20ydsから。
#26松森のランで前進を試みるが、2回のロスタックルにあい5ydsのロス。
3rdダウンでも#87本多へのパスが失敗し、3アンドアウトになってしまう。
関学2回目のシリーズは自陣38ydsから。
#10出原のキープは3ydsのゲイン。2ndダウンは#10出原がスローバックのパスを
#36山田に投げるも、#56岡本が後ろからタックルし1ydのゲインに抑える。
3rdダウンも#10出原のキープを止めて3アンドアウト。
関学オフェンスに連続での得点を許さない。
 
-ロングドライブ-
立命の2度目のオフェンスシリーズは自陣7ydsから。
最初のパスは失敗するが、#26松森のラン、#22佃のランで大きく前進。
さらにフェイスマスク(5yds)のおまけがついて、自陣30ydsへ。
レッドゾーンを脱出すると、#26松森のランが5yds、#27和田へのパスで6ydsのゲイン。
さらに#26松森が鋭いカットで21ydsのビッグゲインを得ると、
#22佃も負けじとサイドラインを駆け上がる!
敵陣20ydsの1stダウンで#3渋井のキープが出てゴール前10ydsへ。
ここからは#27和田への6ydsのパスがヒットするが攻め切れず、
#30澤和が25ydsのField Goalを決めて10-3と点差を再びTD1本差に広げる。
 
-やられた-
その直後のキックオフリターン。
右奥へ蹴りこんだボールを関学#81榊原がビッグリターン!
いきなり立命陣25ydsからの攻撃とされてしまう。
ここからジリジリと攻めてくる関学オフェンス。#10出原のキープが4yds、18ydsと連発。
ゴール前3ydsで1st to 3。
#26辻野のランを残り1ydsで防ぐも、次のプレーでオフサイド。
ゴール前インチになったところで#10出原のスニークを押し込まれてTD。これで10-9。
関学が2ポイントをやろうと、選手が残っている。
立命ディフェンスはは#9塚田がタイムアウトを取る。
タイムアウトがあけて、関学はやはり2ポイントを選択。
ノーバックから右サイド#20三浦へのパスは立命DB陣のカバーが厚く失敗!
試合の主導権は、まだ立命サイドにある。
 
-大きい!-
10-9と迫られて残りは8分。
立命は自陣27ydsからのオフェンスシリーズとなる。
まずは#3渋井の13ydsのランでダウン更新。
#26松森もパスを受けると関学ディフェンスを切り裂いて25ydsの前進で連続ダウン更新!
#99太田のランはノーゲインに終わり、続くプレーで5ydsの罰退となるが、
#26松森が再び26ydsのロングゲイン!敵陣15ydsへ!
さらに#3渋井のキープの最中にフェイスマスクの反則。これで残り8yds!
そして、最後は#5阿南へパスが決まってTD!!
これで17-9と8点差。かなり大きな追加点となった。
 
-関学の意地-
残り5分29秒。ここから関学が意地のドライブを見せる。
#91萬代への9ydsのパスがヒット。さらに#26辻野の2ydsのランでダウン更新。
続く1stダウンのパスは#17黒田がカットするが、
直後に#91萬代へのパスを決められて立命陣に侵入されてしまう。
その後、立命のオフサイドの反則で5ydsの罰退。
1st and 5になって#10出原のパスは#44橋本のカットで失敗。
#22稲毛へのピッチが4yds、#26辻野のランは2ydsのゲインでダウン更新。
エンドゾーンまで残りは17yds。
#33三浦の左オープンで8yds、#35古谷のランはノーゲインにするが、
3rdダウンの#26辻野のランは訳2ydsのゲインだったが、わずかにダウン更新に至らず。
4thダウンは#10出原のスニークを決められて残りが3ydsの地点でフレッシュを獲得されてしまう。
そこから#10出原のキープは2yds。残り1yds#26辻尾のランを押し込まれてTD。
17-15と2点差まで追い上げられてしまう。
関学は当然の2ポイント選択。
プレーは#10出原のキープが中央へ。
そこで待っていた#9塚田と#44橋本!
ゴール前1ydsのところで止めて2ポイント失敗!
ディフェンス陣が、サイドラインが、立命スタンドが喜びを爆発させる!
 
-ラスト17秒-
関学はオンサイドを狙ってきた。1回目は反則で蹴りなおし。
しかし2回目のオンサイドも...#5阿南が抑えてオンサイド失敗!残りは16秒!
#3渋井がニーダウンする、フィールド上のオフェンス11人が輪になる。
スタンドから起こるカウントダウン。
そして、ゲームクロックがゼロになった瞬間、11人のビクトリーフラワーが咲いた!
フィールドに流れ込む選手達。
勝利のグレーター立命が西京極に鳴り響いた。
 
そして、表彰式。
フィールド中央で#9塚田が平井理事長から優勝トロフィーを受け取る。
両校のエール交換後、ハドルを組むパンサーズ。
いろいろな方からの挨拶があった後、胴上げが始まる。
古橋HC、主務の廣田、総務の大塚、#9塚田が胴上げされた。
 
これで4年連続の甲子園出場が決定。
「One Shot, One Crush」の道はまだまだ続く。
 
試合を
振り返って
正直今年は厳しい戦いになると思ってました。
これまで観てた感じからすると、関学はホントに強い印象でしたし、
純粋な力比べをしたら、劣勢になるだろうと思ってたんですが...
ホンマいい試合でした。パンサーズは最高のパフォーマンスをしてくれましたね。
何よりも良かったのは、チーム全体の力で関学に勝ったということです。
オフェンス・ディフェンス・スペシャルチーム・そしてサイドラインが一丸となって、
関学を倒したという印象を受けました。
こんな試合を見せてくれてホンマに嬉しいですし、パンサーズの皆さんには
まず感謝と祝福の言葉を送りたいです。
ありがとう!そして4連覇おめでとう!
 
いろいろ書きたいことがあるんですが、まずはオフェンスから。
やってくれましたよOL!やっぱり歴代の中でも屈指のユニットというのは間違ってなかった!
これまでの6戦とは一転、凄い&複雑なブロック炸裂で、ランプレーが出まくりました。
ファーストシリーズで「まさか・・・」とは思ったんですが、
先制TDを取ったシリーズで確信しましたね。「このOLはホンモノや」と。
春から「個人的に期待のユニット」と書き続けていましたが、
秋のシーズンを見てきて、正直不安になった時もありました。疑ってしまって本当にスイマセン。
でも、この日のためにずっと隠してたんやと確信した時には、完全に関学DLを圧倒していました。
どんどん押していくOL、そこから駆け抜けるRBを見てて、本当に嬉しかったです。
今季のOLユニットは最高です!
その流れでRBにいきましょうか。
#22佃は本当に気持ちよく走れましたね!
前半で縦に上がった時のボディバランスはファインダー越しに見ても凄かったですよ。
TDも実は関学戦では初めてだったんですよね。最後のシーズンでやってくれました!
そしてシンデレラボーイ的な登場の#26松森。
完全に「秘密兵器」でしたね。JV戦などで見ててその実力はしってましたから、
秋にほとんど出てないのが不思議なくらいでした。
関学ディフェンス陣も初めて見たでしょうし、混乱してましたね。
関学相手に一人で112yds走ったのは久しぶりでは?
これからは思い切り走りまくれますね。期待しています!
#99太田は久々のキャリー。パワフルラン健在でした。
#8岡前はキャリーこそなかったものの、TE起用やブロックでしっかりと活躍してましたね。
今回はランに比べてパスが少なかったのでレシーバー陣は目立つ場面が少なかったですが、
それでも全員のブロックは光ってました。あれだけブロック打てるWR陣はなかなかいませんよ。
もちろんレシービングの方も素晴らしかったです。
まずは追加点のTDを挙げた#5阿南!本当にナイスキャッチでしたね。
あのTDは大きかっただけに、値千金の活躍だと思います。
#11前田(直)はレシービングの他にランプレーもありましたね。
QBですが、#12池野の負傷の具合が心配ですね。
神戸戦でも負傷退場してしまいましたし、関学戦という大一番だっただけに、
最後までフィールドに立っていて欲しかったんですが...
積極的にQBキープを出す組み立てでしたからねぇ。
とにかく早く治して、甲子園に出て欲しいですね。
#3渋井はしっかりとバックアップを務めましたね。
神戸戦・京大戦と経験していますし、この日のプレーコールを考えても、
「#3渋井なら大丈夫や」とスタンドの応援席も安心して見ていたと思います。
実際、しっかりとオフェンスをリードしていましたし、#5阿南へのTDパスも完璧なタイミングでした。
急に巡ってきたチャンスでしたが、最高の結果だったのではないでしょうか。
オフェンス全体としては、本当に成長したなぁというのが素直な感想です。
この日は#26松森が112ydsと活躍はしましたが、それよりもオフェンス全体でドライブしたという
印象の方が強く残っています。OLのブロックしかり、レシーバーのダウンフィールドのブロックしかり。
春や秋の開幕と比べても、段違いだと思います。
シーズン中にここまで成長したのは、今年のオフェンスが初めてな気がします。
あと、試合3日ほど前に、新聞記事に
「120のプレー中、30しか使っていない。関学戦用に90のプレーを用意している」と載りましたが、
そのほとんどはランプレーだと思っていました。
事実、その通りでしたし、準備していたプレーがことごとく出たのが嬉しかったです。
 
ディフェンスも本当に良くやってくれました!
関学の2ポイントを2回とも失敗させたことが勝因になりましたね。
まさに気迫のディフェンスやったと思います。
ディフェンスは基本的には3-3-5という、この日のために用意したというものでした。
スポニチによると「ダイム・パーソナル・ディフェンス」と呼んでいるそうです。
それがバッチリはまりましたね。
DLも3人中2人がスタンディングでセットしたり、積極的にラッシュをかけて関学OLを混乱させてました。
それでもQBまでラッシュが届いてたりしましたからね。それくらい強烈でした。
何と言っても#56岡本がエグかった!
QBサックは勿論ですが、凄かったのは第3Q#36山田へのスローバックのパス。
完全に後ろを突かれたはずなんですが、後ろから追いついてタックルしましたからね。
あのスピードは驚異的でした。
#57谷野、#10谷澤もいいラッシュ入ってましたし、反応も早かった!
#92前田(和)は何度か取られてしまってるのを見ましたが、関学戦という舞台を経験したのは
非常に大きかったのではないでしょうか。
LB陣は#44橋本が素晴らしい動きでしたね。関学のランプレーに素早く反応。
そして時にはQBへのプレッシャーをかけてロスタックルやパス失敗に追い込んでましたし。
シーズン後半になって、さらにプレーが光ってきましたね。
#41木下(恵)も強烈QBサックが炸裂!真っ直ぐ襲い掛かってましたね。
当然#9塚田は守護神的活躍でしたね。
最後の2ポイントも狙ってたみたいですし、本当に最高のプレーでした。
DB陣も、あの勢いのある関学WR陣をよくカバーしたと思います。
#17黒田は2本のインターセプト!よくビンゴしましたね。
#13三宅も怪我から復活のインターセプト。
右腕の黒いサポーターが痛々しいですが、最高のプレーでした。
#4河村は積極的に前へ前へ出てきていましたし、#32河合も最後の砦を守りました。
5人目のDBとして入った#14藤本もしっかりカバーできていましたし、
この日のポイントとしていた立命DBvs関学WRで優位に立てたのは大きかったです。
ディフェンス全体としたら、作戦が大当たりした形でしたね。
関学はこれまで多用しなかったノーバックで挑むシーンもありましたが、
それこそ立命ディフェンスのゲームプラン通りだったと思います。
あとノーハドルがなかったのも、ディフェンス陣にとっては守りやすかったでしょう。
逆に後半はインサイドのランを出されていましたから、
前半からインサイドを攻められていたら怖かったと思います。
 
キッキングは...あのビッグリターンを許してしまったことだけが悔やまれますね。
FGを決めて再び7点差にした直後でしたし、あれだけ戻されてしまっては
ディフェンスにもキツかったと思います。それでも#35石貞はよく止めてくれましたよ。
あの一発だけがロングゲインになってしまいましたから、もったいなかったです。
#30澤和はナイスField Goal。シーズン後半は安定してますよね。
#13三宅も右腕の状態が心配でしたが、ロングスナップも受けて普通に蹴れていましたね。
 
個人的な感想ですが、この日は精神的には比較的楽に観れた試合でした。
やはり先制したのが大きかったですし、終始リードした展開。
OLも出てたから安心でしたし、ディフェンスもやってくれるという自信が試合の途中からありました。
今年の関大戦とか、去年のプレーオフの方がよっぽど心臓には悪かったですよw
やはりあの苦しい関大戦を経験したのが大きかったと思います。
ファンにとっても、選手達にとっても。
一度苦しい戦いを経験して、精神的にも落ち着いていたのではないでしょうか。
そういう意味では、意味のある第6節だったなと今にして思いますね。
 
この日の立命の試合を観ていて感じることは、チームとしての成熟ですね。
過去のチームだったら、これほどのプレーを関学戦用に隠しておくことはできませんでした。
これまでのチームなら、身体能力を活かして圧倒的なパワーで勝ち上がったりとか、
選手個人の能力を活かしたスペシャルプレーという準備はあったんですが、
今年関学戦に準備したことはこれまでと全く違う方向での準備だったと思います。
春の段階から「強い」とか「歴代屈指」と言われたOLを活かしたプレーをひたすら隠し、
関学・鳥内監督をして「ランプレーは予想外だった」と言わせたオフェンスの作戦。
そして3-3-5の対関学用ディフェンス。
関学戦だけのためにこんなユニット単位の作戦を準備できるようになったということに、
コーチ陣のもの凄い努力を感じました。本当に素晴らしい作戦だったと思います。
そして、それを実行したオフェンス陣・ディフェンス陣が素晴らしいです。
今年「覇者」としてのチーム作りを目指していたようですが、
チームとしてはこれまでよりも上のステップに入ったのかなぁと思います。
 
なんかシーズンのまとめみたいになってしまいましたが、
まだまだ2005年のパンサーズの戦いは続きますからね。
まずは甲子園に勝って、4年連続の学生日本一を決めましょう!
僕もレプリカ軍団も、最後まで応援し続けますよ!
 
とにかく、チーム史上初の関西4連覇おめでとう!
立命館大学パンサーズは最高のチームです!

 
 
 
STARTING
MEMBER
Offence Deffence
WR 88 大滝 裕史 4 DE 96 吉田 大祐 4
LT 77 紀平 和秀 2 DT 57 谷野 雄治 4
LG 50 田口 幹也 3 DT 10 谷澤 真生 4
C 58 坂根 賢一 4 DE 56 岡本 遥 2
RG 52 谷口 祐二 3 LB 9 塚田 昌克 4
RT 74 佐々木 隆哲 4 LB 44 橋本 亨祐 3
WR 5 阿南 孝仁 4 LB 41 木下 恵一郎 2
WR 11 前田 直輝 2 CB 17 黒田 雅宏 4
WR 27 和田 博之 3 SS 32 河合 紀明 4
QB 12 池野 伸 4 FS 4 河村 崇之 3
RB 22 佃 宗一郎 4 CB 13 三宅 剛司 4
K 30 澤和 明宏 2 P 13 三宅 剛司 4
NEXT GAME 今年も聖地へ!第60回毎日甲子園ボウル
相手は関東の覇者・
ライスへの大一番は12月18日(日) 13:00Kick off!
10時からの中学招待試合には立命館宇治中学が登場!
大学と中学の兄弟制覇で甲子園をRits Houseに!
REVIEW 第1回 「苦しいスタート」
 
第3回 「足りないものは...」
 
第4回 「One More Shot, One More Crush」
 
第5回 「We Need More Power」

第6回 「Reversal」
 
第7回 「Rits House」
 


i-modeからの試合速報です

関学戦メンバー表です
関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。
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