PLAYBACK そして幸せが始まる-The Perfect Year-
RICE BOWL 56th
DATE 2003 Jan 3rd(Hol)
PLACE TOKYO DOME
SCORE
  1Q 2Q 3Q 4Q
PANTHERS 3 7 3 23 36
SEAGULS 0 13 0 0 13
得点経過
1Q 5:30 #22岸野Field Goal 22yds
2Q 3:30 #16岩本Pass→#11堀江 1yds TFP#9喜田Kick
5:11 #18高田Pass→#11木下 65yds TFP#22岸野Kick
9:34 #16岩本Run 9yds
3Q 6:25 #22岸野Field Goal 32yds
4Q 2:53 #18高田Pass→#19冷水 83yds TFP#22岸野Kick
3:14 #99八木InterseptReturn 35yds TFP#22岸野Kick
11:18 #18高田Pass→#96加藤 10yds
13:48 #22岸野Field Goal 42yds
STATS
  PANTHERS SEAGULLS
Touch Down 4 2
1st Down 回数(ラン-パス-反則) 8(--) 22(--)
P-A-T 1point 3/4 1/2
2point 0/0 0/0
総獲得yds 329 356
攻撃回数 60 86
平均yds 5.48 4.13
パス 獲得yds 280 281
成功/回数 19/35 25/51
成功率 54.2% 49.0%
被インターセプト 0 5
ラン 獲得yds 49 75
回数 25 35
平均yds 1.99 2.14
FG 成功/回数 3/3 0/1
反則 回数 9 2
喪失yds 72 15
3rd Down Comversions /  /
4th Down Comversions / /
Ball Possesion 27:12 32:48
表彰選手
ポールラッシュ杯 LB 99 八木 康太 3
観戦記 99年ライスボウルのリベンジ、そして初のナショナルチャンピオンへ。
立命館大学PANTHERSは雪の降る中、決戦の地東京ドームへ乗り込んだ。
そして2003年1月3日午後5時16分、日本のアメフトの歴史に新たな1ページが加えられた。
 
-試合前のセレモニー-
まずはシーガルズのベストイレブン、ディフェンスメンバーが紹介されて入場。
次に立命の選手が流れこんできた後に立命のベストイレブン、
こちらは攻守混合でメンバーが紹介されてフィールドに姿を現した。
そしてコイントス。シーガルズの後半チョイスが宣告され、立命がリターンを選択。
東京ドームに熱い雄叫びと歓声が響き渡った。
 
-まずは立命がビッグプレー!!-
シーガルズのキックオフを#11木下がリターン。
自陣25yds地点から立命のファーストシリーズ。
#11木下へのパスはロスゲイン、続いて#32野本・#39礒谷のランも出ずに
秋のリーグ以降初のファーストシリーズはスリーアンドアウト。
シーガルズディフェンスの強さを目の当たりにする。
逆に立命ディフェンス陣もシーガルズのオフェンスをパントへ。
しかしここで立命にいきなりビッグプレーが出る。
パントのスナップが逸れてシーガルズP#1大久保がボールを確保できず、
ようやくボールを確保した時には#56平井が襲い掛かっていた!
最初のビッグプレーが立命に飛び出し、敵陣24ydsからの攻撃となる。
 
-そして先制!!-
立命は1st Down 10でスペシャルプレーを持ってきた。
左にWRを3枚置いた体型から#18高田が#11木下へバックパス。
そこから#11木下は右に走り出た#18高田へパス!
高田が右サイドを走ってダウン更新。敵陣13ydsからの攻撃となるが、
1st Down10の攻撃は#6山田がジェットモーションをして#3齋藤のラン。
2nd Downでオプションから#39礒谷のランで5yds獲得。
3rd Downでは#23古川へなんと股下からのハンドオフでランを試みたがダウン更新には至らず。
しかし#22岸野が22ydsのFGをしっかりと決めて3-0。

何としても欲しかった先制点を相手のミスから奪い取った。
 
-さらに波に乗る!-
直後のキックオフリターンでもシーガルズRET#83清水にリターンさせず。

シーガルズ陣20ydsからの攻撃。
最初にオフサイドの反則をしてしまうが、1st Down5は#21今井が
WR#84前川にしっかりカバーに付いていてパス不成功。
次のプレーで#87脇田にパスを通されてダウン更新を許す。
しかし再び#56平井。アウトサイドから猛烈にラッシュし、
ハンドオフを受けた#20古谷にタックル!4yds後退させる。
直後のプレーでは#29米田へ右サイドのスクリーンパスが決まり大きくゲインをされてしまうが、
立命ディフェンス陣の勢いは凄かった。
1st Downでは#99八木が右からラッシュしあわやQBサックというようなラッシュをかける。
#47宮口もしっかりとターゲットをマークしてパスは不成功。そして2nd Down10。
ハンドオフを受けた#20古谷に#99八木がタックルしファンブルフォース!

そこを#34長田が抑えてターンオーバー!
立命ディフェンス陣にビッグプレーが連発する。
 
-高田の凄さ-
自陣40ydsからの攻撃となった立命。
ここで#18高田の上手さが発揮されることとなる。
1st Down相手DLのラッシュが早く、サックされそうになりながらもパスを上手く投げ捨て。
2nd Downで#39礒谷へのパス、続いて#18高田のスクランブルで大きくゲインしてダウン更新。
その後はシーガルズディフェンスの前に攻撃が出ず。
しかし#18高田は相手にタックルされながらもパスを投げ捨て。この2回の投げ捨ては本当に上手かった。
そしてここで#14鏑木のスーパーパントが飛び出した!
敵陣1ydsもないところでボールがストップ。一応#5西がボールには触れたが、
それも必要ないくらいのスーパーパントでシーガルズの攻撃ヘ。
 
-強烈ガルズディフェンス-
自陣1ydsから始めたシーガルズオフェンスをなんとかセーフティにしたかったが、
#98安東のパスでレッドゾーンを脱出されてセーフティならず。
その後も2回のダウン更新を許してしまうが、ここでシーガルズにアクシデントが発生する。
#18高橋が左の膝を傷めて退場。替わりに#16岩本が登場する。
#16岩本は登場後いきなりパスを試みるが失敗。パントとなる。
立命の攻撃は#39礒谷のランと#84河瀬へのパスでダウンを更新するも、結局パントへ。
ここからシーガルズの攻撃となり、試合は第2Qへと入って行く。
 
-ディフェンスのエアポケット-
第1Q残り12秒、シーガルズ自陣41ydsからの攻撃。
ここで立命ディフェンスはいつもの「エアポケット状態」に入ってしまう。
まずは#5進藤へのパスでダウン更新されるが、
次のプレーで#56平井がガルズQB#16岩本をロスタックル!

その後#20古谷のラン、#84前川へのパスもダウン更新のラインまでは届かせなかった。
しかしパント時にスナッパーにスナップ後1秒以内にタックルしてしまい反則。
パーソナルファイルでシーガルズに1st Downを献上してしまう。
これで立命ディフェンスの集中力が一時切れてしまう。
ここからシーガルズオフェンスが止まらなくなってしまった。
立命陣内17ydsからのシーガルズ攻撃は一転してパスへ。
#5進藤、#84前川へのパスで残り1ydsとされると、
#11堀江のスーパーキャッチが出て遂にTDを取られて逆転されてしまう。
 
-一閃!-
3-7とこの秋初めてリードを許した立命。
自陣27ydsから#96加藤へのタイミングパス、#18高田のスクランブルで自陣35ydsとすると、
この状況でRits-Gunがようやく放たれる。
#18高田はWRの位置からインサイドに走りこんできた#11木下へショートパス、
そこからは#50佐藤や#64尾本、#84河瀬の好ブロックに導かれて一気にエンドゾーンへ!
#11木下が65yds走りきる独走TD!
流石Rits-Gunの切り札木下!!
やられたらすぐにやり返す!
再び逆転して10-7と試合が大きく動き始める。
 
-二転三転-
#21今井の速い出足が#11堀江にリターンを全くさせず、シーガルズ自陣22ydsの攻撃。
ここからシーガルズもXリーグチャンピオンの意地を見せる。
まずは#20古谷の中央で8ydsゲインするが、
2nd Downで#34長田が狙い済ましたかのようにバックパスを受けた#20古谷をタックル!
Sky-Aの実況も「凄い!」の一言しか出ないほどのビッグプレーで8ydsのロス。
しかしここからTE#94鈴木への27ydsのパスを通されると、
立て続けに#11堀江・#84前川へのパスを許してしまうが
立命DB陣もシーガルズWRにランアフターキャッチを許さないように好タックルを連発。
致命傷になるようなビッグゲインは許さなかったが、
シーガルズのドライブ能力がこの時点では上回っていた。
#11堀江への15ydsのパスで残り10ydsとされると、#5進藤のランで2ydsゲイン。
そして最後は#16岩本のスクランブル。
しかも立命DBをジャンプで交わしてエンドゾーンへ。
ここでのTFPは失敗に終わったが、再びシーガルズにリードを許してしまう。
10-13とされるが、このTFP Kick失敗が後になってから
大きな尾を引く様になるとはこの時点で誰も知る由がなかった。
 
-あの#11堀江を完封-
この後の立命の攻撃は3アンドパント。
しかしこの日の立命のキックカバーチームはほぼ完璧だった。
シーガルズRET#11堀江に#10松室と#55山本が猛烈なラッシュ!
これまではあの#11堀江にまったくリターンを許していない。
その後のシリーズでも#11堀江を狙ったパスもDB陣がしっかりマーク。
相手のパスミスもあったが#13小路、#34長田のマークが光った。
シーガルズがパント時にキックキャッチインターフェアの反則を犯し、
立命のシリーズは自陣44ydsから。#7長谷川への7ydsのパスがHITするが、
2nd Downではシーガルズ#2古庄にビンゴされそうになったがパス失敗、
3rd DownではシーガルズDL#42阿部にパスをチップされ、パントへ。
時間を消費できないままシーガルズに攻撃権を渡してしまう。
 
-ディフェンス対決の序章-
しかし次のシーガルズの攻撃。
1st Downで#16岩本が放ったパスを#43太田が狙ってインターセプト!!
敵陣からの攻撃となるが、1st Downでシーガルズ#96矢谷にQBサックを食らってしまう。
その後#11木下へ11ydsのパスが決まるものの、結局はパントへ。
このパントも#11木下が5yds地点でキャッチできるほどのスーパーパント。
ってかパントをダイレクトキャッチする#11木下も速すぎるっ!
その後のシーガルズの攻撃は2回のランで前半終了。
立命は2002年シーズンで初めてリードを許して前半を折り返す。
しかしここまでの戦いは負けている雰囲気をまったく感じさせない、
むしろ後半戦に大きな期待を抱かせるものだった。
そしてこのお互いのディフェンスが踏ん張った前半最後4つのシリーズが、
第3Qのディフェンス対決の始まりを告げるものだった。
 
-後半はシーガルズのリターンから-
立命のキックオフをシーガルズRET#83清水がリターン。
それを#2安田が止めてシーガルズの攻撃。
シーガルズのQBはやはり#16岩本。#18高橋はまだ出られないほどの状態のようだ。
ここからのシーガルズの攻撃では2回のダウン更新を許すものの、
#34長田の絶妙なパスカットや素早いブリッツがパス失敗を誘い、パントで終了。
立命の後半最初のシリーズとなる。
まずは#39礒谷へ3ydsのパス、2nd Downのパスは失敗。
続く#84河瀬へのパスは4ydsのゲインでダウン更新ならず。
結局はパントになってしまったが、ここから立命は後半最初のモメンタムを掴む。
 
-まずは同点!-

続くシーガルズの1st Downで立命ディフェンスがビッグプレー。
パスを受けた#11堀江に#21今井が後ろから追い付いてタックル、
今井の左手はボールをしっかりと掴んでファンブルフォース!
そこを#90飾磨が抑えて二回目のファンブルリカバー!

敵陣49ydsからの攻撃が始まる。
最初のオプションピッチはロスゲイン。2nd Downではスクランブルから
#19冷水へのパス、そこから#19冷水がロングゲイン!
残り15ydsとするが、#18高田の右オープン・Sweepフェイクから左へのオプションキープ、
#19冷水へのパスは失敗でエンドゾーンには至らず。
ここで#22岸野の二本目、32ydsFGが決まってついに同点!

相手のミスを逃さずにしっかりと点に結びつけた立命オフェンス。
さらにシーガルズの2本目のTDのTFPが失敗したことがここで響いてきた。
 
-ディフェンス対決本章突入!-
ここからディフェンス対決が本格的にスタートする。まずは立命ディフェンス。
リバースピッチをほぼQBの真後ろで受けた#83清水を
外からラッシュした#90飾磨がタックルし8ydsもロスさせるビッグプレー!
さらに#16岩本が右へロールしながら投げたパスを#34長田がインターセプト!
アニマルディフェンスがビッグプレーを連発する。
しかしシーガルズディフェンスも負けてはいない。
思いきって仕掛けて来る立命のオフェンスを素早いフォローでゲインをさせず。
3回のパス失敗でパントへ追い込んだ。
 
-さらに熾烈になるディフェンス対決-
続いてのシーガルズの攻撃。
1st Down10でQB#16岩本がドロップバックしたところを#5西が外からブリッツしてQBサック!
その後アッサリとシーガルズオフェンスを3アンドパントに仕留める。
続く立命のオフェンスもシーガルズディフェンスの前にゲイン出来ず。
1st Down10で立命OB#59藤田のタックルに#32野本が捕まりロスゲイン。
その後もシーガルズディフェンスのラッシュが早く、いいパスが投げれず。
パントの蹴り合いに入ってしまう。
このパントでシーガルズRET#83清水に#26三宅を皮切りに
再び#10松室・#55山本が猛ラッシュ!
全くリターンさせない、むしろキャッチの地点より押し戻してシーガルズの攻撃ヘ。
ここからシーガルズオフェンスが意地のドライブを展開。
#16岩本は#4高橋にサックされながらももパス、そして#98安東もスーパーキャッチ。
さらには#5進藤のランでダウン更新して勢いに乗ると、
今度は3メンフロント守備を狙われて#36白木の右オフタックルでロングゲイン。
これはFS#34長田のタックルがなかったらエンドゾーンまで行かれていただろう。
立命陣内22ydsからの1st Down10となってしまう

-アニマルリッツの真価-
この苦しい状況でアニマルリッツの真価が発揮される。
まずは#94鈴木へのパスを#21今井が執拗なカバーで不成功へ。
そして2nd Downでは#58藤本がシーガルズOL#78田口と#20古谷をまとめてブロック!
次のランも4ydsに抑えてシーガルズの4th Field Goalへと移ったところで第4Qへ。

-なんとか凌いだ!-
シーガルズのKは#9喜田。先ほどのTFP Kickも外していたのだが...
ここの35ydsのField Goalはなんと左に逸れて失敗!!
立命はディフェンスの踏ん張りでシーガルズに追加点を与えなかった。
このFG失敗はこの後のゲーム展開に大きく影響をおよぼすことになる。

-ディフェンス対決・我慢の時は終了した-
続いての立命のシリーズもパントに抑えこまれる。依然としてディフェンス対決は続く。
しかし続くリターンでシーガルズRET#83清水がこの試合初めてと言っていいビッグリターン。
立命は自陣34ydsからの相手の攻撃という苦しい状況に立たされた。
後半、立命のFGからここまでは正直シーガルズに流れが移りかけていた。
しかしここで再び立命ディフェンスが奮起。
1st Down10では#11堀江へのパスを読んでいた#90飾磨がタックルしロスさせると、
続いて#56平井。#20古谷のダイレクトスナップからのランを横からタックル!
さらに3rd Down8の#11堀江へのパスを不成功にさせてパントへ追い込んだ。
この苦しい状況で相手にダウン更新もさせなかったディフェンス。
ここまで本当によく凌いだディフェンス。
この時、立命ディフェンスの「我慢の時間」は終了した。
そしてゲームは大きく動いて行くこととなる。

-怒涛の第4Q-
シーガルズのパントを#23古川がダイビングキャッチ。
これがなかったらボールは転々とエンドゾーンの方へ転がって行っていただろう。
それをダイビングキャッチで防いだ#23古川の好判断で自陣17ydsからの攻撃。
無敵のRit-Gunを誇る立命オフェンス陣にとって、
これまで13点に抑えられていたのはかなり悔しかっただろう。さらに
「ディフェンスがここまで踏ん張ってくれたからには今度は自分達が何とかしよう」、
という思いはここで最高潮に達していたはず。
その思いはRits-Gunの弾丸として装填された。
自陣17ydsからの1st Down10、#18高田がサックを受けながらも放ったパスは
いつもの高田のスパイラルではなかった。
ヨロヨロと回転したボールはそれでも#19冷水の胸の中へ。
シーガルズDB#21玉ノ井とクロスするような動きでパスを受け取った#19冷水は
40yds地点でもLB#43石山のタックルを絶妙に交わしそのままエンドゾーンへ!!
83ydsを一気に駆けて待望のTDで19-13!
その後のTFP Kickも#22岸野がきっちり決めて20-13とし、
この試合初めて1TD差、7点の差をつける。
 
-アニマルディフェンスの猛襲-
これで勢いを掴みかけた立命は次のプレーで試合を決めた。
Kick Offはアウトバウンズの反則。シーガルズは蹴り直しを選択。
しかしこれはシーガルズの間違いだった。
立命のカバーチームがシーガルズRET#11堀江のリターンを33yds地点で止めた!
#11堀江は#2安田の足に引っ掛かって転んだのだが、怒りを爆発させボールを叩きつけた。
立命カバーチームは35ydsからの攻撃をよりも若干ではあるが
遠い位置から攻撃を開始させることに成功。
そしてここまでじっと我慢し続けてきたアニマルディフェンスが
いよいよシーガルズオフェンスに襲いかかる時が来た。
シーガルズ自陣33ydsからの1st Down10、#16岩本は#11堀江へのパスを投げた。
しかし#11堀江の前に立ちはだかった#99八木がインターセプト!!
まさに「ここしかない」という位置で待ち構えていた。
NHKのアングルで見ると#99八木は完全に立命DLに隠れていた。
シーガルズQB#16岩本にとっては急に#99八木が現れた印象だったろう。
#99八木はそのまま左サイドを走り試合を決めるインターセプトリターンTD!
これで27-13と2本差!しかもディフェンスが取ったTDということで
アニマルリッツが再び力を取り戻した。
 
-さぁ、どんどん行こう-
続くキックオフでもシーガルズRET#83清水に#84河瀬と#21今井が襲いかかり、
オールXリーグ選出のリターナーに全くリターンを許さず。
シーガルズは自陣18ydsからの攻撃となる。
ここからシーガルズオフェンスは#18高橋をところどころで起用してきた。
その#18高橋は足の痛みを我慢ながらもパスを連続で通して立命陣内へ。
しかし立命ディフェンスも踏ん張りシーガルズの4th Downギャンブルへ。
ここで左にロールした#16岩本を#43太田がタックルしギャンブルは不成功!
ディフェンスが本当によく頑張ってシーガルズオフェンスを波に乗せない。
 
-さらに!-
次の立命の攻撃で#16椙田が登場。
自身のキープや#89栗山へのパスでダウン更新をする。
さらに#32野本へのスクリ−ンパスでは#32野本の力強いランが炸裂!
相手に当たられても負けない好ゲインをするが後が出ず。
結局はパントとなってしまったが、立命オフェンスがシーガルズディフェンスを押し始めた。
シーガルズの攻撃は自陣22ydsから。QBは#18高橋が登場。
#11堀江へのロングパスは失敗、続いて#84前川へのパスも
#2安田があわやインセプというカバー。そして3rd Down10。
ターゲットが見つからずに迷っているところを#56平井がタックルしファンブルフォース!
それを#92紀平が抑えて三度目のファンブルリカバー!
再びディフェンスにビッグプレーが飛び出した。
 
-ダメ押し!-
敵陣19ydsからの立命の攻撃。まずはQBは#16椙田が右へQBキープ。
そして2nd Down3ではQBを#18高田にスイッチし#32野本のラン。
そして残り10yds地点からの3rd Down1。誰もがダウン更新を狙うために#3齋藤のランだと思った。
しかし齋藤へのハンドオフはフェイク。
#18高田がブーツレッグの動きから#96加藤へダメ押しのTDパス!

TFPは外れてしまったがこれで33-13と20点差!!
 
-もう一発!-
そして次のキックオフリターンも完全に止めた立命カバーチーム。
シーガルズは自陣22ydsからの攻撃。
満身創痍の#18高橋が投げたパスを#21今井がインターセプト!
これで立命ディフェンス陣は4本目のインターセプト!
シーガルズオフェンスはもう立命ディフェンスの勢いを止められなくなっていた。
 
-さらに突き放す!-
敵陣28ydsからの攻撃。QBは再び#18高田。
#39礒谷・#32野本のランで進むものの、最初のDelay Of Gameでの罰退があり
ここではField Goalへ。42ydsのField Goalトライ。
これまで22yds、32ydsと10ydsづつ距離が長くなっているが、
K#22岸野にはそんなことは全く問題ではなかった。
ボールはグッと伸びてポールのド真ん中を通って42ydsのFG成功!
これで36-13とさらに突き放し、試合はいよいよ終幕を迎える。

-トドメのはこの人が-
残り1分4秒からシーガルズのラストドライブ。
ここはもちろん全部ロングパス。#84前川へ31ydsのパスがHITしたり、
立命ディフェンスのパスインターフェアの反則で大きくゲインを許したりするが、
その後は#4高橋や#21今井のあわやインターセプトというプレーで
シーガルズオフェンスを窮地へと追いやる。
そして残り5秒でこの人が決めてくれた!
副将#13小路がガルズWR#11堀江を上回るスピードで前へ出てインターセプト!

これでシーガルズに完全にトドメをさした。
 
-栄光の日本一へ-
立命側のスタンドからは「5!5!5!」とカウントダウンがスタート。
#18高田がニーダウンした瞬間、5秒から始まったカウントダウンはすぐにゼロへ!
これまで立命館の選手が誰も辿り着けなかったナショナルチャンピオンの栄冠を
遂に掴むことができた2002年度のPANTHERS!
優勝旗や盾が立命へ贈られる。
主将#39礒谷、続いて#13小路・#96加藤・#41北出の副将たち。
それから主務の貞方・MGRの塚本・#78池浪やTRの川崎が順に登場した。
そしてMVPとなるポール・ラッシュ杯はLB#99八木に贈られて表彰式が終了。
パンサーズの面々が一塁側応援席の前へ整列。
立命館大学校歌が東京ドームに轟いた後、古橋HCが宙へ舞った。

 
 
 
試合を
振り返って
PANTHERS日本一、本当におめでとう!!
本当に凄い試合だったし、今シーズン最高に興奮しました。
これもコーチ、選手、スタッフ全員の力が一つになった証明だと思います。
一人一人が日本一です!

今回は勿論ディフェンスからいきたいところですが、
ディフェンスはいろんなところで誉められているので、オフェンスから先に。
オフェンスにとっては正直苦しい戦いでした。
展望でも書きましたが、シーガルズのディフェンスは本当に強かったです。
まずはOL。かなり悔しい思いをしたかもしれませんね...
OLとしてはランプレーを出すことが出来なかったのは悔しかったかもしれません。
しかしあれだけの強いシーガルズのラッシュを相手に本当によくやりましたよ!
完全に止めることは出来なかったですが、
要所要所でパスプロがしっかり持っていましたよ。
凄かったのは#11木下のTDプレー。
#50佐藤と#64尾本のブロックがメチャクチャ効いてました!
(#50佐藤には展望で厳しいこと書いて本当にゴメンナサイ。ホント凄かったです。)
続いてQB#18高田。
やはり完調ではなかったようですが...マジで凄かった!
パスにランに本当に骨折明けだったのかというほどのパフォーマンスでした。
一番のプレーはやはり#19冷水へのTDパスでしょう。
パスとしてはそんなにいいものではなかったですが、
サックギリギリのラッシュを受けながら投げたのが凄かったです。
そしてスクランブルするタイミング、投げ捨ての判断などが良かったです。
観戦仲間のデリックさん
も書いてましたが、本当に投げ捨てが上手くなりましたね。
そして、やはりスクランブル能力は凄かった!
前半でみせたスクランブルは本当に素晴らしかったです。
完調ではなかったようなので、ある程度セーブしてたところもあるかもしれませんが、
このスクランブルはかなりの武器になりました。
次にRB陣。
やはりOLと同じで悔しい思いをしたのではないでしょうか。
ランがほとんど封じられてしまいましたからね。
それでも#39礒谷・#32野本ともに力強いランをみせていましたし、
ビッグゲインはなくともボディブローのように効いていたはず。
あのシーガルズディフェンス相手によくやりました。
#39礒谷・#32野本、これまで4年間本当にお疲れ様!
そしてWR陣。
まずは先制TDの#11木下。
あのTDプレーはマジで凄かった!あのランアフターキャッチはもの凄いです!
この観戦記で、木下のTDには何度も「一閃」という言葉を使っていましたが、
やはり彼にはその言葉が合います。
ビデオで気が付いたんですが、この日はRBの位置にも入っていましたね。
それだけ木下を使って準備したプレーが多かったということでしょう。
そして待望の追加点、2本目のTDを取った#19冷水!
あのTDプレーは新聞にも書かれていましたが、本当に執念のレシーブでした。
あそこからのランがまた素晴らしかった。
シーガルズ#43石山のタックルを上手いステップで交わしましたからね。
NHK教育の放送で河口さんが「オーロラビジョンで見てたかもしれませんね」
と言っていましたが、本当の所はどうだったんでしょうか?
そして第3Qのプレーでのランアフターキャッチも秀逸。
3人のタックルを受けたにも関わらず、バランスを崩さずにセカンドエフォートに行きました。
あれは凄いランでしたよ。
そしてTE#96加藤!ライスボウルでのTD、本当におめでとう!!
(注:ここから一部非常に個人的です)
2000年のUBC戦を見て、「こりゃ背もデカイし凄い選手だな」と惚れました(笑)
丁度僕がレプリカジャージを作ろうとしていた時期と重なり、
観戦仲間の間では#96を持っている方がいなかったので、
「じゃあ#96にしよう。そしたら2002年まで応援できるし」と思って作りました。
それが僕が今#96をつけて応援している理由です。
その#96加藤がライスボウルの大舞台でTDを挙げたのは本当に嬉しかったです。
去年の関学戦でも「何もできなかったのが悔しい」とコメントしていただけに、
ずっと大舞台での活躍を期待していました。
最後の最後でとうとう活躍できましたね。本当におめでとう!
 
オフェンスは今回そんなに進めなかったという印象があるでしょう。
オフェンス陣は悔しい思いをしているかもしれません。
ランがほとんど出なかったですし、自陣からドライブして取ったTDはゼロですから。
しかしそこで威力を発揮したのが一発TD。
普段の試合なら一発TDはあまり誉めないんですが、
この日のような試合展開では一発TDが試合に大きく影響してきますね。
そして作戦面では#11木下のTDプレーが凄かったですね。
sky-Aの放送でも解説されていましたが、
シーガルズディフェンスがゾーンからマンツーマンに変えた途端あのプレーコール。
しっかり準備されていたプレーでしたし、それを忠実に実行した選手も凄い!
本当に完璧なプレーでした。
 
そしてお待たせしました、ディフェンス陣にいきましょう!
まずはDL陣。今回は回生順に#58藤本から!
この日は本当に大暴れでしたね!
DLというとQBサックやスピードで目立ちますが、藤本はパワーで目立ちました。
特にOL#78田口とRB#20古谷をまとめてブロックしたプレーは物凄かったですよ!
あのプレーはビデオで見ましたが、本当に凄いパワーでした。
そして#56平井!この日はビッグプレーメーカーでしたね。
最初にシーガルズP#1大久保を猛襲したプレーから、動きが凄かったです。
外からのラッシュがバンバン決まっていましたし、
シーガルズのOTとTEでは#56平井を止めることは出来なかったですね。
驚いたのは第4Qの#20古谷のダイレクトスナップからのラン。
相手のOLを完全に倒してから#20古谷へ横からのタックル!
まさに突然現れたような印象を受けました。
そして第4QにはシーガルズQB#18高橋に襲いかかってファンブルフォース!
一回後ろに出たのに、そこから回りこんでのタックルでしたからね。
しかも完全に腕を狙って行ってますから、最高のプレーでした。
#56平井には個人的にMVPをあげたいですね。
去年から凄かったけど、2002年シーズンでさらに凄みをましましたね。
来年もDLの大黒柱、ホント頼みます!
そして#90飾磨もクイックネスを最大限に活かしてましたね。
ピッチを受けた#20古谷を狙った様にタックルしたプレーは鳥肌ものでした。
#92紀平もインサイドからのラッシュが強かった!
ファンブルリカバーもありましたし、本当に凄い動きしてました。
そして次にLB陣。
まずはポールラッシュ杯受賞の#99八木!
本当に凄い活躍でした!流石「99番の継承者」です。
第1Qのファンブルフォースから波に乗って、動きがキレまくってました!
そして何と言っても第4QのインターセプトリターンTD!
完全にシーガルズQB#16岩本からは見えていなかったでしょう。
NHK教育のビデオで確認したところ、#92紀平に隠れていましたね。
それにしてもあのプレーでの完璧な位置取り、そしてリターンTD。
ポールラッシュ杯受賞本当におめでとう!
次に#5西。この日はビッグプレーメーカーぶりを発揮!
QBサックも決めましたし、どんどん効果的なブリッツ入ってましたね。
そして#47宮口。2002年からスターターだったのに大成長!
持ち味の堅実なタックルが決まっていました。
第1Qの#29米田へのスクリーンパスに対してもしっかりマーク付いていましたね。
最後にシーガルズWR陣を封じた立命DB陣。
全員が本当に凄かったです!
まずは副将#13小路と#21今井の両CB。
あの#11堀江と#84前川をしっかりマークして仕事をさせませんでした。
2人ともマークの付き方が絶妙!
#13小路は#11堀江との争いに完全に勝っていましたね。
最後のインターセプトは#11堀江をスピードで完全に上回り、
#11堀江の前に出てのインターセプト!マジでNFLEL合格すると思います。
そして#21今井は#84前川にも完全に勝っていましたし、
あの#11堀江にもファンブルさせましたからね!
そのプレーも#11堀江を後ろから追いかけてファンブルフォースしたんですから、
どれだけ速いんだ!って感じです。
#43太田もビッグプレー出ましたね!
第2Qはシーガルズオフェンスにやられていたので、あのインターセプトは大きかった!
完全に読んでいたインターセプトでしたね。
第4Qにもシーガルズの4th Downギャンブルをしっかり止めましたし、
動きがめちゃくちゃ良かったです。
DBとしては後半からの出場になりましたが#2安田もいいマーク付いていました。
あわやインターセプトというプレーもありました。
そして3回生はまず#34長田から。
第1Qのファンブルリカバーから第3Qのインターセプトと絶好調!
この日1番のプレーは第2Qの#20古谷へのロスタックルでしょう。
アウトサイドからブリッツに入り、パスと見たらすぐに#20古谷へ方向転換。
8ydsもロスさせるビッグプレーでした。
個人的には#34長田もMVPの#99八木と遜色ない活躍でした。
そして#4高橋。他の選手と比べてビッグプレーがなかったのが残念でしたが、
それでもアウトサイドからのブリッツが効いていました。
第3QにはあわやQBサック、(#16岩本に上手く投げられてサックし損ねましたが)
第4Qには惜しくもインターセプトならずというプレーもありましたね。
 
この試合は立命ディフェンスの勝利と言われています。
あえてディフェンス合戦を挑んだ作戦が大当たりしましたね。
積極的にブリッツを入れる「超攻撃的ディフェンス」。
それこそ「アニマルリッツ」の異名を誇る立命ディフェンスの持ち味ですから、
ディフェンス陣が伸び伸びとプレーしていましたね。
DLの強力なラッシュ、LB&DB陣のアウトサイドからのブリッツ、
そしてWRへのマンツーマンのマークは完璧でしたね。
全員の動きがキレまくっていました。その結果がターンオーバー8つ。
シーガルズディフェンスの「GET THE BALL」のお株を奪いました。
相手のミスがあったのも事実ですが、ミスを誘発するのもディフェンスの力。
そしてここがディフェンスの隠れたポイントだと思うんですが、
「相手にビッグゲインさせない堅実なタックル」がありました。
インターセプトやファンブルリカバーばかり目立ってしまいますが、
この堅実なタックルこそがシーガルズを2TDに抑えた理由だと思います。
#11堀江をはじめとして、シーガルズの選手を一発で仕留めるタックル。
この日はタックルミスはほとんどありませんでした。
一発TDになりそうなプレーでもしっかりタックルして止めていましたからね。
逆にシーガルズディフェンスはたった1プレーのタックルミスで
#19冷水の勝ち越しTDを許してしまったわけですから、
どれだけ立命のディフェンスが堅実だったかが分かります。
ディフェンス陣には不必要な反則もありましたが、勝ったので問題なしです。
今回は厳しいことは書きませんよ。
 
そして次はシーガルズスペシャルチームを完封した立命スペシャルチーム。
まずはK#22岸野。この日3本のFG成功は大殊勲。
シーガルズK#9喜田がTFPとFGを1本づつ失敗。
結局この失敗がシーガルズにはボディブローのように効きましたね。
前半で13-10のまま終わったので立命には精神的余裕が生まれましたし、
第4Q最初のFG失敗も「追加点を与えなかった」という自信に変わりましたからね。
それに対して#22岸野は4回目のTFP Kickを外したものの、
それまでのFGは外さず、最後は42ydsのロングFGも決める活躍。
結局はキッキングの差が試合結果に繋がったということでしょう。
Kick Offの安定したKickもいつも通りでした。
P#14鏑木は苦しい試合展開になったので今回はかなりの登場になりましたね。
第1Qのスーパーパントは#5西が止めなくてもあの地点で止まっていたのでは?
その後も安定したパントを蹴っていましたね。
そしてこの日も大活躍のキックカバーチーム!
99年のライスボウルではシーガルズのキックオフリターンにやられました。
特に#11堀江にはかなりやられましたが、今回は違いました。
あの#11堀江にも、オールXリーグ選出リターナーの#83清水にも仕事をさせず。
かなり早いラッシュでリターナーを囲み、ほとんどリターンさせませんでした。
印象的だったのは第4Qの立命勝ち越し後のKick Off Returnです。
立命がKick Offのアウトバウンズの反則後、シーガルズが蹴り直しを選択。
しかし#11堀江のリターンを33yds地点で止めた時に#11堀江が怒りを爆発させ、
ボールを叩きつけましたね。
足が引っ掛かってリターンできなかった#11堀江の悔しさが現れていました。
#1吉川をはじめとして#21今井や#10松室に#55山本、
1回生ながら登場した#26三宅などカバーチームがメチャクチャ速かった!
そして前半最後のパントでパントカバーの時に#14鏑木の蹴ったボールを
5yds地点でダイレクトキャッチした#11木下。
パントをダイレクトキャッチするなんて初めて見ました(爆)
#14鏑木の滞空時間の長いパントのおかげもあるでしょうが、
どれだけ速いんだろう...マジでビビりました。
 
出場した全選手を挙げれなくて申し訳ありません。
でも、コーチ・選手・スタッフ全員に対して本当に「おめでとう」と言いたいですし、
みんなが日本一のチームの一員だと誉めてあげたいです。
2002年のPANTHERS、見ていて本当に楽しかったです。
特に今回のライスボウルは最後まで緊迫した戦いでした。
試合前、「今回ばかりは苦しい試合になるだろう。勝てるかどうか...」
と心の中では思っていました。
予想通りに今シーズンこれだけ接戦になったのは初めてでしたが、
前半を10-13で折り返した時には僕の気持が大きく変わっていました。
「負けてる」印象は全くなくて、むしろ「これなら勝てる」と希望を持てました。
正直、今シーズン最高に興奮した試合でした。
純粋にフットボールの面白さを感じた試合でしたし、一瞬たりとも
集中力を切らさずに試合に見入っていました。
2002年を振り返っての感想はいろいろ書きたいことばかりですが、
それはまた後日アップしようと思います。
 
とにかく本当におめでとうPANTHERS!
最高の試合、最高のシーズンをありがとう。
立命館大学PANTHERSは日本一のチームです!!
 
 

STARTING
MEMBER
Offence Deffence
TE 96 加藤 実 4 DE 56 平井 基之 3
LT 52 松葉 大樹 4 DT 92 紀平 充則 2
LG 68 笹田 勝治 4 DT 58 藤本 祐介 4
C 64 尾本 雅史 4 DE 90 飾磨 宗和 3
RG 77 前田 孝広 4 LB 99 八木 康太 3
RT 50 佐藤 徹弥 2 LB 47 宮口 祐介 3
SE 19 冷水 哲 3 LB 5 西 洋成 3
QB 18 高田 鉄男 3 CB 13 小路 浩之 4
RB 39 礒谷 幸始 4 SS 4 高橋 健太郎 3
RB 32 野本 国男 4 FS 34 長田 健 3
FL 11 木下 典明 2 CB 21 今井 善教 4
K 22 岸野 公彦 2 P 14 鏑木 宗平 3
関西学生アメリカンフットボール連盟HP。
公式記録はこちらで確認して下さい。
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